犠牲者の記録.mp4
編集:ゐ
サウンド:或ファ
脚本:抒作品
エフェクト:碧乃狸
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問題文
(ここはぶきみなとしょかん)
ここは不気味な図書館
(とだらけのきもちわるいばしょ)
■と■■だらけの気持ち悪い場所
(げんかんいがいのばしょからはでられないし)
玄関以外の場所からは出られないし
(たてものをこわすこともできない)
建物を壊すことも出来ない
(まいごになったらおわりだろう)
迷子になったら終わりだろう
(どうやらわたしはこのぶきみなばしょで)
どうやら私はこの不気味な場所で
(まよってしまったようだ)
迷ってしまったようだ
(いつかじぶんもそこらへんの)
いつか自分もそこらへんの
(のいちぶになるのかとおもうと)
■■の一部になるのかと思うと
(おそろしてくたまらない)
恐ろしてくたまらない
(ながくいるわけにはいかないので)
長く居る訳にはいかないので
(でぐちをさがすためはいきょのなかを)
出口を探すため廃墟の中を
(さまよいあるく)
彷徨い歩く
(とあるのわきでみつけた)
……とある■■の脇で見つけた
(ひかくてきあたらしいあかいほん)
比較的新しい赤い本
(そこには)
そこには
(ぎせいしゃのきろくをください)
犠牲者の記録を■■■■■ください
(ぎせいしゃのきろく)
犠牲者の記録 ●〇〇〇〇
(ぼくはきょうはいきょをあるいた)
ぼくは今日 はいきょをあるいた
(おもしろそうなのではいってしまった)
面白そうなので入ってしまった
(はいってみるとそこは)
入ってみるとそこは
(ふしぎなばしょで)
ふしぎなばしょで
(くうかんがはっきりとしてない)
空間がはっきりとしてない
(じかんとともにくうかんがかわる)
時間と共に空間が変わる。
(とてもふしぎなばしょだけれど)
とても不思議な場所だけれど
(ぼくはとりあえずあるいた)
僕はとりあえず歩いた
(へんかしていくくうかん)
変化していく空間
(いろはかわっていくし)
色は変わっていくし
(ひろさもかたちもかわる)
広さも形も変わる
(あるいていくうちに)
歩いていくうちに
(ちがうくうかんにかわり)
違う空間に変わり
(もといたばしょにはもどれず)
元居た場所には戻れず
(かわりつづけるばしょだった)
変わり続ける場所だった
(どんなふうにかわるかきになるので)
どんな風に変わるか気になるので
(ぼくはあるきつづけてきろくしようとおもう)
ぼくは歩き続けて記録しようと思う
(ぎせいしゃのきろく)
犠牲者の記録 ●●〇〇〇
(さむいゆきやまにいた)
寒い雪山に居た、
(さむいゆきやまで)
寒い雪山で
(あいつをたおしたんだ)
あいつを倒したんだ
(そしたらべつのばしょにきて)
そしたら別の場所に来て
(じぶんのすがたがみえなくなった)
自分の姿が見えなくなった
(もういや)
「もういや」
(すがたがみえないのにあるく)
姿が見えないのに歩く
(どこにすすんでるかもわからない)
どこに進んでるかも分からない
(そしたら)
そしたら
(あくむだったんだろうか)
「悪夢」だったんだろうか
(ぼくはそこで)
僕はそこで■■■■■■■
(ぎせいしゃのきろく)
犠牲者の記録 ●●●〇〇
(どうしてこうなったんだろう)
どうしてこうなったんだろう。
(わたしはすてられてしまった)
私は捨てられてしまった…
(どうして)
どうして?
(かれにきいてみても)
彼に聞いてみても、
(りゆうはわからなかった)
理由は分からなかった
(どんなかんじょうなんだろう)
どんな感情なんだろう
(くやしいくるしいかなしい)
悔しい?苦しい?悲しい?
(このかんじょうに)
この感情に
(なまえはつかず)
名前は付かず
(ただただりゆうをさがしつづける)
ただただ理由を探し続ける
(わたしのすがたは)
私の姿は
(みえなくて)
見えなくて
(とちゅうまで)
途中まで
(すがたがみえる)
姿が見える
(わたしはなにをしたんだろう)
私は何をしたんだろう、
(かれはどうしてわたしをすてたんだろう)
彼はどうして私を捨てたんだろう
(ぎせいしゃのきろく)
犠牲者の記録 ●●●●〇
(あおいかんじょう)
青い感情
(ぶきみなせんりつ)
不気味な旋律、
(しんでしまったことば)
死んでしまった言葉。
(そんなせかいがあった)
そんな世界があった
(けいかてきに)
経過的に
(すすんでいくかいだんは)
進んでいく階段は
(おれのはんだんきじゅんを)
俺の判断基準を
(こわしにこちらにくる)
壊しにこちらに来る
(しょうじきばかなことだろう)
正直馬鹿な事だろう
(せいかしかなのだから)
「生か死か」なのだから
(さいのめはこたえをもっている)
賽の目は答えを持っている。
(ぎせいしゃのきろく)
犠牲者の記録 ●●●●●
(のきろく)
???の記録 ●●●●●●●●●●●
(あのばしょのほんとうのすがたとは)
あの場所の本当の姿とは?
(あそこはかんじょうとかんかくをたいけんできます)
あそこは感情と感覚を体験できます。
(かんたんにいうとゆめをみれるばしょです)
簡単に言うと夢を見れる場所です。
(たとえばよろこびきたいいかりけんお)
例えば「喜び」「期待」「怒り」「嫌悪」
(かなしみおどろきおそれしんらいなど)
「悲しみ」「驚き」「恐れ」「信頼」など
(おおくのかんじょうをたいけんできます)
多くの感情を体験出来ます。
(かんかくだとしかくちょうかくきゅうかく)
感覚だと「視覚」「聴覚」「嗅覚」
(みかくしょっかくです)
「味覚」「触覚」です。
(じつはおうようてきなかんじょうやかんかくもたいけんできます)
じつは応用的な感情や感覚も体験出来ます。
(れいききしんざいと)
「冷奇」「希信」「罪妬」
(がいちぶのれいです)
「□□」「■■」「 」が一部の例です。
(かれがさいしょらへんにきたとき)
彼が最初らへんに来た時
(うんがよかったようですね)
運が良かったようですね。
(つぎはどうなんでしょうか)
次はどうなんでしょうか?
(けいこく)
警告
(でするこういはきんしされています)
■■■で■■する行為は禁止されています。
(ぎせいしゃのきろく)
「犠牲者の記録」
(きかくひっきちょう)
企画:筆記帳。
(へんしゅうい)
編集:ゐ
(さうんどあるふぁ)
サウンド:或ファ
(きゃくほんじょさくひん)
脚本:抒作品
(えふぇくとあおのたぬき)
エフェクト:碧乃狸