マゼラン海峡　かりゆし58

(まぜらんかいきょうにぼくらが)

マゼラン海峡に僕らが

(たどりつくころひとびとは)

辿り着く頃人々は

(うみのかなたをみつめながら )

海の彼方を見つめながら

(せかいのはてをおそれていた)

世界の果てを恐れていた

(じょうねつにみちびかれるまま)

情熱に導かれるまま

(ふねははるかなたびじをいく)

船は遙かな旅路を行く

(めにするすべてはあたらしく)

目にする全ては新しく

(かのうせいにみちてる)

可能性に満ちてる

(ながいたびをおえたあとに)

長い旅を終えた後に

(ぼくらはなにをおもうだろう)

僕らは何を想うだろう

(みらいへつづくみちのりが)

未来へ続く道のりが

(きぼういろにそまっていく)

希望色に染まって行く

(であいがくれたよろこびも)

出会いがくれた喜びも

(わかれがのこすかなしみも)

別れが残す悲しみも

(ぼくらのひびをあざやかに)

僕らの日々を鮮やかに

(いろどるようにひかりつづけるだろう)

彩るように光続けるだろう

(しりうすのさばくにこしかけはるかぎんがをみおろしたい)

シリウスの砂漠に腰掛け遥か銀河を見下ろしたい

(おさないあこがれのむぼうさは)

幼い憧れの無謀さは

(いつしかそこにたどりつく)

いつしかそこに辿り着く

(よぞらのはるかかなたには)

夜空の遥か彼方には

(いったいなにがみえるだろう)

一体何が見えるだろう

(うちゅうにおわりがないのも)

宇宙に終わりがないのも

(そんなきみやぼくのためだ)

そんな君や僕のためだ

(みはてぬゆめのそのさきで)

見果てぬ夢のその先で

(いったいなにをみるのだろう)

一体何を見るのだろう

(きらりとひかるおもいでは)

キラリと光る想い出は

(ぼくのあしあとにさいてくれるかな)

僕の足跡に咲いてくれるかな

(みらいのむこうへ)

未来の向こうへ

(かんじるものをわけあって)

感じるものを分け合って

(そこからなにかをうみだして)

そこから何かを生み出して

(そしてだれもがそれぞれに)

そして誰もがそれぞれに

(あしたにむかってあるきだす)

明日に向かって歩き出す

(ながいたびをおえたあとに)

長い旅を終えた後に

(ぼくらになにがのこるだろう)

僕らに何が残るだろう

(きらりとひかるおもいでは)

キラリと光る想い出は

(ぼくのあしあとにさいてくれるかな)

僕の足跡に咲いてくれるかな