第65回 文章入力スピード認定試験(日本語)問題

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第65回 文章入力スピード認定試験(日本語)問題
第65回 文章入力スピード認定試験(日本語)問題
引用参考:https://www.goukaku.ne.jp/image/sample/0307kfng4ysd/65-BSJ-Q.pdf
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 ㅁㅁ 6222 A++ 6.5 95.3% 854.6 5592 274 95 2024/03/21
2 ピーター 4617 C++ 4.7 97.3% 1194.5 5668 152 95 2024/04/12
3 pisu 4057 C 4.1 97.0% 1353.4 5662 171 95 2024/04/26
4 ayame 82 3357 D 3.5 95.5% 1610.3 5668 262 95 2024/04/24

関連タイピング

問題文

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(しょうゆは、わしょくにはかかせないちょうみりょうのひとつで、)

しょうゆは、和食には欠かせない調味料の一つで、

(ふるくからぜんこくかくちでしょくされてきました。)

古くから全国各地で食されてきました。

(そのためきこうやふうど、つかわれるそざいやそこにすむひとびとのこのみによって、)

そのため気候や風土、使われる素材やそこに住む人々の好みによって、

(あじがすこしずつちがうときいたことがありましたが、)

味が少しずつ違うと聞いたことがありましたが、

(わたしはそれをきゅうしゅうでたいけんしました。)

私はそれを九州で体験しました。

(とあるりょかんでうみのさちにそえられていたものがあまりにもあまいので、)

とある旅館で海の幸に添えられていたものがあまりにも甘いので、

(そのことをなかいさんにつたえると、)

そのことを仲居さんに伝えると、

(これがふつうだというこたえがすぐにかえってきたのです。)

これが普通だという答えがすぐに帰ってきたのです。

(このとき、ちいきによってあじがことなるというのは、ほんとうだったのだとかんじました。)

このとき、地域によって味が異なるというのは、本当だったのだと感じました。

(このれきしはながく、きげんをたどればあすかじだいにまでさかのぼるとされています。)

この歴史は長く、起源をたどれば飛鳥時代にまでさかのぼるとされています。

(まんようしゅうにとうじょうする「ひしお」がきげんとなっているというせつがあります。)

万葉集に登場する「ひしお」が起源となっているという説があります。

(ただし、これがいつごろにほんにつたわったのかはさだかではありません。)

ただし、これがいつごろ日本に伝わったのかは定かではありません。

(げんざいにちかいけいじょうのものがせいぞうされるようになったのはむろまちじだいになってからで、)

現在に近い形状のものが製造されるようになったのは室町時代になってからで、

(しょうゆというなまえがたんじょうしたのもこのころだといわれています。)

しょうゆという名前が誕生したのもこのころだといわれています。

(ちなみに、わがくにのぶんけんにはじめてとうじょうするのは1597ねんのことで、)

ちなみに、わが国の文献に初めて登場するのは1597年のことで、

(げんざいのこくごじてんのようなもののなかにしるされているそうです。)

現在の国語辞典のようなものの中に記されているそうです。

(えどじだいになると、しょうゆはかくちでこうぎょうてきにせいさんされ、)

江戸時代になると、しょうゆは各地で工業的に生産され、

(そのあと、かんとうちほうでさかんになっておおきくはってんするころには、)

その後、関東地方で盛んになって大きく発展するころには、

(それぞれどくじのふうみやあじわいをもつものがかいはつされます。)

それぞれ独自の風味や味わいを持つものが開発されます。

(そしてめいじじだいになってかいがいとのこうりゅうがさかんになるとそーすやけちゃっぷなど、)

そして明治時代になって海外との交流が盛んになるとソースやケチャップなど、

など

(せいようふうのちょうみりょうがつたわってきます。)

西洋風の調味料が伝わってきます。

(にほんでもそれらがせいぞうされるようになりますが、)

日本でもそれらが製造されるようになりますが、

(それでもなお、しょうゆのちいがゆらぐことなく、)

それでもなお、しょうゆの地位が揺らぐことなく、

(だい1じせかいたいせんごにおとずれたこうけいきによってせいさんりょうもひやくてきにかくだいしました。)

第1次世界大戦後に訪れた好景気によって生産量も飛躍的に拡大しました。

(それにともなっていっぱんかていへのふきゅうもいっきにすすんだといわれています。)

それに伴って一般家庭への普及も一気に進んだといわれています。

(げんざいではにほんこくないはもとより、せかい100かこくいじょうではんばいされています。)

現在では日本国内はもとより、世界100か国以上で販売されています。

(さて、すーぱーなどのうりばには、さまざまなしゅるいがならべられていますが、)

さて、スーパーなどの売り場には、さまざまな種類が並べられていますが、

(これらはとあるせいどによっていつつにわけられています。)

これらはとある制度によって五つに分けられています。

(まず、せいさんりょうがもっともおおいこいくちとよばれるものです。)

まず、生産量が最も多いこいくちと呼ばれるものです。

(ばらんすがよいので、ちょうりにもたくじょうようにもてきしているといわれています。)

バランスが良いので、調理にも卓上用にも適しているといわれています。

(こうじはだいずとこむぎの2しゅるいをほぼどうりょうとし、)

こうじは大豆と小麦の2種類をほぼ同量とし、

(それを1ねんほどはっこうさせてからしぼっているそうです。)

それを1年ほど発酵させてから絞っているそうです。

(ふたつめは、いろもかおりもひかえめであるうすくちです。)

二つ目は、色も香りも控えめであるうすくちです。

(そざいのとくしょくをいかすりょうりにむいており、かんさいちほうでこのまれています。)

素材の特色を生かす料理に向いており、関西地方で好まれています。

(えんぶんがすこしたかめであり、こいくちよりねかせるきかんがみじかいため、)

塩分が少し高めであり、こいくちより寝かせる期間が短いため、

(さっぱりとしたあじわいです。)

さっぱりとした味わいです。

(これはまめみそをせいぞうするかていのなかで、たまたまうまれたとされています。)

これは豆みそを製造する過程の中で、たまたま生まれたとされています。

(とろみがあっていろがこくどくとくのうまみとかおりがあるそうです。)

とろみがあって色が濃く独特のうま味と香りがあるそうです。

(よっつめはやまぐちけんにるーつをもつとされているさいしこみです。)

四つ目は山口県にルーツを持つとされている再仕込みです。

(しょくえんのかわりにひいれをしてないしょうゆをもちいてさいどじゅくせいさせるため、)

食塩の代わりに火入れをしてないしょうゆを用いて再度熟成させるため、

(このようによばれているそうです。)

このように呼ばれているそうです。

(とてもうまみがつよくてのうこうなので、さしみをたべるときなどにつかわれます。)

とてもうま味が強くて濃厚なので、刺身を食べる時などに使われます。

(そしてさいごに、あいちけんのみかわちほうでうまれたしろしょうゆです。)

そして最後に、愛知県の三河地方で生まれた白しょうゆです。

(こむぎのぶんりょうがおおく、あわいこはくいろでそざいのあざやかさやかおりをたいせつにしたい)

小麦の分量が多く、淡いこはく色で素材の鮮やかさや香りを大切にしたい

(りょうりにもちいることがおおいといいます。)

料理に用いることが多いといいます。

(それぞれむいているりょうりがことなるというので、)

それぞれ向いている料理が異なるというので、

(わたしもつかいわけてみたいとおもいます。)

私も使い分けてみたいと思います。

(あなたは、にんぎょうげきときくとどのようないんしょうをもつでしょうか。)

あなたは、人形劇と聞くとどのような印象を持つでしょうか。

(おそらくようちえんじやしょうがっこうていがくねんのこどもたちがたのしむものだとかんじるひとが)

おそらく幼稚園児や小学校低学年の子どもたちが楽しむものだと感じる人が

(おおいのではないでしょうか。じっさいにわたしも、おさないころにじどうかんでみた、)

多いのではないでしょうか。実際にわたしも、幼いころに児童館で見た、

(かわいいどうぶつやこどもたちがぼうけんするものがたりをいまでもよくおぼえています。)

かわいい動物や子どもたちが冒険する物語を今でもよく覚えています。

(にほんには、かぶきとかたをならべるでんとうげいのうとして、)

日本には、歌舞伎と肩を並べる伝統芸能として、

(ぶんらくとよばれるにんぎょうげきがあります。このはじまりはえどじだいにさかのぼるそうです)

文楽と呼ばれる人形劇があります。この始まりは江戸時代にさかのぼるそうです

(たいしゅうのまえでものがたりにふしをつけてきかせるじょうるりというげいとさみせんがくみあわされ、)

大衆の前で物語に節をつけて聴かせる浄瑠璃という芸と三味線が組み合わされ、

(さらにそれらとふるくからしたしまれてきたあやつりにんぎょうがむすびついて)

さらにそれらと古くから親しまれてきた操り人形が結びついて

(たんじょうしたといわれています。)

誕生したといわれています。

(これは、わたしがようしょうきにみたげきとはまったくべつものとかんがえるべきでしょう。)

これは、わたしが幼少期に見た劇とは全く別物と考えるべきでしょう。

(そのさいだいのちがいは、ものがたりがれんあいやよのむじょう、れきしなどふくざつでしりあすな)

その最大の違いは、物語が恋愛や世の無常、歴史など複雑でシリアスな

(てーまでてんかいされるというてんです。)

テーマで展開されるという点です。

(そうなると、ぜんじゅつのげきとはちがってたいしょうはこどもではないので、)

そうなると、前述の劇とは違って対象は子供ではないので、

(ぶたいにはおとなのかんしょうにこたえられるだけのしつやみりょくがもとめられます。)

舞台には大人の鑑賞に堪えられるだけの質や魅力が求められます。

(また、ぶんらくのえんもくにはわふくすがたのじょせいがよくとうじょうしますが、)

また、文楽の演目には和服姿の女性が良く登場しますが、

(そうしたときにみにつけているのはまるでおおがかりなじだいげきに)

そうしたときに身に着けているのはまるで大掛かりな時代劇に

(しゅつえんするやくしゃのようなごうかないしょうや、きらびやかなかみかざりです。)

出演する役者のような豪華な衣装や、きらびやかな髪飾りです。

(にんぎょうのしんちょうはおよそ1めーとるほどなので、)

人形の身長はおよそ1メートルほどなので、

(とうぜんこのためだけにしたてられたせんようのいしょうということでしょう。)

当然このためだけに仕立てられた専用の衣装ということでしょう。

(にんぎょうは、さいくしとよばれるぷろのてによってつくられており、)

人形は、細工師と呼ばれるプロの手によって作られており、

(かみのけいがいはきほんてきにきでできています。)

髪の毛以外は基本的に木でできています。

(とくにしゅようなしゅつえんしゃのかおぶぶんは、すこしでもかんじょうをひょうげんするため、)

特に主要な出演者の顔部分は、少しでも感情を表現するため、

(めがまゆがうごくようにせっけいされているばあいがおおく、)

目が眉が動くように設計されている場合が多く、

(うつくしいひめがいっしゅんにしておにやどうぶつにかわるというとくしゅなものもあります。)

美しい姫が一瞬にして鬼や動物に変わるという特殊なものもあります。

(このようなこったかおは、さいくしがひとつのきであたまをつくり、)

このようなこった顔は、細工師が一つの木で頭を作り、

(みみのまえではんぶんにわってないぶをくりぬいたうえでしかけをほどこすようです。)

耳の前で半分に割って内部をくりぬいたうえで仕掛けを施すようです。

(さらにかんじょうのひょうげんには、てもおおきなやくわりをにないます。)

さらに感情の表現には、手も大きな役割を担います。

(せいべつによってかたちやうごきがことなり、えんもくによっては、ゆびを1ほんずつうごかせる)

性別によって形や動きが異なり、演目によっては、指を1本ずつ動かせる

(たいぷもつかわれることもあるようです。)

タイプも使われることもあるようです。

(いずれもせいさくには、さいくしのこうどなぎじゅつがもとめられます。)

いずれも製作には、細工師の高度な技術が求められます。

(ぶんらくはいっぱんてきにしゅやくの1たいを3にんであやつっているのですが、)

文楽は一般的に主役の1体を3人で操っているのですが、

(みぎてとくびをうごかすやくわりの「おもづかい」は、もっともけいけんをつんだべてらんが)

右手と首を動かす役割の「主遣い」は、最も経験を積んだベテランが

(たんとうするといわれています。そしてそのつぎにこさんがひだりてをうごかし、)

担当するといわれています。そしてその次に古参が左手を動かし、

(しんまいはりょうあしときまっているようです。)

新米は両足と決まっているようです。

(それにしてもにんぎょうのかくぶいをべつべつにあやつっているにもかかわらず、)

それにしても人形の各部位を別々に操っているにも関わらず、

(まるでいきているかのように、ぶたいじょうでなめらかにうごくさまはうつくしく、)

まるで生きているかのように、舞台上で滑らかに動くさまは美しく、

(3にんのこきゅうがぴったりとあっていなければなりたちません。)

3人の呼吸がぴったりと合っていなければ成り立ちません。

(なまみのやくしゃよりもひょうげんにとぼしくしゃべらないにんぎょうだからこそ、)

生身の役者よりも表現に乏しくしゃべらない人形だからこそ、

(かたのおとしぐあいやうつむきかげん、くびのかしげかたによって)

肩の落とし具合やうつむき加減、首のかしげ方によって

(きもちをひょうげんするのです。わたしたちは、そうしたうごきから、)

気持ちを表現するのです。わたしたちは、そうした動きから、

(そのこころのうちをそうぞうしてかんどうをおぼえるのでしょう。おそらく、)

その心の内を想像して感動を覚えるのでしょう。おそらく、

(かたりてのことばがさいぶまでりかいできないだろうとおもわれるかいがいでも、)

語り手の言葉が細部まで理解できないだろうと思われる海外でも、

(たかいひょうかをえているのは、こうしたかんじょういにゅうがばんこくきょうつうだからかもしれません。)

高い評価を得ているのは、こうした感情移入が万国共通だからかもしれません。

(わがくにでは、でんとうげいのうをけいしょうするひとのげんしょうがもんだいとなっていますが、)

わが国では、伝統芸能を継承する人の減少が問題となっていますが、

(ぶんらくもれいがいではありません。なぜならぶたいじょうのえんぎいぜんに、)

文楽も例外ではありません。なぜなら舞台上の演技以前に、

(さいくしのこうれいかがすすみ、うでのたつじゅくれんしゃがかぞえるくらいしかいないと)

細工師の高齢化が進み、腕の立つ熟練者が数えるくらいしかいないと

(いわれているからです。せかいにるいをみないこのすばらしい)

いわれているからです。世界に類を見ないこの素晴らしい

(げいのうをこうせいにのこしていきたいものです。)

芸能を後世にのこしていきたいものです。

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