スターライト amazarashi

(ぼくらをとりかこむあらゆることに)

僕らを取り囲むあらゆることに

(とくべつなことなんてない)

特別な事なんてない

(このてのなかぐうぜんのふりしていすわるたからものも)

この手の中偶然の振りして居座る宝物も

(であうべくしてであったきせきのようにひかりはなった)

出会うべくして出会った　奇跡のように光はなった

(がらくたもかさなればぼくをかたちづくった)

ガラクタも　重なれば　僕を形作った

(もうだめだってくじけそうなときにだけかがやくものが)

もう駄目だって挫けそうな時にだけ輝くものが

(つまりいつだってむねのおくにねむってる)

つまり　いつだって胸の奥に眠ってる

(くずみたいなごみみたいなちいさなほしをみつけたんだ)

屑みたいな　ゴミみたいな　小さな星を見つけたんだ

(つかめはしなくてもそのあかりでぼくらはまえにすすむよ)

掴めはしなくても　その明かりで　僕らは　前に進むよ

(よるのむこうでなにかがまっててそれをてらしてすたーらいと)

夜の向こうで何かが待ってて　それを照らして　スターライト

(じょうねつきぼうなんでもいいけど)

情熱　希望なんでもいいけど

(ぼくらはここにいちゃだめだ)

僕らはここにいちゃダメだ

(かたみちきっぷはしょうちだじょばんになみだはすてろすたーらいと)

片道切符は承知だジョバンニ　涙は捨てろ　スターライト

(きっといいことばかりじゃないけどだからこそぼくらはいくんだよ)

きっといい事ばかりじゃないけど　だからこそ　僕らは行くんだよ

(ここまでのたびじをおもいだしてよむねがはりさけそうなわかれも)

ここまでの旅路を思い出してよ　胸が張り裂けそうな別れも

(しにたいほどつらいときだってあったろう)

死にたい程辛い時だってあったろう

(いつだったろうそのたびじぶんになんていいきかせてきたか)

いつだったろう　そのたび自分になんて言い聞かせてきたか

(ここがはじまりだはじまりだってなみだこらえたよ)

「ここが始まりだ　始まりだ」って　涙こらえたよ

(おわりがどこにあるかなんてかんがえるのはもうやめた)

終わりがどこにあるかなんて　考えるのはもう止めた

(つまりいいかえればぜんぶがぼくしだい)

つまり　言い換えれば全部が　僕次第

(くずみたいなごみみたいなちいさなぼくだってひかるから)

屑みたいな　ゴミみたいな　小さな僕だって光るから

(みつけてほしいんだよこのこえをいますぐそらになげるよ)

見つけて欲しいんだよ　この声を　今すぐ空に投げるよ

(よるのむこうでだれかがまっててそれをみつけてすたーらいと)

夜の向こうで誰かが待ってて　それを見つけて　スターライト

(あいだこいだってわからないけどぼくらはひとりではだめだ)

愛だ恋だって解らないけど　僕らは一人では駄目だ

(あいするひとをまもれかむぱねるらよわきはすてろすたーらいと)

愛する人を守れカムパネルラ　弱気は捨てろ　スターライト

(きっとわるいことばかりじゃないよとなりにあなたがいるなら)

きっと悪いことばかりじゃないよ　隣に　あなたが居るなら

(ほしめぐりのたびはつづくつづくおわらない)

星めぐりの旅は続く　続く　終わらない

(おりおんのみぎかたでうたううたうわしはあかいめだま)

オリオンの右肩で歌う　歌う　鷲は紅い目玉

(なくななくなたびびとよこきょうのひめりんごついばんだ)

泣くな　泣くな　旅人よ　故郷の姫りんごついばんだ

(とりになるかとりになるかそんなゆめをみたよ)

鳥になるか　鳥になるか　そんな夢をみたよ

(なみだもかれたよ)

涙も枯れたよ

(よるのむこうにこたえはあるのかそれをおしえてすたーらいと)

夜の向こうに答えはあるのか　それを教えて　スターライト

(しつぼうざせつうんざりしながらそれでもなにかをさがしてる)

失望　挫折うんざりしながら　それでも　何かを探してる

(ちかづけばとおくなるかしおぴあいまはわらえよすたーらいと)

近づけば遠くなるカシオピア　今は笑えよ　スターライト

(いつかすべてがうまくいくなら)

いつか全てが上手くいくなら

(なみだはとおりすぎるえきだ)

涙は通り過ぎる駅だ