Baroque

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プレイ回数152難易度(4.8) 2027打 歌詞 長文モード可
楽曲情報 BAROQUE  Sound Horizon  作詞REVO  作曲REVO
Sound HorizonのBaroqueのタイピングです。
※このタイピングは「BAROQUE」の歌詞の一部または全部を使用していますが、歌詞の正しさを保証するものではありません。

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歌詞(問題文)

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(「かのじょこそわたしのえりすなのだろうか」)

「彼女こそ私のエリスなのだろうか」

(しゅよ、わたしはひとをあやめました。このてでたいせつなひとをあやめました。)

主よ、私は人間を殺めました。この手で大切な女性を殺めました。

(おもえばわたしは、おさないじぶんよりひどくおくびょうなせいかくでした。)

思えば私は、幼い時分より酷く臆病な性格でした。

(たにんというものが、なんだかとてもおそろしくみえたのです。)

他人というものが、何だかとても恐ろしく見えたのです。

(わたしがにんしきしているせかいと、たにんがにんしきしているせかい。)

私が認識している世界と、他人が認識している世界。

(わたしがかんじているかんかくと、たにんがかんじているかんかく。)

私が感じている感覚と、他人が感じている感覚。

(「ちがう」ということは、わたしにとってたえがたいきょうふでした。)

「違う」ということは、私にとって耐えがたい恐怖でした。

(それがいずれ「きょぜつ」につながるということを、)

それがいずれ「拒絶」に繋がるということを、

(むいしきのうちにしっていたからです。)

無意識の内に知っていたからです。

(たのしそうなかいわのわにさえ、くわわることはおそろしくおもえました。)

楽しそうな会話の輪にさえ、加わることは恐ろしく思えました。

(わたしにはわからなかったのです、たにんにあわせるためのわらいかたが。)

私には判らなかったのです、他人に合わせる為の笑い方が。

(いっそくうきになれたらすてきなのにと、いつもくちをとざしていました。)

いっそ空気になれたら素敵なのにと、いつも口を閉ざしていました。

(そんなわたしにはじめてこえをかけてくれたのが、かのじょだったのです。)

そんな私に初めて声をかけてくれたのが、彼女だったのです。

(うつくしいひとでした、やさしいひとでした。)

美しい少女でした、やさしい少女でした。

(つきのようにやわらかなほほえみが、いんしょうてきなひとでした。)

月のように柔らかな微笑みが、印象的な少女でした。

(さいしょこそとまどいはしましたが、わたしはすぐにかのじょがすきになりました。)

最初こそ戸惑いはしましたが、私はすぐに彼女が好きになりました。

(わたしはかのじょとのながいまじわりのなかから、おおくをまなびました。)

私は彼女との長い交わりの中から、多くを学びました。

(「ちがう」ということは「こせい」であり、)

「違う」ということは「個性」であり、

(「たにん」というそんざいを「みとめる」ということ)

「他人」という存在を「認める」ということ。

(たいせつなのは「どういつであること」ではなく、)

大切なのは「同一であること」ではなく、

(おたがいを「りかいしあうこと」なのだと。)

お互いを「理解しあうこと」なのだと。

(しかし、あるいってんにおいて、わたしとかのじょは「ちがいすぎて」いたのです。)

しかし、ある一点において、私と彼女は「違いすぎて」いたのです。

(くるおしいあいよくのほのおが、みをやくくるしみをしりました。)

狂おしい愛欲の焔が、身を焼く苦しみを知りました。

(もうじぶんではどうすることもできないほど、)

もう自分ではどうすることもできないほど、

(わたしは「かのじょをあいしてしまっていた」のです。)

私は「彼女を愛してしまっていた」のです。

(わたしはゆうきをふりしぼり、おもいのすべてをこくはくしました。)

私は勇気を振り絞り、想いの全てを告白しました。

(しかし、わたしのおもいはかのじょに「きょぜつ」されてしまいました。)

しかし、私の想いは彼女に「拒絶」されてしまいました。

(そのときのかのじょのことばは、とてもかなしいものでした。)

その時の彼女の言葉は、とても哀しいものでした。

(そのけっていてきな「ちがい」はとうてい「わかりあえない」としりました。)

その決定的な「違い」は到底「解り合えない」と知りました。

(そこからさきのきおくは、ふしぎときゃっかんてきなものでした。)

そこから先の記憶は、不思議と客観的なものでした。

(なきながらにげてゆくかのじょを、わたしがおいかけていました。)

泣きながら逃げてゆく彼女を、私が追いかけていました。

(もつれあうようにいしだたみをころがる、baroqueのおとめたち。)

縺れ合うように石畳を転がる、baroqueの乙女達。

(あいをのろいながら、いしだんをころがりおちてゆきました。)

愛を呪いながら、石段を転がり落ちてゆきました。

(このいびつなこころは、このいびつなかいがらは、わたしのあかいしんじゅは、ゆがんでいるのでしょうか?)

この歪な心は、この歪な貝殻は、私の紅い真珠は、歪んでいるのでしょうか?

(だれもゆるしがほしくてこくはくしているわけではないのです。)

誰も赦しが欲しくて告白している訳ではないのです。

(このつみこそが、わたしとかのじょをつなぐきずななのですから。)

この罪こそが、私と彼女を繋ぐ絆なのですから。

(このつみだけは、かみにさえもゆるさせはしない。)

この罪だけは、神にさえも赦させはしない。

(「ならばわたしがゆるそう」)

「ならば私が赦そう」

(はげしいらいめい)

激しい雷鳴

(うかびあがるひとかげ)

浮かび上がる人影

(いつのまにかさいだんには)

いつの間にか祭壇には

(「かめんのおとこ」がたっていた)

「仮面の男」が立っていた

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