mononoke4
関連タイピング
-
プレイ回数1577かな769打
-
プレイ回数231歌詞かな858打
-
プレイ回数9856歌詞かな680打
-
プレイ回数411369打
-
プレイ回数776歌詞1055打
-
プレイ回数133歌詞かな855打
-
プレイ回数170歌詞468打
-
プレイ回数230歌詞かな753打
問題文
(おーいおーい)
おーい おーい
(もりからひとがくる)
森から人が来る
(もののけか)
もののけか
(おーい。おれだ、うしかいのこうろくだ)
おーい。俺だ、牛飼いの甲六だ
(なに、こうろくが)
何、甲六が
(ゆうれいか)
幽霊か
(まさか)
まさか
(うそじゃない、いまふねでこっちにくる)
嘘じゃない、今舟でこっちに来る
(かおもしかとみたのか)
顔もしかと見たのか
(ええい、なにごとか。おれがじをかいているときはしずかにしろ)
ええい、何事か。俺が字を書いているときは静かにしろ
(しんだはずのこうろくがむこうぎしにでたんでさあ)
死んだはずの甲六が向こう岸に出たんでさあ
(なにい)
なにい
(ゆうれいじゃねえな)
幽霊じゃねえな
(ほかのやつはどうした)
他の奴はどうした
(あとふたりおちたんだ)
あと二人落ちたんだ
(たすけられたのはおれたちだけだ)
助けられたのは俺たちだけだ
(しぬのはうしかいばかりさ)
死ぬのは牛飼いばかりさ
(あけろ)
あけろ
(ごんざさま、あのあかずきんのもの、なにものでしょう)
ゴンザさま、あの赤頭巾の者、何者でしょう
(みなれぬすがただな)
見慣れぬ姿だな
(いしびやのしゅうよ、このだんながずっとおぶってくださったんだ。れいをいっとけ)
石火矢の衆よ、この旦那がずっと負ぶってくださったんだ。礼を言っとけ
(そこもつなって)
そこ持つなって
(そこのもの、まて)
そこの者、待て
(けがにんをとどけてくれたこと、まずれいをいう。だがとくしんがいかぬ)
怪我人を届けてくれたこと、まず礼を言う。だが得心がいかぬ
(われらがここへついてはんときもせぬうちにおまえはきた)
われらがここへ着いて半時もせぬうちにお前は来た
(しかもたにぞこからだいのおとなをかつぎ、ししがみのもりをぬけてだと)
しかも谷底から大の大人を担ぎ、シシ神の森を抜けてだと
(こうろく、いきとったんか)
甲六、生きとったんか
(おとき)
おトキ
(ああ、このぐず。うしかいがあしをくじいてどうやっておまんまくってくんだよ)
ああ、この愚図。牛飼いが足を挫いてどうやっておまんま食ってくんだよ
(んなこといったって)
んなこと言ったって
(しんぱいばかりかけやがって。いっそやまいぬにくわれちまえばよかったんだ)
心配ばかりかけやがって。いっそ山犬に食われちまえばよかったんだ
(そうすりゃあたいはもっといいおとこをみつけてやる)
そうすりゃあたいはもっといい男を見つけてやる
(おとき。かんにんしてくれよ)
おトキ。堪忍してくれよ
(とき。ふうふげんかはよそでやらんかい)
トキ。夫婦喧嘩は余所でやらんかい
(なにさえらそうに。けがにんをすててきやがって。なんのためのごえいなんだ)
何さ偉そうに。怪我人を捨ててきやがって。何のための護衛なんだ
(ふだんたたらのひとつもふまないんだ。いざというときはいのちをはりやがれ)
普段タタラのひとつも踏まないんだ。いざというときは命を張りやがれ
(しかたなかろう)
仕方なかろう
(ありがとう。あんなていしゅでもたすけてくれてうれしいよ)
ありがとう。あんな亭主でも助けてくれて嬉しいよ
(よかった。つれてきてはいけなかったのかとしんぱいしてしまった)
よかった。連れてきてはいけなかったのかと心配してしまった
(え)
え
(へえ、いいおとこじゃないか。ちょっとかおをみせておくれよ)
へえ、いい男じゃないか。ちょっと顔を見せておくれよ
(ごんざ。あとでれいをいいたい。きゃくじんをあんないしなさい)
ゴンザ。後で礼を言いたい。客人を案内しなさい
(こうろく)
甲六
(へい)
へい
(よくかえってきてくれた。すまなかったな)
良く帰ってきてくれた。すまなかったな
(へ、へい)
へ、へい
(そんなめっそうもないえぼしさま。ばかがつけあがるだけですよ)
そんな滅相もないエボシさま。馬鹿がつけあがるだけですよ
(ときもかんにんしておくれ。わたしがついていたのに、ざまあなかった)
トキも堪忍しておくれ。私がついていたのに、ざまあなかった
(いいえ、おとこたちだけだったらいまごろみんななかよくやまいぬのはらんなかにおさまってますよ)
いいえ、男たちだけだったら今頃みんな仲良く山犬の腹ん中に納まってますよ
(ほんとう)
本当
(ちがいない)
違いない
(たびのかたゆるりとやすまれよ)
旅の方 ゆるりと休まれよ
(あらやっぱりいいおとこじゃない)
あら やっぱりいい男じゃない