失恋小説　逗子三兄弟

(おまえをぎゅっとだきしめたａｌｌｎｉｇｈｔｌｏｎｇ)

オマエをギュッと抱きしめた　all night long

(おもいでふっとよみがえるａｌｌｎｉｇｈｔｌｏｎｇ)

思い出　ふっとよみがえる　all night long

(うみにまいおちるはなびのようにおもいははかない)

海に舞い落ちる花火のように想いは儚い

(こえにふりかえるおれのよこにおまえはもういない)

声に振り返る　オレの横にオマエはもういない

(ほんとはきづいてた．．．これがきっとさいごのよる)

ホントは気づいてた...これがきっと最後の夜

(かわすことばもすくなくなってなつのおとだけがひびきわたる)

交わす言葉も少なくなって夏の音だけが響き渡る

(さいてはちるはなびたちをただふたりながめながら)

咲いては散る花火達をただ二人眺めながら

(いまなにかんがえる？なにおもってる？)

今　何考える？何思ってる？

(あのころはただうれしそうに「きれいだね」っていってたおまえが)

あの頃は　ただ嬉しそうに「キレイだね」って言ってたオマエが

(さびしそうにふるえるこえで「なんかはかないね．．．」ってわらった)

寂しそうに震える声で「なんか儚いね...」って笑った

(もうもどることはないんだな．．．なみだはかくしてえがおでさよならしたかったのに)

もう戻ることはないんだな...涙は隠して笑顔でサヨナラしたかったのに

(ほおをつたうひとしずく)

頬を伝う一雫

(こいがおわるひとしれず．．．)

恋が終わる　人知れず...

(いつだって「すき」．．．そのことばだけであんなにもしあわせになれた)

いつだって「好き」...その言葉だけであんなにも幸せになれた

(このうみにさくはなびふたりでみることはなくなった)

この海に咲く花火　二人で見ることはなくなった

(よあけにはおもいでにかわる)

夜明けには思い出に変わる

(おまえをぎゅっといだきしめたａｌｌｎｉｇｈｔｌｏｎｇ)

オマエをギュッと抱きしめた　all night long

(うみにまいおちるはなびのようにおもいははかない)

海に舞い落ちる花火のように想いは儚い

(おもいでふっとよみがえるａｌｌｎｉｇｈｔｌｏｎｇ)

思い出　ふっとよみがえる　all night long

(こえにふりかえるおれのよこにおまえはもういない)

声に振り返る　オレの横にオマエはもういない

(「またねっていえないわかれのときはなんていったらいいのかな」)

「またねって言えない別れの時はなんて言ったらいいのかな」

(そういってだまったままのおまえにおれはなにもいえずに)

そう言って黙ったままのオマエにオレは何も言えずに

(おそすぎたことばばかりがうかんではきえていく)

遅すぎた言葉ばかりが浮かんでは消えていく

(おわりまぢかのはなびみたいに)

終わり間近の花火みたいに

(いつしかりゆうばかりをさがしてすなおにきもちもいわなくなっていたんだな)

いつしか理由ばかりを探して　素直に気持ちも言わなくなっていたんだな

(あぁいまさらおもいだしたよあいたくなるのにりゆうなんてないんだと)

あぁ今更思い出したよ　会いたくなるのに理由なんてないんだ　と

(いつだって「すき」．．．そのことばだけであんなにもしあわせになれた)

いつだって「好き」...その言葉だけであんなにも幸せになれた

(このうみにさくはなびさいごのひとつがうちあがって)

この海に咲く花火最後の一つが打ち上がって

(このこいもおもいでにかわる)

この恋も思い出に変わる

(「おまえがすき」．．．そのことばだけであんなにもしあわせにわらってくれた)

「オマエが好き」...その言葉だけであんなにも幸せに笑ってくれた

(このうみにさくはなびひびくおとにかさねるように)

この海に咲く花火　響く音に重ねるように

(もういちどだけさいごの「ｉｌｏｖｅｙｏｕ」)

もう一度だけ最後の「I love you」

(いつだって「すき」．．．そのことばだけであんなにもしあわせになれた)

いつだって「好き」...その言葉だけであんなにも幸せになれた

(このうみにさくはなびふたりでみることはなくなった)

この海に咲く花火　二人で見ることはなくなった

(よあけにはおもいでにかわる)

夜明けには思い出に変わる

(おまえをぎゅっといだきしめたａｌｌｎｉｇｈｔｌｏｎｇ)

オマエをギュッと抱きしめた all night long

(うみにまいおちるはなびのようにおもいははかない)

海に舞い落ちる花火のように想いは儚い

(おもいでふっとよみがえるａｌｌｎｉｇｈｔｌｏｎｇ)

思い出　ふっとよみがえる all night long

(こえにふりかえるおれのよこにおまえはもういない)

声に振り返る　オレの横にオマエはもういない