夏空花火

(そらうちあがるあいいろのはなびあじさいきみおもいとかしていく)

空うち上がる　藍色の花火　紫陽花　君想い　溶かしていく

(きせつうつろいこころはゆられるあいにそめられてくこいもよう)

季節移ろい　心は揺られる　藍に染められてく恋模様

(なつぞらそそぐひざしたいようがてらしてくうだるようなあつさためいきこぼれる)

夏空　注ぐ陽射し　太陽が照らしてく　うだるような暑さ　ため息こぼれる

(ことしのなつこそはおもいでつくるんだ！っていきごみとかされていく)

今年の夏こそは　思いで作るんだ！って　意気込み溶かされていく

(そんなあるひきみとであうささいなきっかけと)

そんなある日　君と出会う　些細なきっかけと

(まぶしすぎるえがおをつれてねつがましていく)

眩しすぎる笑顔を連れて　熱が増していく

(そらうちあがるまきいろのはなびひまわりきみおもいせのびしてる)

空打ち上がる　真黄色の花火　向日葵　君想い　背伸びしてる

(きせつうつろいこころはゆられるきみにそめられてくこいもよう)

季節移ろい　心は揺られる　君に染められてく恋模様

(すなはまにきざみこんだわたしときみのなまえいたずらみたいになみがさらっていく)

砂浜に刻み込んだ　私と君の名前　悪戯みたいに波がさらっていく

(そのたびかきなおしてきみのことおもいだしてきもちはまたつのってく)

その度書き直して　君の事思い出して　気持ちはまた募ってく

(ふいにうかぶほかのひととならきみはしあわせと)

不意に浮かぶ　他の人となら君は幸せと

(むねをはっていえるのかななんてこのかんじょうなみにながす)

胸を張って言えるのかな　なんて　この感情　波に流す

(そらうちあがるべにいろのはなびすいれんきみおもいうかべていく)

空打ち上がる紅色の花火　睡蓮　君想い浮かべていく

(きせつうつろいこころはゆられるゆめにそめられてくこいもよう)

季節移ろい　心は揺られる　夢に染められてく　恋模様

(ほめことばきたいしてえらんだゆかたははなびらなつもようきれいかな？)

褒め言葉　期待して選んだ　浴衣は　花びら　夏模様　綺麗かな？

(はじけておちるせんこうはなびしずかになつのおわりしめしてる)

弾けて落ちる　線香花火　静かに夏の終わり示してる

(じかんはめぐりまたなつがくるひびくはなびのおととともに)

時間は巡り　また夏がくる　響く花火の音と共に

(そらうちあがるにじいろのはなびはなびらきみおもいまいちってる)

空打ち上がる　虹色の花火　花びら　君想い舞い散ってる

(きせつうつろいこころはゆられるあおにそめられてるなつもよう)

季節移ろい　心は揺られる　青に染められてる　夏模様

(あきふゆこえてはる、めぶきだしまたきこえてくるなつのこどう)

秋冬越えて　春、芽吹きだし　また聞こえてくる夏の鼓動