アルカンシェル/花たん

(てをのばしてこがれていたとどくはずないひかり)

手を伸ばして焦がれていた　届くはずない光

(こんなせかいでこんなせかいでなんどもみていたゆめ)

こんな世界で　こんな世界で　何度も見ていた夢

(きみのわれたがらすざいくふれたゆびがいたいよ)

君の割れた硝子細工　触れた指が痛いよ

(たいせつなものいらないものもとにはもどせない)

大切なもの　いらないもの　元には戻せない

(あぁひとしずくほほをぬらしてせつなくあめがふる)

あぁ　一滴　頬を濡らして　切なく雨が降る

(まだなにもきみをしらないよ)

まだ何も　君を知らないよ

(そのなみだがとまったならわらってみてほしい)

その涙が止まったなら　笑ってみてほしい

(あこがれてあこがれてそうぞうをかたちへとかえるれありて)

憧れて憧れて　想像を形へと　変えるレアリテ

(そらをかけていくよまどのそとへきみをつれだすよ)

空を駆けて　行くよ　窓の外へ君を連れ出すよ

(まっくらなくもがさってのこしたみなもにうつるいろは)

真っ暗な雲が去って　残した水面に　映る色は

(あめあがりきみはきみのめでこたえをさがしてほしい)

雨上がり　君は　君の目で答えを探してほしい

(まぶたのうらうかんできえたただむじゃきなおもかげ)

瞼の裏　浮かんで消えた　ただ無邪気な面影

(なりたいものなれないものりかいはできるけど)

なりたいもの　なれないもの　理解はできるけど

(あぁどこいくのきみがわからないはげしくあめがふる)

あぁ　どこ行くの　君が分からない　激しく雨が降る

(まだなにもきみにはなしてないよ)

まだ何も　君に話してないよ

(ばかみたいわたしもおなじだったのかな)

馬鹿みたい　私も同じだったのかな

(おいかけてといかけた)

追いかけて問いかけた

(ほんとうのじぶんってねぇだれがきめる)

本当の自分ってねぇ　誰が決める

(みずははねてはじけにどとないすがたにうつろう)

水は跳ねて　弾け　二度とない姿に移ろう

(まっしろなはなのようになんにもそまらずにいられないから)

真っ白な花のように　何にも染まらずに　いられないから

(かわっていくきみがきみといるわたしをかえていく)

変わっていく　君が　君といる私を　変えていく

(だきしめられたいみをうたがわずしんじたいのに)

抱きしめられた意味を疑わず信じたいのに

(ひどくやさしくてなぜだろうこわかった)

ひどく優しくて　何故だろう怖かった

(いまならいえるだろうかたとえいびつなこころでも)

今なら言えるだろうか　たとえ歪な心でも

(どうしようもなくあいしていた)

どうしようもなく　愛していた

(のぞんでのぞまれていつかのゆめをこえるれありて)

望んで望まれて　いつかの夢を超えるレアリテ

(そらをかけていくよまどのそとへきみをつれだすよ)

空を駆けて　行くよ　窓の外へ君を連れ出すよ

(まっくらなくもがさってのこしたみなもにうつるいろは)

真っ暗な雲が去って　残した水面に移る色は

(あめあがりきみとふたりまたこたえをさがしにいこう)

雨上がり　君と二人　また答えを探しに行こう