EXEC_SPHILIA/. 和訳

(わたしのこえがきこえるあなたによびかけるこのこえが)

私の聲が聴こえる？　貴方に呼びかけるこの聲が

(ええあなたのこえがきこえる)

ええ、貴方の聲が聴こえる

(わたしのうたがきこえる)

わたしの詩が聴こえる?

(あなたはわたしになにをもたらすの)

貴方は私に何をもたらすの?

(わたしはあなたにさらなるちからとかいらくをもたらす)

私は貴方に、更なる力と快楽をもたらす

(それはわたしにとってなにをいみするの)

それは私にとって、何を意味するの?

(いったいかんきょうぞんそしてせかいとのゆうごう)

一体感、共存　そして世界との融合

(それはわたしがわたしでなくなるためのへんか)

それは私が、私でなくなる為の変化

(だからあなたたちがわたしにとってなんなのかを)

だから、貴方達が私にとって何なのかを

(ためします)

試します

(ここへおいでかわいいことり)

『ここへおいで　可愛い小鳥、

(わたしのむねのうちのとりかごへ)

私の胸のうちの鳥かごへ』

(わたしのおもいのようすいにみたされ)

『私の想いの羊水に満たされ

(そのうたをきかせておくれ)

その謳を聴かせ

(あなたはこわいのね)

貴方は怖いのね

(そうわたしはこわい)

そう、私は怖い

(あなたはかなしいのね)

貴方は悲しいのね

(そうわたしはかなしい)

そう、私は悲しい

(わたしにはわかるわ)

私にはわかるわ

(わたしにはわかるわ)

私にはわかるわ

(あなたはわたしににている)

貴方は私に似ている

(あなたはきらいなのね)

貴方はきらいなのね

(そうわたしはきらい)

そう、私は嫌い

(あなたはからにとざされていたいのね)

貴方は殻に鎮されていたいのね

(そうわたしはからにとざされていたい)

そう、私は殻に鎮されていたい

(わたしにはわかるわ)

私にはわかるわ

(わたしにはわかるわ)

私にはわかるわ

(わたしはあなたににている)

私は貴方に似ている

(なぜそんなにもきずついてしまったの)

何故そんなにも傷ついてしまったの?

(やわらかなはねをちらしつめたいあめにうたれて)

やわらかな羽を散らし　冷たい雨に打たれて

(やさしいかぜをわすれてしまったのね)

優しい風を忘れてしまったのね

(せかいにうらぎられ)

世界に裏切られ

(きえないきずあとをおって)

消えない傷痕を負って

(うつくしいうたをわすれてしまったのね)

美しい詩を忘れてしまったのね

(このこえをきいてうたはうそをつかない)

この聲を聴いて　詩は嘘をつかない

(わたしはただあなたをしる)

私はただ貴方を知る

(きれいなあなたもみにくいあなたもすべて)

綺麗な貴方も醜い貴方も全て

(ただありのままのあなたをわたしにおしえて)

ただありのままの貴方を私に教えて

(わたしはただひらかれてある)

『私はただ開かれてある』

(うたはただひらかれてある)

『詩はただ開かれてある』

(なぜこんなにかなしいのだろう)

何故こんなに悲しいのだろう

(とりかごのなかはねをきられとざされて)

鳥籠の中　羽根を切られ鎮ざされて

(やさしいおやどりのうでなどはじめからなかった)

優しい親鳥の腕など初めからなかった

(せかいにうらぎられ)

世界に裏切られ

(けせないつみをおかして)

消せない罪を犯して

(うつくしいうたなどとうになくした)

美しい詩などとうになくした

(このこえをきいてうたはうそをつかない)

この聲を聴いて　詩は嘘をつかない

(あなたはただわたしをしる)

貴方はただ私を知る

(おびえるわたしもいかれるわたしも)

怯える私も怒れる私も

(ありのままのわたし)

ありのままの私、

(すべてをうらみにくむわたしさえも)

全てを怨み憎む私さえも

(あなたのこえをきかせて)

貴方の聲を聴かせて

(しんじつのあなた)

真実の貴方、

(かたいからにまもられたきずつきやすくむくのこころ)

硬い殻に護られた傷つき易く無垢の心

(それでもせかいをあいすることをやめられないあなたさえも)

それでも世界を愛することを止められない貴方さえも

(ただありのままをわたしにつたえて)

ただありのままを私に伝えて