阪急8200系
8200系は1995年6月に登場した、神戸線用の車両。増備が進められていた8000系に準拠しつつ、ラッシュ時の増結用として、混雑対策の強化が行われたほか、新機軸のテストも行われた。車体はアルミ製で、前面形状は8000系8033、8034、8035、同年登場の8300系8304と同様「く」の字スタイルとしているが、8200系は前面窓を下方まで延長、車番は窓の内側に入れ、電照式とした。乗務員室直後については、2000系以降の新造車では初となる戸袋窓となっている。側面の種別、行先表示にはLED式を試用、表示機2つを横に並べ、日本語と英語を表示する。車内は、座席をすべて収納式とした点が特徴で、朝ラッシュ時は座席を収納した状態で運行することになる。扉付近にスタンションポールを、窓上にも握り棒を設けたほか、初めて五角形を採用したつり革は従来の線路方向に加えて、枕木方向にも設置している。また、阪急初のLED式情報案内装置が設置され、広告や、見えるラジオによるニュースを表示する、液晶式モニターも導入されている。主要機器も新機軸を導入、主電動機は出力を2KWに向上、制御装置は1C1MのVVVFインバーターとし、8両時に3M5Tの編成を組むことが出来るようにしている。本形式は2両のため、電動車は主電動機3台搭載の0.75Mとなる。冷房装置は定員増に伴い、10,500kcal/hを4台に増強、暖房は座席下のものだけでは能力が不足するため、冷房装置をヒートポンプ式として補っている。パンタグラフはシングルアーム式を初採用している。台車は京都線で採用されていたボルスタレス台車、SS-139A、SS-039Aを神戸、宝塚線で初採用した。当初は朝ラッシュの通勤急行、夕方の須磨浦公園行きの特急に投入され、朝は座席を収納、夕方は座席を引き出して運用されたが、1998年2月で山陽電鉄直通は廃止、増結も無くなったため、朝の通勤急行2本に座席を収納して運用されるのみとなってしまった。
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