化石のうた

(たかなりのよるだとけたあすふぁるとが)

高鳴りの夜だ　溶けたアスファルトが

(しぬまでしぬまで)

死ぬまで　死ぬまで

(おどりくるってるのさ)

踊り狂ってるのさ

(めがまわるようだひばなちらしながら)

目が回るようだ　火花散らしながら

(しんかのまえまでもどってみたい)

進化の前まで戻ってみたい

(そしてはじめてにであいたい)

そして初めてに出会いたい

(しらないこえでそらがなくころ)

知らない声で空が鳴くころ

(まだここにひみつがすんでる)

まだここに秘密が棲んでる

(いしきのそとでときがながれては)

意識の外で時が流れては

(めくるめくそのすがたをみせるの)

めくるめくその姿を見せるの

(しゃくねつのよるだぬれたはだとはだが)

灼熱の夜だ　濡れた肌と肌が

(ざわめくきらめく)

ざわめく　きらめく

(みんながくるってるのさ)

みんなが狂ってるのさ

(ぜんぶあることがぜんぶないことへと)

全部あることが　全部ないことへと

(ころがりおちてくかーにばる)

転がり落ちてくカーニバル

(かきわけてかえるべきばしょへと)

掻き分けて帰るべき場所へと

(よるのさいこうびけなみがいい)

夜の最後尾　毛並みがいい

(おわるようなつづくような)

終わるような　続くような

(まだまだまだまーだ)

まだまだまだまーだ

(おわらないでとねがうような)

終わらないでと願うような

(あめのちいのちあめのちいのち)

雨のち命　雨のち命

(かせきのようにねいきもたてず)

化石のように寝息も立てず

(ただじかんのなかでまっている)

ただ時間の中で待っている

(あなたのことをさがしているのずっと)

あなたのことを探しているのずっと

(きがついてそしていつかであうよ)

気がついて　そしていつか出会うよ

(たかなりのよるだとけたあすふぁるとが)

高鳴りの夜だ　溶けたアスファルトが

(しぬまでしぬまで)

死ぬまで　死ぬまで

(おどりくるってるのさ)

踊り狂ってるのさ

(めがまわるようだひばなちらしながら)

目が回るようだ　火花散らしながら

(しんかのまえまでもどってみたい)

進化の前まで戻ってみたい

(そしてはじめてにまたあいたいよ)

そして初めてにまた会いたいよ