カラー・リリィの恋文　神はサイコロを振らない

(さみだれにまぎれたような)

五月雨に紛れたような

(でもこころできこえたような)

でも心で聞こえたような

(あまぞらきりさいたせんこう)

雨空切り裂いた閃光

(「きみのこえがちからになる」)

「君の声が力になる」

(あおくさんぜんとひかって)

青く燦然と光って

(むがむちゅうでたんじゅんなきみが)

無我夢中で単純な君が

(ほこらしくていとおしくて)

誇らしくて愛おしくて

(ふりまわされてはおかしくてないた)

振り回されては可笑しくて泣いた

(きみがとほうにくれれば)

君が途方に暮れれば

(まほうのことばでつれてゆくよ)

魔法の言葉で連れてゆくよ

(せかいのむこうがわまで)

世界の向こう側まで

(なつ、かぜがみちびくほうへ)

夏、風が導く方へ

(このおもいよちからになって)

この想いよ力になって

(ほかのだれでもなくきみに)

他の誰でもなく君に

(かけぬけてほしいんだ)

駆け抜けて欲しいんだ

(こえがかれてしまっても)

声が枯れてしまっても

(おいかぜになるように)

追い風になるように

(ひびけあいのめっせーじ)

響け愛のメッセージ

(にじゅうねんさきのじぶんへ)

二十年先の自分へ

(てがみをかこうとにぎったぺんは)

手紙を書こうと握ったペンは

(きぼうとかねがいとか)

希望とか願いとか

(くもりのないみらいをえがいていたんだ)

曇りのない未来を描いていたんだ

(おとなになればなるほどみえなくなる)

大人になればなるほど見えなくなる

(ちいさなひかりをさがしてひろいあつめて)

小さな光を探して拾い集めて

(きみおもえばおもうほど)

君想えば想うほど

(むねがぎゅっとくるしくなって)

胸がぎゅっと苦しくなって

(このなみだもたぶんきっと)

この涙も多分きっと

(たいせつにしなくちゃな)

大切にしなくちゃな

(せつなにすぎてゆくひびを)

刹那に過ぎてゆく日々を

(あおいはるとうたったように)

青い春と謳ったように

(はれわたるそらのもようが)

晴れ渡る空の模様が

(きみにみえてしまうよ)

君に見えてしまうよ

(くじけそうなゆうぐれも)

挫けそうな夕暮れも

(ひとりぽっちのよるも)

一人ぽっちの夜も

(そばにいるよずっと)

側にいるよずっと

(こえがかれてしまっても)

声が枯れてしまっても

(おいかぜになるように)

追い風になるように

(ひびけあいのめっせーじ)

響け愛のメッセージ