スターチャート

(よるがあけるまえにもっともっときかせて)

夜が明ける前にもっともっと聴かせて

(ゆれるまちからぬけだそうてのひらさいずのそらをてに)

揺れる街から抜け出そう　手のひらサイズの空を手に

(かなでるしらべはいまぼくだけのこもりうた)

奏でる調べは今ぼくだけの子守唄

(きえないようにぼくはねがうきえないよってきみはわらう)

消えないようにぼくは願う　消えないよってきみは笑う

(たしかめたくてのばしたてがむくわれたそのままで)

確かめたくて伸ばした手が報われた　そのままで

(よるがあけるまえにすこしでもとおくまでいけたら)

夜が明ける前に少しでも遠くまで行けたら

(ゆめがさめるまえにもっともっときかせて)

夢が覚める前にもっともっと聴かせて

(なまえのないこのこころになまえをつけてくれたひと)

名前のないこのココロに名前をつけてくれた人

(ほしのないこのそらからひかりをくれたひと)

星のないこの空からヒカリをくれた人

(なにかたりなくてなにがたりなくてぼくはいったいだれだろう)

なにか足りなくてなにが足りなくてぼくは一体だれだろう

(ほしがまわるとぼくもまわるからかわりつづけてゆくのだろう)

星が回るとぼくも回るから変わり続けてゆくのだろう

(きえないようにぼくはねがうきえないようにきみといのる)

消えないようにぼくは願う　消えないようにきみと祈る

(それさえもほらきえそうでのばしたては)

それさえもほら消えそうで伸ばした手は

(きえてしまうとしるぼくはきえてしまうとしるきみと)

消えてしまうと知るぼくは　消えてしまうと知るきみと

(しらないふりしたうそつきだひがしをせににげだそう)

知らないフリしたウソツキだ　東を背に逃げ出そう

(はやくよるがあけるまえにすこしでもとおくまでいけたら)

早く夜が明ける前に少しでも遠くまで行けたら

(ゆめがさめるまえにもっともっと)

夢が覚める前にもっともっと

(ないてしまうとおもったんだうちあけばなしのひみつに)

泣いてしまうと思ったんだ　打ち明け話のヒミツに

(きみのえがくうたをずっとずっときかせて)

きみの描くウタをずっとずっと聴かせて

(きかせてよ)

聴かせてよ