蒼葬
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歌詞(問題文)
(てをのばしくうをきるつめ)
手を伸ばし 空(くう)を切る爪
(めにうつるいろをうたがう)
目に映る 色を疑う
(やみにまうきいろいかみに)
闇に舞う 黄色い紙に
(ちのいろのはなのもじさく)
血の色の花の呪詛(もじ)咲く
(なげくこえはけもののこえで)
嘆く声は 獣の声で
(すがるてはきずをあたえて)
縋る手は 傷を与えて
(きみのめはきょうふでみちて)
君の目は 恐怖で満ちて
(ふしぎにもきれいにみえた)
不思議にも 奇麗に見えた
(やがてかすみがかるせかいにも)
やがて霞がかる世界にも
(ただひとつだけいろあざやかに)
唯一つだけ色鮮やかに
(きみがはなつそのいきづかいは)
君が放つその息遣いは
(じごくへといざなうゆうがとう)
地獄へと誘(いざな)う誘蛾灯
(うなれてんにそむきまいおどれ)
唸れ 天に背き舞い踊れ
(きしむからだふるうしゅらのとき)
軋む 体振るう修羅の時
(あおくひばなちらしてにかける)
蒼く 火花散らし手にかける
(あかくそらにえがくきみのはな)
紅く 空に描く君の花
(ふかいやみはぼくらをかくし)
深い闇は 僕らを隠し
(きみのこえはもうとどかない)
君の声は もう届かない
(しろいはだののどもとめがけ)
白い肌の 喉元めがけ
(くちづけるようにきばつきたてた)
口付けるように 牙突き立てた
(すするそれはかんびなみつで)
啜るそれは 甘美な蜜で
(あえぐこえはごくじょうのねで)
喘ぐ声は 極上の音(ね)で
(きみのめはいろをうしない)
君の目は 色を失い
(ぼくとおなじしのいろやどる)
僕と同じ 死の色宿る
(せつなわれにかえりめをむけた)
刹那我に返り目をむけた
(ぼくのてはちしおにぬれていた)
僕の手は血潮に濡れていた
(きみがはなつさいごのことばは)
君が放つ最後の言葉は
(とわのじごくへとつきおとした)
永久(とわ)の地獄へと突き落とした
(さけべてんにむかいかれるまで)
叫べ 天に向かい枯れるまで
(かみにそむきしわがけがれたて)
神に 背きし我が汚(けが)れた手
(ゆらぐやみのふちにといかける)
揺らぐ 闇の淵に問いかける
(おくへといざなうはけものみち)
奥へと誘(いざな)うは 獣道
(さけべあさをつげるとりたちよ)
叫べ 朝を告げる鳥達よ
(しゅうえんいろどるさいごのうたよ)
終焉彩る最期の歌よ
(はなつひかりあびまぶたとじる)
放つ光浴び 瞼閉じる
(すべてやきつくすあさのひかり)
全て焼き尽くす 朝の光