紅月いろは唄

(さあちょうちょうはっしかぜをきっていざいかん)

さあ丁々発止風を切っていざ行かん

(いのちもゆあかきほんりゅうへ)

命燃ゆ紅き奔流へ

(むけられるたかぶりをみちづれに)

向けられる昂ぶりを道連れに

(くるいざきこれぞほんもうと)

狂い咲きこれぞ本望と

(いろはにおえどちるきもなくつぎのたかみへと)

色は匂えど散る気もなく次の高みへと

(わがよだれにもみだせぬとこころにおにをかい)

我が世誰にも乱せぬと心に鬼を飼い

(それいっせいのせいこのいっぽんぎであばれかけろしんめのごとく)

ソレいっせいのせいこの一本気で暴れ駆けろ神馬の如く

(わかすちしおはねるぐれんしかとひきうけた)

沸かす血潮撥ねる紅蓮しかと引き受けた

(それいっせいのせいこのさかかぜてんじょうてんげともにかぶいて)

ソレいっせいのせいこの逆風天上天下ともに傾いて

(むせかえるほどさきほこれ)

噎せ返るほど咲き誇れ

(さあいきようようおとこいきてんげとり)

さあ意気揚々男意気天下取り

(おされたつもののいきざま)

推され立つ者の生き様

(ふりかえるいただきのひくきこと)

振り返る頂の低きこと

(ここからがしんのだいどうらん)

ここからが真の大動乱

(ういのおくやまいくどもこえまだみちなかばと)

有為の奥山幾度も越えまだ道半ばと

(あさきゆめなどきどらずにいわせておけばいい)

浅き夢など気取らずに言わせておけばいい

(それいっきかせいこのいっぽんみちすじをとおしれんげのごとく)

ソレ一気呵成この一本道筋を通し蓮華の如く

(づめもきばもおのがぶきとおくすることもなく)

爪も牙も己が武器と臆することもなく

(それいっきかせいこのあっぱれをあかきつきとうたいおどろう)

ソレ一気呵成この天晴れを紅き月と歌い踊ろう

(ひばなさかせていろはうた)

火花咲かせていろは唄

(いろはにおえどちるきもなくつぎのたかみへと)

色は匂えど散る気もなく次の高みへと

(あさきゆめさえじょうとうとずいまでよいしれて)

浅き夢さえ上等と髄まで酔いしれて

(それいっせいのせいこのいっぽんぎであばれかけろしんめのごとく)

ソレいっせいのせいこの一本気で暴れ駆けろ神馬の如く

(わかすちしおはねるぐれんしかとひきうけた)

沸かす血潮撥ねる紅蓮しかと引き受けた

(それいっせいのせいこのさかかぜてんじょうてんげともにかぶいて)

ソレいっせいのせいこの逆風天上天下ともに傾いて

(むせかえるほどさきほこれ)

噎せ返るほど咲き誇れ

(ひばなさかせていろはうた)

火花咲かせていろは唄