ハングオーバー

(めにうつらないものをたいせつにしたいからこうどうよりことばなんかに)

目に映らないものを大切にしたいから　行動より言葉なんかに

(だまされるのもこれなんどめだろうか)

騙されるのもこれ何度目だろうか

(きもちよりさきにてをださせたわりにあっていないこのかんけいにあまんずる)

気持ちより先に手を出させた　割に合っていないこの関係に甘んずる

(またきずつくとわかっているのに)

また傷つくとわかっているのに

(またこんやだけふたりとよぶのでしょう)

また今夜だけ「ふたり」と呼ぶのでしょう

(いやだというけどいやじゃないのです)

「イヤだ」と言うけどイヤじゃないのです

(わかりにくいようでわかりやすいわたしのことをよくわかっているね)

分かりにくいようで分かりやすい　私のことをよく分かっているね

(わかってほしくないけど)

分かって欲しくないけど

(からまってだってつきあかりだけのへやにふたりでいたいから)

絡まって。だって月明かりだけの　部屋にふたりでいたいから

(だまってさっていかないようにくさりでつながっていたい)

黙って去っていかないように　鎖でつながっていたい

(このままひとみにうつるきょりであさまでいようよきょうのためにあしたをすててしまおうよ)

このまま瞳に映る距離で朝までいようよ　今日のために明日を捨ててしまおうよ

(それのどこがいいとかきかないでわたしじしんもわからないのです)

「ソレのどこがいい？」とか聞かないで　私自身も分からないのです

(せつめいつかないほどおぼれているこのじじつがすべてでしょう)

説明付かない程溺れている　この事実が全てでしょう

(あなたってかってそこがすきねぇもとめるだけならばいいでしょう)

アナタって勝手。そこが好き　ねぇ求めるだけならばいいでしょう？

(ひといきつくまもなくもういちどいこうよ)

一息つく間も無くもう一度いこうよ

(わたしをしばってはなさないのにあなたはしばられてくれないの)

私を縛って離さないのに　アナタは縛られてくれないの

(しんようしないでもきたいはしたいすこしぐらいもとめてよ)

信用しない　でも期待はしたい　少しぐらい求めてよ

(まちがっていたってきにしないいつまでもだきしめてほしいから)

間違っていたって気にしない　いつまでも抱きしめて欲しいから

(つらなってまってすてないでなんでもしてあげるから)

連なって。待って捨てないで　なんでもしてあげるから

(このままといきのふれるきょりでいつまででも)

このまま吐息の触れる距離でいつまででも

(わたしのあすをあなたのためにつかおうよ)

私の明日をアナタのために使おうよ

(そばにいてよ)

そばにいてよ