其れは独り辺に舞ふ
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歌詞(問題文)
(ゆるりゆるりあゆむように)
ゆるりゆるり 歩む様に
(おいすがるむらくも)
追い縋る群雲
(からりからりはしゃぎたてる)
からりからり 燥(はしゃ)ぎ立てる
(がらくたのみなしご)
ガラクタの孤児(みなしご)
(すみぞめのよいろどりのあさ)
墨染めの夜(よ) 彩りの朝
(はおりつぐうつせみ)
羽織り継ぐ現蝉(うつせみ)
(たおやかなしぐれすぼむだいちを)
嫋(たお)やかな時雨 窄(すぼ)む大地を
(しずかになでおろす)
静かに撫で下ろす
(あしのせにたゆたう)
葦の瀬に揺蕩(たゆた)う
(かれたなゆたのつね)
嗄(か)れた那由多の常
(ひとりとがのほにまいてはなつ)
独り 咎の穂に舞いて 放つ
(あだなくちるたむけにささやく)
仇無く散る手向けに囁く
(はるかそらがあふれるそのかなたに)
遥か空が溢れる 其の彼方に
(ゆびさきあわせうでをさらう)
指先合わせ 腕を攫う
(かげろうのなびくもとへ)
陽炎の靡く元へ
(はるかうみがわきたつそのかなたに)
遥か海が沸き立つ 其の彼方に
(いちなるせんのらせんえがく)
壱なる千の 螺旋描く
(あさやけのさめるばしょへ)
朝焼けの覚める場所へ
(あだなくちるたむけにささやく)
仇無く散る手向けに囁く
(おかえり)
おかえり
(あいぜんとたたずむひさかたをみつめる)
靄然(あいぜん)と佇む 久方を見詰る
(さあ)
さあ
(したうほむらかいじんをまいおどらせる)
慕う火群(ほむら) 灰燼(かいじん)を舞い躍らせる
(あでやかにかなでるあらはにはこぶうたよ)
艶やかに奏でる 頸露(あらはに)運ぶ謡よ
(はるかそらがうずまくこのかなたに)
遥か空が渦巻く 此の彼方に
(ほつれたれんにとばりおろす)
解(ほつ)れた連に帳(とばり)降ろす
(かくえんとゆらぐつきよ)
赫焉(かくえん)と揺らぐ月よ
(やがてかえるるてんのしがあるなら)
やがて還る 流転の始が在るなら
(いぎをあたえておりなすまで)
意義を与えて 織り成す迄
(まなかいをこえていのるただ)
目交いを越えて祈る 唯
(おぼろにおどるあまたのかげにあおぐ)
朧に踊る 数多の影に扇ぐ
(あめつちをわりへだてるものをわすれ)
天地(あめつち)を割り 隔てる物を忘れ
(さあ)
さあ
(ほつれたれんにとばりおろす)
解れた連に帳降ろす
(かくえんとゆらぐつきよ)
赫焉(かくえん)と揺らぐ月よ
(はるかそらがあふれるそのかなたに)
遥か空が溢れる 其の彼方に
(ゆびさきあわせうでをさらう)
指先合わせ 腕を攫う
(かげろうのなびくもとへ)
陽炎の靡く元へ
(かえりなさいうまれるそのすがたに)
還りなさい 産まれる其の姿に
(いちなるせんのらせんえがく)
壱なる千の 螺旋描く
(あさやけのさめるばしょへ)
朝焼けの覚める場所へ
(あだなくちるたむけにささやくつつまう)
仇無く散る 手向けに囁く 包まう
(おかえり)
おかえり
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