みかんハート

(ひとをすきになるこわさとしあわせをしって)

人を好きになる怖さと幸せを知って

(みたことのないじぶんとはじめてであった)

見たことのない自分と初めて出会った

(わたしをわらわせるのがあなたならばわたしをきずつけるのも)

私を笑わせるのがあなたならば私を傷つけるのも

(すべてがあなたできょうもひがおちてくのでした)

すべてがあなたで今日も陽が落ちてくのでした

(ああいとしのひとのいつもとなりにはちがうだれかがいて)

ああ愛しの人のいつも隣には違う誰かがいて

(あのひあのときにうちあけてればこんなにくるしむこともなく)

あの日あの時に打ち明けてればこんなに苦しむこともなく

(ないてないてもなきさけんでも)

泣いて泣いても泣き叫んでも

(かなうはずのないこいだから)

かなうはずのない恋だから

(なんどもやめよういいきかせても)

何度もやめよう言い聞かせても

(おもいはますばかり)

想いは増すばかり

(だれかすきになりきもちかくしてみをひいて)

誰か好きになり気持ち隠して身を引いて

(わすれようとしたけどやっぱだめだった)

忘れようとしたけどやっぱダメだった

(あなたのことばにおどらされてよろこぶじぶんがばかみたいで)

あなたの言葉に踊らされて喜ぶ自分がばかみたいで

(ほんとのじぶんをじょじょにうしなってくのでした)

ほんとの自分を徐々に失ってくのでした

(ああいつもどこかに)

ああいつもどこかに

(あなたのすがたやかげをさがしている)

あなたの姿や影を探している

(あのひあのときにであわなければ)

あの日あの時に出会わなければ

(こんなにくるしむこともなく)

こんなに苦しむこともなく

(ないてないてもなきさけんでも)

泣いて泣いても泣き叫んでも

(かなうはずのないこいだけど)

かなうはずのない恋だけど

(こんどはつげよういいきかせても)

今度は告げよう言い聞かせても

(ことばにはできない)

ことばにはできない

(わずかなのぞみをかきあつめて)

わずかな望みをかき集めて

(ありふれたことばでごまかしつづけた)

ありふれた言葉でごまかし続けた

(どうすればあなたにとどくのだろう)

どうすればあなたに届くのだろう

(こんなにあなたをすきになるとは)

こんなにあなたを好きになるとは

(ないてないてなきつかれたら)

泣いて泣いて泣き疲れたら

(きまってあなたのゆめをみる)

決まってあなたの夢を見る

(ないてないてなきさけんでても)

泣いて泣いて泣き叫んでても

(かなえたいほどのこいだから)

かなえたいほどの恋だから

(なんどもやめよういいきかせても)

何度もやめよう言い聞かせても

(おもいはますばかり)

想いは増すばかり

(いつかいつのひにかとどくまで)

いつかいつの日にか届くまで

(あなたをまつばかり)

あなたを待つばかり