塗り潰そう、クラリティ

(かさねたせかいへ)

重ねた世界へ

(なんかいもなぞったせんがかさなって)

何回もなぞった線が重なって

(わたしのりんぐのーとでせかいになったひるやすみ)

私のリングノートでセカイになった昼休み

(がたがたふあんていなゆがんだせかい)

ガタガタ不安定な歪んだセカイ

(だれもがきっとはなであざわらうでしょう)

誰もがきっと鼻で嘲笑うでしょう

(でもそんなときあなたが)

でもそんな時アナタが

(つむぐことばでせかいがせかいになったんだ)

紡ぐ言葉でセカイが世界になったんだ

(わたしのせかいのねつがつたった)

私の世界の熱が伝った

(かなしくないのになみだとまらないな)

悲しくないのに涙止まらないな

(ただひとりのりかいしゃのために)

ただ一人の理解者のために

(このちいさなこころがねつおびてくどうするなら)

この小さな心が熱帯びて駆動するなら

(せかいをえがくよ)

世界を描くよ

(ときがながれあんていしてきたせかい)

時が流れ安定してきた世界

(じふしんもちょっとずつそだってきたひるやすみ)

自負心もちょっとずつ育ってきた昼休み

(まわりのせかいがきになりだして)

周りの世界が気になりだして

(いのなかのかわずだとおもいしらされた)

井の中の蛙だと思い知らされた

(でもなんでだろうあなたの)

でもなんでだろうアナタの

(せかいをのぞきみるたびににやけてしまうの)

世界を覗き見る度にニヤけてしまうの

(あなたのせかいがだいすきなのに)

アナタの世界が大好きなのに

(くやしさあふれてとまらないおさえられない)

悔しさあふれて止まらない　抑えられない

(このさめないこころがどろどろなねつが)

この冷めない心が　ドロドロな熱が

(つらいけどいとしくてたまらないよ)

辛いけど愛しくてたまらないよ

(だれかのようなきらめいてるせかいは)

誰かのような煌めいてる世界は

(まだえがけないけど)

まだ描けないけど

(わたしだけのせかいかさねたばねるから)

わたしだけの世界　重ね束ねるから

(わたしのせかいのねつよつたえよ)

わたしの世界の熱よ　伝えよ

(だれかのなみだになれるそのためなら)

誰かの涙になれるそのためなら

(なにもかもなげだしてすべてささげるよ)

何もかも投げ出して全て捧げるよ

(こわいけどふみだしたいの)

怖いけど踏み出したいの

(なにもないひとなみのじょしこうせいが)

何もない人並みの女子高生が

(ゆめみちゃだめだときめられてたまるか)

夢見ちゃだめだと決められてたまるか

(それならねつでとけて)

それなら熱で溶けて

(はててやるくらいのきもちで)

果ててやるくらいの気持ちで

(いまもせかいをえがくよ)

今も世界を描くよ