第67回 文章入力スピード認定試験(日本語)問題

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第67回 文章入力スピード認定試験(日本語)問題
第67回 文章入力スピード認定試験(日本語)問題
引用参考:https://www.goukaku.ne.jp/image/sample/0312smh5pvx4/67-BSJ-Q.pdf
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 かなこ 8035 8.3 96.3% 709.5 5926 225 91 2024/02/25
2 6470 S 6.6 97.4% 876.6 5824 152 91 2024/05/21
3 Yu 5798 A+ 5.9 97.0% 976.5 5841 179 91 2024/05/31
4 茶々 5077 B+ 5.3 94.6% 1109.9 5973 337 91 2024/05/01
5 u 5022 B+ 5.2 95.8% 1090.5 5723 246 91 2024/05/28

関連タイピング

問題文

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(もったいないということばについて、わたしたちにほんじんは、)

もったいないという言葉について、わたしたち日本人は、

(とくにいしきすることもなくつかっているのではないでしょうか。)

特に意識することもなく使っているのではないでしょうか。

(いまやせかいてきにゆうめいになったこのたんごですが、ひろまるきっかけとなったのは)

今や世界的に有名になったこの単語ですが、広まるきっかけとなったのは

(かんきょうぶんやでのーべるしょうをじゅしょうした、あるけにあじんじょせいでした。)

環境分野でノーベル賞を受賞した、あるケニア人女性でした。

(かのじょはらいにちしたさい、もったいないというかんがえかたにふかくかんどうして、)

彼女は来日した際、もったいないという考え方に深く感動して、

(かんきょうにやさしいせいかつのすたいるとしてそのままのことばでせかいにひろめたのです。)

環境に優しい生活のスタイルとしてそのままの言葉で世界に広めたのです。

(げんざい、おもわずもったいないとさけびたくなるようなことが、わたしたちの)

現在、思わずもったいないと叫びたくなるようなことが、わたしたちの

(くにではひびおこなわれています。まいにち、おおがたとらっくやく1700だいもの)

国では日々行われています。毎日、大型トラック約1700台もの

(たべものがそのまますてられているのです。ほんらい、たべられるのに)

食べ物がそのまま捨てられているのです。本来、食べられるのに

(すてられてしまうもののことを「しょくひんろす」といいます。)

捨てられてしまうもののことを「食品ロス」といいます。

(かていでのたべのこし、おみせやれすとらんでしょうみきげんがきれてしまい)

家庭での食べ残し、お店やレストランで賞味期限が切れてしまい

(はいきされるものなど、にちじょうせいかつをおくっているなかでそうぞういじょうにはっせいしています。)

廃棄されるものなど、日常生活を送っている中で想像以上に発生しています。

(それは、ただもったいないだけではありません。)

それは、ただもったいないだけではありません。

(そのすてられたものがたいりょうのごみとなり、しょうきゃくしょぶんするさいにも、)

その捨てられたものが大量のごみとなり、焼却処分する際にも、

(ただいなこすととえねるぎーがひつようとなります。たくさんのにさんかたんそをはいしゅつして、)

多大なコストとエネルギーが必要となります。沢山の二酸化炭素を排出して、

(ちきゅうかんきょうにふかをかけてしまうのです。にほんは、)

地球環境に負荷をかけてしまうのです。日本は、

(おおくのしょくりょうをゆにゅうにたよるいっぽうで、たいりょうのたべものをすてているというげんじょうに、)

多くの食料を輸入に頼る一方で、大量の食べ物を捨てているという現状に、

(なんともむじゅんをかんじます。)

何とも矛盾を感じます。

(しょくひんろすのやくはんぶんがすーぱーやがいしょくさんぎょうなどからでたものです。)

食品ロスの約半分がスーパーや外食産業などから出たものです。

(たとえば、しょうみきげんがきれてしまったものやうれのこったものははいきされます。)

例えば、賞味期限が切れてしまったものや売れ残ったものは廃棄されます。

など

(れすとらんなどではあまったしょくざいはもちろん、きゃくのたべのこしもそうでしょう。)

レストランなどでは余った食材はもちろん、客の食べ残しもそうでしょう。

(そして、のこりのはんぶんは、わたしたちのかていからでるものです。)

そして、残りの半分は、わたしたちの家庭から出るものです。

(ふるくなってすてられるものだけでなく、あつくむきすぎた)

古くなって捨てられるものだけでなく、厚くむきすぎた

(やさいのかわなどもそれにあたります。)

野菜の皮などもそれに当たります。

(では、わたしたちにできることをかんがえてみましょう。まず、かいもののまえに)

では、わたしたちにできることを考えてみましょう。まず、買い物の前に

(れいぞうこのなかをしらべてひつようなものだけをかうようにします。)

冷蔵庫の中を調べて必要なものだけを買うようにします。

(よぶんにこうにゅうしてしまうことが、きげんぎれになるいちばんのよういんだからです。)

余分に購入してしまうことが、期限切れになる一番の要因だからです。

(また、ちょうりするときにはたべられるぶんだけつくるようにします。)

また、調理する時には食べられる分だけ作るようにします。

(もしのこってしまったら、おべんとうのおかずにするのもよいでしょう。)

もし残ってしまったら、お弁当のおかずにするのもよいでしょう。

(のこったものでりょうりするりめーくれしぴもにんきです。)

残ったもので料理するリメークレシピも人気です。

(がいしょくするときはちゅうもんしすぎないようにこころがけましょう。)

外食するときは注文しすぎないように心掛けましょう。

(さいきんでは、そのままあまったりょうりをもちかえることができるいんしょくてんもふえてきました)

最近では、そのまま余った料理を持ち帰ることができる飲食店も増えてきました

(とくにひとがおおくあつまるかいなどでは、たべのこしがおおくなりがちですので)

とくに人が多く集まる会などでは、食べ残しが多くなりがちですので

(きをつけましょう。また、かていなどでたべきれないものをみんなでもちよって、)

気を付けましょう。また、家庭などで食べきれないものをみんなで持ち寄って、

(せいかつにこまっているひとやふくしだんたいへとどけるかつどうもひろがりつつあるようです。)

生活に困っている人や福祉団体へ届ける活動も広がりつつあるようです。

(これには、りゅうつうにかんするもんだいもあります。)

これには、流通に関する問題もあります。

(すーぱーなどのこうりとめーかーのあいだには、しょうみきげんがのこり3ぶんの1になるまえに)

スーパーなどの小売りとメーカーの間には、賞味期限が残り3分の1になる前に

(ぎょうしゃがこうりてんにのうひんしなければならないというしょうしゅうかんがあります。)

業者が小売店に納品しなければならないという商習慣があります。

(たとえば、1がつにつくって3かげつごがしょうみきげんのおかしは、)

例えば、1月に作って3か月後が賞味期限のお菓子は、

(1がつちゅうにのうひんしないとかってもらえません。これらは、)

1月中に納品しないと買ってもらえません。これらは、

(めーかーにへんぴんされてしょぶんされることになります。)

メーカーに返品されて処分されることになります。

(そのはいけいには、つねにあたらしいものをもとめるにんげんのよっきゅうがあるのでしょう。)

その背景には、常に新しいものを求める人間の欲求があるのでしょう。

(きんねんでは、ようやくこのしょくひんろすにつながるしょうしゅうかんをみなおそうと、)

近年では、ようやくこの食品ロスにつながる商習慣を見直そうと、

(ぎょうかいもうごきはじめています。)

業界も動き始めています。

(ちょうりがかんたんでおいしいれいとうしょくひんは、まいにちのおべんとうづくりやいそがしくて)

調理が簡単でおいしい冷凍食品は、毎日のお弁当作りや忙しくて

(じかんがないときのつよいみかたです。にほんでのれきしは1920ねんに、)

時間が無いときの強い味方です。日本での歴史は1920年に、

(ほっかいどうにおいて、まぐろなどのさかなをれいとうするきかいがつくられたことから)

北海道において、マグロなどの魚を冷凍する機械が作られたことから

(はじまります。げんざいは、おいしさやえいようそをうしなわないようにきゅうそくれいとうしていますが)

始まります。現在は、おいしさや栄養素を失わないように急速冷凍していますが

(とうじのものでは、まいなす20どぜんごにするまでに、)

当時のものでは、マイナス20度前後にするまでに、

(やく20じかんもかかったそうです。このれいとうされたさかなたちは、)

約20時間もかかったそうです。この冷凍された魚たちは、

(よくねんにとうきょうへしゅっかされたそうですが、しょうひんをはこぶたいせいがととのっていなかった)

翌年に東京へ出荷されたそうですが、商品を運ぶ体制が整っていなかった

(こともあり、すうねんごにはかいしゃがかいさんしてしまいました。)

こともあり、数年後には会社が解散してしまいました。

(そのあと、いくつかのきぎょうがかいがいからとうけつきをゆにゅうしてじぎょうかにちゃくしゅします。)

その後、幾つかの企業が海外から凍結機を輸入して事業化に着手します。

(1929ねんには、きたきゅうしゅうのかいしゃが、さいしんのせつびをそなえたこうじょうをしんせつし、)

1929年には、北九州の会社が、最新の設備を備えた工場を新設し、

(そこでいっぱんむけのしょうひんがたんじょうします。それが、とうじおおさかのでぱーとで)

そこで一般向けの商品が誕生します。それが、当時大阪のデパートで

(はんばいされてわだいとなったれいとういちごです。かじつをつぶしてさとうをくわえ、)

販売されて話題となった冷凍イチゴです。果実をつぶして砂糖を加え、

(かんにこおらせたしゃーべっとのようなものだったようです。)

缶に凍らせたシャーベットのようなものだったようです。

(とうじあるしゃいんがべいこくのざっしで、けーきのざいりょうとしてこおらせたべりーなどが)

当時ある社員が米国の雑誌で、ケーキの材料として凍らせたベリーなどが

(うられていることをしって、これをにほんでもしょうひんにできないかと)

売られていることを知って、これを日本でも商品にできないかと

(おもいついたのでした。そんなけいいでうまれたれいとういちごは、うりだされると、)

思い付いたのでした。そんな経緯で生まれた冷凍イチゴは、売り出されると、

(たちまちひょうばんとなって、とうきょうなどでもはつばいされたといいます。)

たちまち評判となって、東京などでも発売されたといいます。

(にほんでは、1954ねんにほうりつがせいりつして、しょうがっこうできゅうしょくがはじまりましたが、)

日本では、1954年に法律が成立して、小学校で給食が始まりましたが、

(ここでれいとうしょくひんがかつやくします。ころっけやすてぃっくじょうにせいけいした)

ここで冷凍食品が活躍します。コロッケやスティック状に成型した

(さかなのふらいは、こどもたちからぜつだいなにんきをほこるこんだてとなりました。)

魚のフライは、子どもたちから絶大な人気を誇る献立となりました。

(こおったものをあぶらであげるだけなのでちょうりのふたんがけいげんされたことも、)

凍ったものを油で揚げるだけなので調理の負担が軽減されたことも、

(うけいれられたりゆうのひとつだったのでしょう。1956ねんには、)

受け入れられた理由の一つだったのでしょう。1956年には、

(なんきょくでしょうわきちをけんせつするためにかんそくせんをおくることになりました。)

南極で昭和基地を建設するために観測船を送ることになりました。

(たいいんがふゆをこすためには、しょくりょうがひつようです。)

隊員が冬を越すためには、食料が必要です。

(ところがきょくちにはみずがじゅうぶんにないため、てまひまをかけてしょくじをつくることは)

ところが極地には水が十分にないため、手間暇をかけて食事を作ることは

(できません。そこでしらはのやがたったのがれいとうしょくひんでした。)

できません。そこで白羽の矢が立ったのが冷凍食品でした。

(こうしてやさいやちゃわんむしなど、たくさんのしょくひんがふねにつみこまれ、)

こうして野菜や茶わん蒸しなど、たくさんの食品が船に積み込まれ、

(たいいんたちのおなかをみたしたのです。)

隊員たちのおなかを満たしたのです。

(あじあではじめてのおりんぴっくが、1964ねんにとうきょうでかいさいされました。)

アジアで初めてのオリンピックが、1964年に東京で開催されました。

(ところが、ここでもんだいがはっせいします。たいかいには、せかいじゅうからななせんにんいじょうの)

ところが、ここで問題が発生します。大会には、世界中から7千人以上の

(せんしゅおよびかんけいしゃがさんかしましたが、そのしょくじをすべてじゅんびしなくては)

選手および関係者が参加しましたが、その食事をすべて準備しなくては

(なりません。かんきゃくがれすとらんなどでたべるぶんまでふくめると、)

なりません。観客がレストランなどで食べる分まで含めると、

(たいりょうのしょくざいがひつようとなります。ぶつりゅうやほかんのせつびがじゅうぶんでなかった)

大量の食材が必要となります。物流や保管の設備が十分でなかった

(じだいですから、やさいなどをいちどにちょうたつすれば、しなうすになってとうきょうのぶっかが)

時代ですから、野菜などを一度に調達すれば、品薄になって東京の物価が

(あがってしまいます。ここでとうじょうしたのがちょうきほぞんがかのうなれいとうしょくひんでした。)

上がってしまいます。ここで登場したのが長期保存が可能な冷凍食品でした。

(またこのとうじは、りょうりにんからすると、まずくてつかえないというにんしきが)

またこの当時は、料理人からすると、まずくて使えないという認識が

(いっぱんてきでした。ところが、せんしゅむらにあつめられたいちりゅうのしぇふたちは)

一般的でした。ところが、選手村に集められた一流のシェフたちは

(だきょうしませんでした。どうしたらおいしくたべられるか、)

妥協しませんでした。どうしたらおいしく食べられるか、

(あじやちょうりほうなどのけんきゅうをかさねて、れいとうのやさいやにく、)

味や調理法などの研究を重ねて、冷凍の野菜や肉、

(さかなをつかってもひけをとらないめにゅーをつくりだしました。)

魚を使っても引けを取らないメニューを作り出しました。

(それらは、せかいじゅうからやってきたせんしゅにもだいこうひょうだったといいます。)

それらは、世界中からやって来た選手にも大好評だったといいます。

(このけいけんから、げんざいでもにんきのあるはんばーぐなどがしょうひんかされました。)

この経験から、現在でも人気のあるハンバーグなどが商品化されました。

(このころからいっぱんのかていにもれいとうきのうのついたれいぞうこがふきゅうしはじめます。)

このころから一般の家庭にも冷凍機能の付いた冷蔵庫が普及し始めます。

(さらに、6ねんごにひらかれたおおさかばんぱくには、)

さらに、6年後に開かれた大阪万博には、

(ふぁすとふーどてんやふぁみりーれすとらんのさきがけとなるものがとうじょうし、)

ファストフード店やファミリーレストランの先駆けとなるものが登場し、

(にほんのがいしょくさんぎょうがはってんするきっかけとなりました。こうして、れいとうしょくひんは、)

日本の外食産業が発展するきっかけとなりました。こうして、冷凍食品は、

(わたしたちのしょくせいかつにかかせないものとなっていったのです。)

わたしたちの食生活に欠かせないものとなっていったのです。

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