第68回 文章入力スピード認定試験(日本語)問題

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第68回 文章入力スピード認定試験(日本語)問題
第68回 文章入力スピード認定試験(日本語)問題
引用参考:https://www.goukaku.ne.jp/image/sample/0402uxaz6rn5/68-BSJ-Q.pdf
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 maro 6654 S+ 6.9 96.4% 864.1 5971 221 90 2024/10/21
2 ゆうりん 6557 S+ 6.7 97.8% 885.1 5937 133 90 2024/11/14
3 Kpanda 6399 S 6.6 96.2% 879.8 5861 231 90 2024/09/29
4 ひま 5519 A 5.8 94.5% 1014.0 5942 345 90 2024/10/27
5 momo 3635 D+ 4.1 88.3% 1387.2 5811 768 90 2024/11/12

関連タイピング

問題文

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(あなたは、わがくにでもっともめんせきのひろいしはどこかしっていますか。)

あなたは、わが国で最も面積の広い市はどこか知っていますか。

(それはぎふけんのたかやましです。ここはいまもなお、)

それは岐阜県の高山市です。ここは今もなお、

(ふるくからのまちなみがほぞんされているうつくしいとちです。)

古くからの街並みが保存されている美しい土地です。

(そのけいかんはこくないだけでなくかいがいからもたかいひょうかをえているといいます。)

その景観は国内だけでなく海外からも高い評価を得ているといいます。

(また、ふゆのさむさがきびしくゆきがたくさんふるちいきでもあります。)

また、冬の寒さが厳しく雪がたくさん降る地域でもあります。

(このあたりは、きたあるぷすなどのやまやまにかこまれており、)

この辺りは、北アルプスなどの山々に囲まれており、

(もくざいをはじめとするさまざまなしげんがほうふだったことから、)

木材をはじめとする様々な資源が豊富だったことから、

(えどじだいにはばくふがちょくせつかんりをするえりあとなっていました。)

江戸時代には幕府が直接管理をするエリアとなっていました。

(きぎにかこまれてくらすこのちほうのひとびとは、むかしからすぐれたけんちくぎじゅつをもっており、)

木々に囲まれて暮らすこの地方の人々は、昔から優れた建築技術を持っており、

(げんざいにいたるまで、たくさんのすばらしいたてものをよにうみだしてきました。)

現在に至るまで、たくさんの素晴らしい建物を世に生み出してきました。

(ゆたかなしぜんにはぐくまれたきをいかすわざ、そのかんせいやじっちょくなきしつをもったしょくにんたちが)

豊かな自然に育まれた木を生かす技、その感性や実直な気質を持った職人たちが

(てがけたものは、かずかずのじいんなどのれきしてきなたてものはもちろんですが、)

手掛けたものは、数々の寺院などの歴史的な建物はもちろんですが、

(こうげいひんにまでおよびました。かれらはあらゆるきぎのとくせいをよくしっており、)

工芸品にまで及びました。彼らはあらゆる木々の特性をよく知っており、

(なにをつくるときにはどれがてきしているのかをみきわめ、)

何を作るときにはどれが適しているのかを見極め、

(そのうつくしさをひきだすわざをもっているのです。)

その美しさを引き出す技を持っているのです。

(さて、このちほうのいえは、やねがひくいというのがとくちょうてきです。)

さて、この地方の家は、屋根が低いというのが特徴的です。

(ゆきがたくさんふるちいきということもあり、)

雪がたくさん降る地域ということもあり、

(そのおもみからまもるためにこのようなつくりになっているといいます。)

その重みから守るためにこのような造りになっているといいます。

(また、そのかくどもゆるやかでゆきがすべりおちないようはいりょされています。)

また、その角度も緩やかで雪がすべり落ちないよう配慮されています。

(こうした、さむいえりあならではのさまざまなくふうがなされ、)

こうした、寒いエリアならではのさまざまな工夫がなされ、

など

(きのうてきなすまいがつくられてきたといいます。)

機能的な住まいが造られてきたといいます。

(さらに、じつようせいだけでなく、そうしょくせいもかねそなえているというてんも)

さらに、実用性だけでなく、装飾性も兼ね備えているという点も

(とくひつすべきでしょう。しがいのたてものをみてみると、やねをささえるぶざいに、)

特筆すべきでしょう。市街の建物を見てみると、屋根を支える部材に、

(くものちょうこくがほどこされているのがかくにんできます。これは、)

雲の彫刻が施されているのが確認できます。これは、

(このちにたちならぶにほんかおくのおおくにみることができます。)

この地に立ち並ぶ日本家屋の多くに見ることができます。

(もともとはじんじゃやてらなどにもちいられたぎじゅつでしたが、)

もともとは神社や寺などに用いられた技術でしたが、

(いっぱんてきなじゅうたくにもつかわれるようになっていきました。)

一般的な住宅にも使われるようになっていきました。

(よくみてみると、どれもすこしずつかたちがことなります。しょくにんたちがそれぞれ、)

よく見てみると、どれも少しずつ形が異なります。職人たちがそれぞれ、

(じぶんがてがけたたてものにおなじでざいんのちょうこくをほどこすことで、)

自分が手掛けた建物に同じデザインの彫刻を施すことで、

(だれがたてたものかわかるようになっているといいます。)

誰が建てたものか分かるようになっているといいます。

(そこがうでのみせどころでもあったのでしょう。ふとくくろいはしらでささえられたじゅうたくたちは、)

そこが腕の見せ所でもあったのでしょう。太く黒い柱で支えられた住宅たちは、

(かれらのてんじかいでもあり、そのわざをはっぴょうするばにもなっていたのです。)

彼らの展示会でもあり、その技を発表する場にもなっていたのです。

(そんなしてんでながめていると、きそいあいながらおたがいのちからをたかめあってきた)

そんな視点で眺めていると、競い合いながらお互いの力を高め合ってきた

(しょくにんたちのすがたをそうぞうすることができ、さらにちがったたのしみかたができます。)

職人たちの姿を想像することができ、さらに違った楽しみ方ができます。

(また、このちほうにつたわるきをいかしたぎじゅつをけっしゅうされた、)

また、この地方に伝わる木を生かした技術を結集された、

(くにしていのでんとうてきこうげいひんがあります。それは、もくめがうつくしく、)

国指定の伝統的工芸品があります。それは、木目が美しく、

(じかんのけいかとともにちゃいろくへんかしてつやがでてくるいちいのきをざいりょうとして、)

時間の経過とともに茶色く変化してつやが出てくるイチイの木を材料として、

(ちゃくしょくなどをせず、ちょうこくのわざのみでひょうげんするさくひんです。)

着色などをせず、彫刻の技のみで表現する作品です。

(みきがしろいぶぶんとあかいぶぶんにきっちりわかれているため、)

幹が白い部分と赤い部分にきっちり分かれているため、

(そのいろあいをそのままいかし、よけいなさいしょくはいっさいおこなわれません。)

その色合いをそのまま生かし、余計な彩色は一切行われません。

(それだけに、つくりてのりきりょうがためされるのです。これはえどじだいのおわりごろに)

それだけに、作り手の力量が試されるのです。これは江戸時代の終わりごろに

(かつやくしたしょくにんたちによって、げいじゅつのいきまでにたかめられたものだといいます。)

活躍した職人たちによって、芸術の域までに高められたものだといいます。

(いまでは、ねつけやおきもの、さどうぐなど、さまざまなものがせいさくされています。)

今では、根付けや置物、茶道具など、さまざまなものが制作されています。

(つかえばつかうほど、じかんがたてばたつほどふかみがまし、)

使えば使うほど、時間がたてばたつほど深みが増し、

(つかうひとをあきさせないどくとくのあじわいがあるのです。)

使う人を飽きさせない独特の味わいがあるのです。

(ねんぱいそうににんきがあるとされていたらくごですが、さいきんではわかいせだいから)

年配層に人気があるとされていた落語ですが、最近では若い世代から

(ちゅうもくされることもおおくなってきています。にほんのでんとうげいのうといえば、)

注目されることも多くなってきています。日本の伝統芸能といえば、

(かぶきやのう、きょうげんなどがだいひょうてきなれいとしてあげられますが、)

歌舞伎や能、狂言などが代表的な例として挙げられますが、

(それらとひかくしても、ふぁんとなるひとびとのぞうかりつがたかいのだといいます。)

それらと比較しても、ファンとなる人々の増加率が高いのだといいます。

(じだいをへてもうけいれられるそのみりょくとは、どのようなものなのでしょうか。)

時代を経ても受け入れられるその魅力とは、どのようなものなのでしょうか。

(まず、なによりもとくちょうてきなのは、えんじるものがたったひとりですべてのやくを)

まず、何よりも特徴的なのは、演じる者がたった1人ですべての役を

(こなすということでしょう。こどもからおとしより、おとことおんな、)

こなすということでしょう。子供からお年寄り、男と女、

(ときにはどうぶつにいたるまで、こわいろやしぐさによってさまざまなやくをひょうげんします。)

時には動物に至るまで、声色やしぐさによってさまざまな役を表現します。

(それらにあわせていしょうをかえることはなく、とくべつなぶたいそうちもありません。)

それらに合わせて衣装を変えることはなく、特別な舞台装置もありません。

(ざぶとんのうえにすわっているだけで、こどうぐはせんすとてぬぐいのみです。)

座布団の上に座っているだけで、小道具は扇子と手拭いのみです。

(ここまでしんぷるなすたいるは、せかいをみてもほかにれいがないでしょう。)

ここまでシンプルなスタイルは、世界を見ても他に例がないでしょう。

(では、わたしたちはどこにおもしろみをかんじてひきこまれていくのでしょうか。)

では、わたしたちはどこに面白みを感じて引き込まれていくのでしょうか。

(かぶきなどのげいのうでは、やくがらどおりのふくにめーくやかつらなどをもちいるなどの)

歌舞伎などの芸能では、役柄通りの服にメークやかつらなどを用いるなどの

(ようそがもりこまれているので、かんきゃくはみたままにかいしゃくすることができます。)

要素が盛り込まれているので、観客は見たままに解釈することができます。

(ところがらくごのばあいは、えんじゃがぎこうをこらしてみぶりてぶりでひょうげんをして)

ところが落語の場合は、演者が技巧を凝らして身ぶり手ぶりで表現をして

(そのものになりきってはなします。そのさいに、せんすでひょうげんされるのは、)

その者になりきって話します。その際に、扇子で表現されるのは、

(はしやつりざおといったわかりやすいものから、かたななどのしせんをつかって)

はしや釣りざおといった分かりやすいものから、刀などの視線を使って

(ながさをかんきゃくにつたえるしゅほうがひつようなものもあります。もうひとつのこどうぐである)

長さを観客に伝える手法が必要なものもあります。もう一つの小道具である

(てぬぐいは、ほんやさいふなど、はばやひろさのあるものにばけます。また、)

手拭いは、本や財布など、幅や広さのあるものに化けます。また、

(まるめてやさいにしたりあたまのうえにのせてこのはをひょうげんしたりと、)

丸めて野菜にしたり頭の上に載せて木の葉を表現したりと、

(くふうしだいであらゆるものにへんかします。ききては、それをあたまのなかでそうぞうして)

工夫次第であらゆるものに変化します。聞き手は、それを頭の中で想像して

(すべてのばめんやとうじょうじんぶつ、はいけいなどをこうさつし、ものがたりのぜんようをりかいします。)

すべての場面や登場人物、背景などを考察し、物語の全容を理解します。

(つまりわたしたちは、めのまえのぶたいをみながらどうじにじぶんのあたまのなかでえいぞうを)

つまりわたしたちは、目の前の舞台を見ながら同時に自分の頭の中で映像を

(つくりあげてたのしんでいるのです。はなしてのかたりやうごきにどうちょうしていくため、)

作り上げて楽しんでいるのです。話し手の語りや動きに同調していくため、

(いったいかんがたかまり、さらにかんじょうをゆさぶられるのでしょう。)

一体感が高まり、さらに感情を揺さぶられるのでしょう。

(このきげんとされるものは、すでにへいあんじだいやかまくらじだいのせつわしゅうにみうけられ、)

この起源とされるものは、既に平安時代や鎌倉時代の説話集に見受けられ、

(それらのなかには、てらのそうがせっきょうをかたるさいにもちいられてたはなしもあるといいます。)

それらの中には、寺の僧が説教を語る際に用いられてた話もあるといいます。

(あづちももやまじだいには、だいみょうにつかえて、はなしあいてになったり、)

安土桃山時代には、大名に仕えて、話し相手になったり、

(よのなかがどんなうごきをしているか、まちでりゅうこうしているものはなにか)

世の中がどんな動きをしているか、町で流行しているものは何か

(といったことをほうこくしたりするやくわりがとうじょうします。そのなかに、)

といったことを報告したりする役割が登場します。その中に、

(おさないころからききおぼえたおもしろいはなしをあつめてほんにしたひとがいました。)

幼いころから聞き覚えた面白い話を集めて本にした人がいました。

(これらのほとんどのはなしには、さいごにこうかてきにむすぶ「おち」があり、)

これらのほとんどの話には、最後に効果的に結ぶ「オチ」があり、

(これがげんざいのらくごのぼたいとなっているといわれています。)

これが現在の落語の母体となっているといわれています。

(そして、それがげいとしてかんせいされたかたちでひろうされるようになり、)

そして、それが芸として完成された形で披露されるようになり、

(にんきのらくごかもとうじょうするようになります。そこから、りゅうこうがしたびになることも)

人気の落語家も登場するようになります。そこから、流行が下火になることも

(ありましたが、えどじだいこうきになるとちょうしゅうをあつめてせきりょうをとるこうぎょうが)

ありましたが、江戸時代後期になると聴衆を集めて席料を取る興行が

(はじまるほどふっこうします。)

始まるほど復興します。

(さらに、たいしょうからめいじにかけては、れこーどのはったつによってにんきを)

さらに、大正から明治にかけては、レコードの発達によって人気を

(えるようになったらくごかもとうじょうし、らじおでもほうそうされるようになり、)

得るようになった落語家も登場し、ラジオでも放送されるようになり、

(さらにちゅうもくをあつめるようになります。)

さらに注目を集めるようになります。

(せんじちゅうにはいちじてきにていたいしたものの、せんごにはふたたびにんきをとりもどしました。)

戦時中には一時的に停滞したものの、戦後には再び人気を取り戻しました。

(あらたにとうじょうしたてれびでのかつやくもめざましく、らくごぶーむをまきおこします。)

新たに登場したテレビでの活躍も目覚ましく、落語ブームを巻き起こします。

(そのご、たいしゅうのこのみのたようかとともに、りゅうこうはさったものの、)

その後、大衆の好みの多様化とともに、流行はさったものの、

(じだいにあわせてへんかをとげ、いまもなおねづよいにんきがあります。)

時代に合わせて変化を遂げ、今もなお根強い人気があります。

(ろうにゃくなんにょとわずたのしめるげいとして、ひとびとにあいされつづけていくのでしょう。)

老若男女問わず楽しめる芸として、人々に愛され続けていくのでしょう。

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