花鳥風月

(てをひいたらやわらかくほほよせたらあたたかく)

手を引いたら柔らかく 頬寄せたら暖かく

(わたげまうはるさきのそらはあおく)

綿毛舞う春先の空は青く

(かいものかごでゆれてるやさいのいろはさまざま)

買い物かごで揺れてる野菜の色は様々

(さまざまないきかただからみずみずしいんだね)

様々な生き方だから瑞々しいんだね

(ひかりをあびたきみのかみがゆれた)

光を浴びた君の髪が揺れた

(はなもとりもかぜもつきも)

花も鳥も風も月も

(なんだかふしぎだよねいきているってきみはたまにまじめなはなしする)

なんだか不思議だよね生きているって 君はたまに真面目な話する

(ちょっとなやんでそしてふたりでわらって)

ちょっと悩んで そして ふたりでわらって

(かぜがそよぐでんせんのかげをまたぐきみのあしこねこみたい)

風がそよぐ 電線の影をまたぐ君の足 子猫みたい

(どれみふぁそらへかけあがる)

ドレミファ空へ駆け上がる

(ずぼんのぽけっとでまるまるえいがのちけっと)

ズボンのポケットで丸まる映画のチケット

(なきどころわらいどころふたりはみょうににてきたきがする)

泣き所 笑い所 ふたりは妙に似てきた気がする

(おなじけしきをいくつみつけられるかな)

同じ景色を幾つ見つけられるかな

(はなやとりやかぜやつきや)

花や鳥や風や月や

(みえないあかいいとでむすばれている)

見えない赤い糸で結ばれている

(きみもぼくもひととひとのなかにあいをかんじてそだてていけるように)

君も僕も人と人の中に愛を感じて育てていけるように

(ふゆのさむさきびしく)

冬の寒さ 厳しく

(はるのかぜはやさしく)

春の風は優しく

(なつはかがやき)

夏は輝き

(あきのそらもまたうつくしい)

秋の空もまた美しい

(はなもとりもかぜもつきも)

花も鳥も風も月も

(なんだかふしぎだよねいきているってぼくらたまにまじめなはなしして)

なんだか不思議だよね 生きているって 僕らたまに真面目な話して

(ときになやんででもしんじてる)

時に悩んで でも信じてる

(そうさいろいろだよねいきているって)

そうさ 色々だよね 生きているって

(ゆうひのかげがのびたくらやみをこえてあしたもきみとすごせたらいいな)

夕日の影が伸びた暗闇を越えて明日も君と過ごせたら良いな

(なんだかふしぎだよね)

なんだか不思議だよね