SCP-444-JP その2
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問題文
(ほい2??ねん??がつ??にち)
補遺2:??年??月??日、
(scp444jpをはっけんしたきどうたいいんがぎょうむちゅうとつじょ)
SCP-444-JPを発見した機動隊員が業務中突如
(ひいろのとりよいまだたたぬ)
「緋色の鳥よ 未だ発たぬ」
(と8どにわたってつぶやきながられんぞくしてはっぽうしました)
と8度に渡って呟きながら連続して発砲しました。
(このはっぽうじけんにより4めいがしぼうし2めいがじゅうしょうをおいました)
この発砲事件により4名が死亡し2名が重傷を負いました。
(どうきどうたいいんはscp444jpのえいきょうよりだっして5かげつかん)
同機動隊員はSCP-444-JPの影響より脱して5ヶ月間、
(もんだいなくぎょうむをすいこうしており)
問題なく業務を遂行しており、
(じけんはっせいまではていきてきにおこなわれるせいしんかんていにおいても)
事件発生までは定期的に行われる精神鑑定に於いても
(いじょうはみとめられていませんでした)
異常は認められていませんでした。
(こうそくごじんもんをおこなったところいちじるしいちせいのたいこうと、)
拘束後尋問を行った所、著しい知性の退行と、
(じゅうどのきょうはくせいしょうがいのけいこうがみとめられました)
重度の強迫性障害の傾向が認められました。
(どうじにしょりされたはずのきおくが)
同時に、処理されたはずの記憶が
(かんぜんにふくげんされていることがかくにんされました)
完全に復元されていることが確認されました。
(これらのちょうこうがじぜんにはいっさいみられなかったことから)
これらの徴候が事前には一切見られなかったことから、
(ちせいのたいこうときょうはくせいしょうがいはとつじょふくげんされたきおくによって)
知性の退行と強迫性障害は、突如復元された記憶によって
(きゅうそくにしんこうしたものとおもわれます)
急速に進行したものと思われます。
(げんざいじけんとscp444jpのかんれんがちょうさされています)
現在、事件とSCP-444-JPの関連が調査されています。
(ほい3ぼうどうがおきたおれたちはじっけんをやりすぎた)
補い3:暴動が起きた。おれたちは実験をやりすぎた。
(やつはこえかくだいしscp444jpを)
奴は肥え、拡大し、SCP-444-JPを
(ただしっていただけだったれんちゅうもしはいした)
”ただ知っていた”だけだった連中も支配した。
(ひとをくうひとのこころをくうことばやもじこえはやつにとってかり)
人を食う。人の心を食う。言葉や文字、声は奴にとって狩り
(えさをのせるしょっきだったんだなにもしらずにおれ)
エサを乗せる食器だったんだ。何も知らずにおれ
(やりすぎたやつはせいちょうしかくだいしおれたちのちにまじり)
やりすぎた。奴は成長し、拡大し、おれたちの血に混
(んだおれたちぜんいんのちにだぜんいんむさぼられた)
んだ。おれたち全員の血にだ。全員むさぼられた。
(57かいもきおくしょりそうちをあたまにぶちこんでなんとかいきてる)
57回も記憶処理装置を頭にぶち込んで何とか生きてる。
(やつはわすれることをゆるさないもうみんなしんださいと8141はふう)
奴は忘れることをゆるさない。もう皆死んだ。サイト8141は封
(さしたやつをこれいじょうせいちょうさせないためにおれもし)
鎖した。奴をこれ以上成長させないために、おれも死
(しるなそれだけでやつにねらわれる)
知るな。それだけで奴にねらわれる。
(にえさをやるなやつをあのげんやにとじこめつづけろ)
にエサをやるな、奴をあの原野に閉じ込め続けろ
(えさをやるな)
エサをやるな
(しるな)
知るな
(とじこめろ)
閉じこめろ
(scp444jpひけんしゃもとひけんしゃそれらのてによってさつがいされたもの)
SCP-444-JP被験者、元被験者、それらの手によって殺害された者、
(これらじんぶつのけつえきがふちゃくしたかみばいたいはすべて)
これら人物の血液が付着した紙媒体は全て、
(じょうきのほうこくしょをふくめscp444jp1へとぶんるいされています)
上記の報告書を含めSCP-444-JP-1へと分類されています。
(すべてのscp444jp1は)
全てのSCP-444-JP-1は
(さいと8141をほうきせざるをえないじれいのはっせいご)
サイト-8141を放棄せざるを得ない事例の発生後、
(せくたー8137のちか130mにあるとくべつしゅうようかぷせるないにかくのうされました)
セクター8137の地下130mにある特別収容カプセル内に格納されました。
(これらのいそうしゅうようにかかわったあらゆるじんいんにたいして)
これらの移送、収容に関わったあらゆる人員に対して
(scp444jpのじょうほうはふせられ)
SCP-444-JPの情報は伏せられ、
(ほんぺーじへのあくせすはくりあらんすれべる5のしょくいんであっても)
本ページへのアクセスはクリアランスレベル5の職員であっても
(せいげんされることとなりました)
制限されることとなりました。
(じょうほうのきみつせいのゆうせん)
情報の機密性の優先、
(そしてぶんるいじたいのむいみさからおぶじぇくとくらすはわりあてられていません)
そして分類自体の無意味さからオブジェクトクラスは割り当てられていません。
(これがsafeであろうがeuclidであろうがketerであろうが、)
これがSafeであろうがEuclidであろうがKeterであろうが、
(わたしたちがなすべきことはなにひとつかわりません)
私達が為すべきことは何一つ変わりません。
(さいと8141のなんばーはほかのしせつへとひきつがれ)
サイト-8141のナンバーは他の施設へと引き継がれ、
(じょうきのじしょうはざいだんしょくいんにたいする)
上記の事象は財団職員に対する
(だいきぼなきおくしょりもふくめててっていてきにいんぺいされました)
大規模な記憶処理も含めて徹底的に隠蔽されました。
(さらにscp444jpにかんするあらゆるじょうほうはかんぜんにはかいされています)
更にSCP-444-JPに関するあらゆる情報は完全に破壊されています。
(わたしがそれをじっこうするただひとりのしょくいんでした)
私が、それを実行するただ一人の職員でした。
(これをかいているとき)
これを書いている時、
(scp444jpをしるのはこのせかいでただひとりであり)
SCP-444-JPを知るのはこの世界でただ一人であり、
(まもなくただのぜろにんとなるでしょう)
間も無くただの零人となるでしょう。
(そうして、scp444jpにかんするものは)
そうして、SCP-444-JPに関するものは、
(ほんぺーじときんきゅうたいしょぷろとこるふんしょの)
本ページと緊急対処プロトコル"焚書"の、
(こころをもたないふたつのしすてむだけとなるのです)
心を持たない二つのシステムだけとなるのです。
(それでまにあったとわたしはおもいたい)
それで間に合った、と私は思いたい。
(しかしこのきろくがえつらんされているということは)
しかしこの記録が閲覧されているということは、
(すでにすべてがておくれなのでしょう)
既に全てが手遅れなのでしょう。
(わたしたちはscp444jpがさいしゅうてきにひきおこすじしょうを)
私達はSCP-444-JPが最終的に引き起こす事象を
(はあくすることができませんでした)
把握することが出来ませんでした。
(だからあなたたちがどのようにおいつめられているのか)
だからあなた達がどのように追い詰められているのか、
(それにたいしてゆうこうなほうほうをしめせないかもしれません)
それに対して有効な方法を示せないかもしれません。
(ただひとつぜったいてきにたしかなことがあります)
ただ、一つ絶対的に確かなことがあります。
(それはやつがにんしきのとりであるということです)
それは奴が『認識の鳥』であるということです。
(やつはすでにかんぜんにかっせいかしたかじったいかしたのでしょう)
奴は既に完全に活性化したか実体化したのでしょう。
(わたしたちはあなたたちはておくれなのでしょう)
私達は、あなた達は、手遅れなのでしょう。
(じょうきのじしょうですでにやつはじゅうぶんにかくだいしてしまっていたということなのでしょう)
上記の事象で既に奴は十分に拡大してしまっていた、ということなのでしょう。
(しかしておくれならばておくれなりにうつてはあるはずです)
しかし、手遅れならば手遅れなりに打つ手はあるはずです。
(すくなくとも、)
少なくとも、
(あなたはやつがまだちいさかったころのげんぽんのうつしをてにいれたのですから)
あなたは奴がまだ小さかった頃の原本の写しを手に入れたのですから。
(もうにどとしっぱいをくりかえさないでください)
もう二度と、失敗を繰り返さないでください。
(scp444jpにかんしてはだれもがしっぱいしてきました)
SCP-444-JPに関しては、誰もが失敗してきました。[削除済]