かえるの王様 3
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問題文
(おひめさまは、とうとうはらをたててしまいました。)
お姫さまは、とうとう腹を立ててしまいました。
(「なんてずうずうしいかえるなの。だめよ、だめよ!)
「なんてずうずうしいかえるなの。だめよ、だめよ!
(あっちへいってよ!」おひめさまは、べっどにはいあがろうとするかえるを)
あっちへ行ってよ!」お姫さまは、ベッドに這い上がろうとするかえるを
(かべにむかってなげつけました。)
壁に向かって投げつけました。
(かえるは、かべにぶつかってころがりました。)
かえるは、壁にぶつかって転がりました。
(そのとたん、かえるはりりしいおうじさまにかわっていました。)
そのとたん、かえるはりりしい王子様に変わっていました。
(「おひめさま、ありがとう。あなたのおかげでまじょのまほうがとけました!」)
「お姫さま、ありがとう。あなたのお陰で魔女の魔法がとけました!」
(とおうじさまはさけびました。)
と王子様は叫びました。
(「わたしは、とおいくにのおうじです。わるいまじょのまほうで、)
「私は、遠い国の王子です。悪い魔女の魔法で、
(もりのいずみの、かえるにされていたのです。」)
森の泉の、かえるにされていたのです。」
(やさしいめをしたおうじさまは、ほほえみながらいいました。)
優しい目をした王子様は、微笑みながら言いました。
(「だれよりもうつくしいおひめさま。あなただけが、わたしにかけられたまほうを)
「誰よりも美しいお姫さま。あなただけが、私にかけられた魔法を
(とくちからをもっていたのです。あなたは、みにくいかえるにされていたわたしと)
とく力を持っていたのです。あなたは、醜いかえるにされていた私と
(おともだちになってくださいました。おかげでまほうもとけたのです。)
お友達になってくださいました。おかげで魔法もとけたのです。
(ありがとう、ありがとう。」)
ありがとう、ありがとう。」
(おひめさまは、すっかりおどろいてしまって、くちもきけないほどでした。)
お姫さまは、すっかり驚いてしまって、口もきけないほどでした。
(おうさまはわけをきくと、かしこくてやさしいおうじさまがすっかりきにいってしまいました。)
王様はわけを聞くと、賢くて優しい王子様がすっかり気に入ってしまいました。
(「ひめや、そなたはおうじとけっこんするがいい。)
「姫や、そなたは王子と結婚するがいい。
(ふたりとも、きっとしあわせになるだろう。」とおうさまはいいました。)
二人とも、きっと幸せになるだろう。」と王様は言いました。
(おうじさまはおひめさまのてをとって、こういいました。)
王子様はお姫様の手を取って、こう言いました。
(「あしたのあさ、わたしをむかえにばしゃがきます。)
「明日の朝、私を迎えに馬車が来ます。
(いっしょにわたしのくにへいってくれますか。」)
一緒に私の国へ行ってくれますか。」
(おひめさまはほほえんで「はい、よろこんで!おうじさま。」とこたえました。)
お姫さまは微笑んで「はい、喜んで!王子様。」と答えました。
(つぎのあさ、おひさまがのぼるころ、にぎやかなうまのひづめのおとがしました。)
次の朝、お日様が昇る頃、にぎやかな馬のひづめの音がしました。
(はっとうのしろいうまにひかれたきんのばしゃが、はしってきたのです。)
八頭の白い馬にひかれた金の馬車が、走ってきたのです。
(うまはあたまにだちょうのはねかざりをつけて、きんのくさりでつながれていました。)
馬は頭にダチョウの羽飾りをつけて、金の鎖でつながれていました。
(おうじさまのけらいがむちをふっていました。)
王子様の家来が鞭をふっていました。
(きんのばしゃから、おうじさまのけらいがとびおりていいました。)
金の馬車から、王子様の家来が飛び降りて言いました。
(「おむかえにまいりました、おうじさま。まじょのまほうがとけて)
「お迎えにまいりました、王子様。魔女の魔法がとけて
(なんとうれしいことでしょう。さあ、おのりください。)
なんと嬉しいことでしょう。さあ、お乗りください。
(おうじさま、そしてうつくしいおひめさま。」)
王子様、そして美しいお姫さま。」
(このけらいも、おうじさまのまほうがとけるのを、ながいあいだまっていたのでした。)
この家来も、王子様の魔法がとけるのを、長い間まっていたのでした。
(おうじさまとおひめさまは、きらきらかがやくきんのばしゃにのりました。)
王子様とお姫さまは、きらきら輝く金の馬車に乗りました。
(ぴしっ!けらいがむちをふるとはっとうのしろいうまはかけだしました。)
ピシッ!家来が鞭をふると八頭の白い馬は駆け出しました。
(からから、からから、きんのばしゃはおうじさまのおしろへむかってはしっていきました。)
カラカラ、カラカラ、金の馬車は王子様のお城へ向かって走っていきました。