これから

(かどをまがってはしをわたってじんじゃをとおりぬける)

角をまがって 橋を渡って 神社を通り抜ける

(さかをのぼってふりむくとうみがとおくにみえる)

坂をのぼって振り向くと 海が遠くに見える

(はるははなのにおいなつはせみのなくこえ)

春は花の匂い 夏は蝉のなく声

(あきはかえでふゆはほしとあるいたね)

秋は楓 冬は星と歩いたね

(なまえのないこのみちで)

名前のないこの道で

(あなたがいつもいっしょだった)

あなたがいつも一緒だった

(どんなさよならにもいみがあるって)

どんなさよならにも意味があるって

(だれかがうたってた)

誰かが歌ってた

(わたしにはまだわからない)

私にはまだわからない

(ああこれからそれをしるために)

ああ これから それを知るために

(どこへでもどこまででものぞめばいけるという)

どこへでも どこまででも 望めば行けるという

(みたこともないせかいがこのさきにあるという)

見たこともない世界が この先にあるという

(じゅうねんごにじゅうねんごふりかえってわたし)

10年後 20年後 振り返って私

(どんなきもちできょうをおもいだすかな)

どんな気持ちで今日を思い出すかな

(ほそくのびたかげひとつかぜにひかるわかばのにおいを)

細く伸びた影ひとつ 風に光る若葉の匂いを

(だれかとくらべたりしなくていいって)

誰かとくらべたりしなくていいって

(あなたがいったこと)

あなたが言ったこと

(にぎりしめてあるいてく)

握りしめて歩いてく

(ああはじまるときはみちている)

ああ 始まる 時は満ちている

(どんなさよならにもいみがあるって)

どんなさよならにも意味があるって

(だれかがうたってた)

誰かが歌ってた

(わたしにはまだわからない)

私にはまだわからない

(ああこれからそれをしるために)

ああ これから それを知るために

(そばにいることだけがあいじゃないって)

そばにいることだけが愛じゃないって

(どこかでよんだけど)

どこかで読んだけど

(わたしにはまだわからない)

私にはまだわからない

(ああこれからそれをしるために)

ああ これから それを知るために