人喰いかいじゅうヨルのはなし
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歌詞(問題文)
(きれいなほしづきよだった)
きれいな星月夜だった。
(わたしはねむたいめをこすってそとへでて)
私はねむたい目をこすって外へでて
(がいとうがあるとじゃまだから)
街灯があると邪魔だから、
(ここからすこしはなれたところへいく)
ここからすこし離れたところへいく。
(ふいにいきもののけはいがしてみると)
ふいにいきものの気配がして、みると、
(おひさまのにおいのおおきいみみとしっぽのなにかだ)
おひさまのにおいの、大きい耳とシッポのナニカだ。
(あいらしいこえでこういうのだった)
愛らしい声で、こう言うのだった。
(やあほしをみにきたのかい)
やあ 星をみにきたのかい?
(あいにくきょうはとくべつくらくてちょっとあぶないのだ)
あいにくきょうは特別暗くて ちょっとあぶないのだ
(あけることのないよるがさるまでこっちへおいで)
明けることのない夜が去るまで こっちへおいで
(きみのようなにんげんにきかせるうたがある)
キミのようなニンゲンに きかせる歌がある
(あんまりうまくはないけれどえもかいたのだ)
あんまりうまくはないけれど 絵もかいたのだ
(さあさそこにすわってぼくのつくったおはなし)
さあさ!そこに座って! ボクのつくったおはなし
(きいてほしいのだ)
きいてほしいのだ!
(まっくらやみのひとくいかいじゅうそいつはよるとよばれていたのだ)
まっくらやみの人喰いかいじゅう そいつは「ヨル」と呼ばれていたのだ
(いちにのさん)
いち にの さん
(さあさあいいこはもうめをとじて)
さあさあ いい子はもう目を閉じて
(とどろくのはかいじゅうよるのこえがおー)
とどろくのはかいじゅう ヨルのこえ「がおー。」
(じゅるりこどもたちをねらってるぞ)
じゅるり… 子どもたちを狙ってるぞ
(たべられたくなきゃああさがくるまで)
たべられたくなきゃあ アサがくるまで
(ほらおちてゆくすやすやり)
ほらおちてゆく すやすやり
(ゆめのせかいでぐるりぐるり)
ユメのせかいで ぐるりぐるり
(なかまはずれでひとりぼっちの)
なかまはずれで ひとりぼっちの
(ぼくはずっときらわれものだろ)
ぼくはずっと嫌われモノだろ?
(あさがくればもうさよなら)
アサがくればもうサヨナラ!
(でもほんとはともだちがほしいとおもってる)
…でもほんとは ともだちがほしいと思ってる
(さみしいかいじゅうよるのおはなし)
さみしいかいじゅう ヨルのおはなし
(まっくらやみのいぎょうのぱれーど)
まっくらやみの 異形のパレード
(どこへむかうぼくらわるいこ)
どこへ向かう? ボクらわるいこ
(ここははいきょないしょひみつきち)
ここは廃墟 ないしょひみつきち
(ちをながすとたんやねのうえで)
血を流す トタン屋根のうえで
(でんたくふくろうのよげんしょ)
でんたくフクロウの予言書
(ようすいろうかぶおふね)
用水路 浮かぶおふね
(ねがいをかなえるやみに)
ねがいを叶える闇に
(にじむくももあめもいろもあれもこれもぜんぶまぜてまぜて)
にじむ 雲も 雨も 色も あれも これも ぜんぶ まぜて まぜて
(さあさああつまれぼくのおともだち)
さあさあ 集まれボクのおともだち
(こだましてるかいじゅうよるのこえがおー)
こだましてるかいじゅう ヨルのこえ「がおー。」
(うたもえほんでもきかせてあげる)
歌も 絵本でも 聞かせてあげる
(なまあたたかいふかふかのなかで)
生温かい ふかふかのなかで
(ああおちてゆくずるずるり)
ああ… おちてゆく ずるずるり
(ゆめのせかいでどろりどろり)
ユメのせかいで どろりどろり
(なかまはずれのなかまあつめた)
なかまはずれの なかまあつめた
(ぼくらこれでみんなずーっといっしょだろ)
ボクらこれで みんなずーっと一緒だろ?
(よるとともにおやすみ)
ヨルとともにオヤスミ!
(さてこれでめでたしめでたし)
さて これでめでたしめでたし!
(とはいかずかよわいおともだちは)
…とはいかず かよわいおともだちは
(ふかいよるのやみにとろけてなくなってしまうばかり)
ふかいヨルの闇に とろけてなくなってしまうばかり
(それをもうずっとずっとくりかえしてる)
それをもう ずっとずっと くりかえしてる
(おやぁどこへいこうというのかい)
…おやぁ? どこへ行こうというのかい?
(まだおはなしはおわっていないのだ)
まだおはなしは 終わっていないのだ
(そこにおすわり)
そこにお座り
(どうせきみひとりでかえれはしないのだから)
どうせ キミひとりで帰れはしないのだから…
(よしよしそれじゃあつづきを)
…よしよし それじゃあ つづきを…
(さあ)
さあ
(さみしいよるのつづきのおはなし)
さみしいヨルの つづきのおはなし
(まちびとはこずもういくとしつき)
待ちびとは来ず もう幾年月
(ぐるぐるまわるそらをながめてる)
ぐるぐるまわる 空をながめてる
(うるさいかぜのおとだけきいてる)
うるさい風の 音だけきいてる
(まあるいほのおがにくくてたべた)
まあるい炎が 憎くて食べた
(かじりかけおせんべいと)
かじりかけ おせんべいと
(よるのおとしたなみだは)
ヨルのおとした なみだは
(いつかぐるりちゅうをまいそれをひとびとはほしとよんだ)
いつか ぐるり 宙を舞い それを人々は 星と呼んだ
(ほしとつきぽつりくろいせなかに)
星と月ぽつり 黒いせなかに
(ただうしみつどきのかねがなる)
ただ丑三つ時の 鐘が鳴る
(うすぐらいはいいろのせいじゃくに)
うすぐらい 灰色の静寂に
(ひびくのはかなしいよるのこえ)
ひびくのは かなしい ヨルのこえ
(まるくなりねむりみえたけしきは)
まるくなり眠り みえた景色は
(あいまいなきおくのそうれつで)
あいまいな 記憶の葬列で
(よせあつめのつぎはぎいぎょうたち)
よせあつめの ツギハギ異形たち
(それをぼくはゆめとよんだのだ)
それをボクは「ユメ」と呼んだのだ
(ひとりふたりとほしをみにきた)
ひとりふたりと 星をみにきた
(あまいにおいいきょうのたびびとは)
あまいニオイ 異郷の旅人は
(ふらりくらりまよいこんだ)
ふらりくらり 迷い込んだ…
(さんにんよにんなにもしらない)
さんにんよにん 何もしらない
(おいしそうでかわいいきみたちは)
おいしそうで カワイイ きみたちは
(みぎもひだりもわからずに)
右も 左も わからずに
(きみのよくしるすがたをしてる)
キミのよく知る 姿をしてる
(あんないにんはほしのまんとをきて)
案内人は 星のマントを着て
(さあこっちてまねきしたのだ)
さあこっち 手招きしたのだ
(きみでええとそうなんにんめかもわからないや)
キミで ええと…そう… 何人目かもわからないや
(くらいよるのおはなしこれでぜんぶおしまい)
くらいヨルの おはなし これでぜんぶ おしまい!
(あれもこれもそれもあさもゆめもぐるりぐるりぜんぶぜんぶ)
あれも これも それも アサも ユメも ぐるり ぐるり ぜんぶ ぜんぶ
(それじゃあさいごにきみも)
それじゃあ… さいごにキミも…
(ぼくのなかでおやすみ)
ボクの中で オヤスミ!