絶刀･天羽々斬

(はやてをいるごときやいばうるわしきはせんのはな)

颯(はやて)を射る如き刃 麗しきは千の花

(よいにきらめいたざんげつかなしみよじょうどにかえりなさいとわに)

宵に煌めいた残月 哀しみよ浄土に還りなさい…永久(とわ)に

(どうこくにほえたつしゅらいっそつれづれとしずくをぬぐって)

慟哭に吠え立つ修羅 いっそ徒然と雫を拭って

(おもいでもほこりもひとふりのらいめいへと)

思い出も誇りも 一振りの雷鳴へと

(さりなさい)

去りなさい!

(むそうにたけるほのおかぐらのかぜにめっしさんげせよ)

無想に猛る炎 神楽の風に 滅し散華(さんげ)せよ

(やみをさけすいきょうのいろはうたよりんとあいをかざしていざゆかん)

闇を裂け 酔狂のいろは唄よ 凛と愛を翳して いざ往かん…

(こころにみちたけついしんなるゆうきむねにといて)

心に満ちた決意 真なる勇気胸に問いて

(ああきずなにすべてをとしたせんこうのけんよ)

嗚呼絆に すべてを賭した閃光の剣よ

(しのごのいわずにいなよのしぶきとはてよ)

四の五の言わずに 否、世の飛沫と果てよ

(わがよたれぞつねならむとぜんれいにていざほふる)

「わがよ誰(たれ)ぞ常ならむ」と 全霊にていざ葬(ほふ)る

(まよいをたちきるすべなどかくごをきばへとかえるしかしらない)

迷いを断ち切る術など 覚悟を牙へと変えるしか…知らない

(さだめのひげきのかこをつよくつよくなればいつかきれると)

運命(さだめ)の悲劇の過去を 強く…強くなればいつか斬れると

(なぜかなぜかなぜかなみだなどいらぬのに)

何故か…何故か…何故か? 涙など要らぬのに

(ほとばしれ)

迸れ!

(このいのちつきるまでともにみたゆめがかなうときまで)

この命尽きるまで 共に見た夢が叶う時まで

(かなであったあのひびをとりもどさんおにびのせいさいにていざとばん)

奏で合った あの日々を取り戻さん 鬼火の制裁にて いざ飛ばん…

(せおったどとうのはねだんざいのてんくうにまいて)

背負った怒濤の羽根 断罪の天空に舞いて

(たしかめようおなじばしょにはいられないだから)

確かめよう 同じ場所にはいられない…だから

(じゃれるにはあきたいなひのもくずときえよ)

戯(じゃ)れるには飽きた 否、緋の藻屑と消えよ

(はかなききおくのめろでぃゆらりふわりとかおる)

儚き記憶の旋律(メロディ) ゆらりふわりと薫る

(ほしをみあげちかいをたてるもうにげないもうなかないと)

星を見上げ誓いを立てる もう逃げない…もう泣かないと

(ああらせつのそうよくよいまこそさぁぜんのかいほうを)

嗚呼…羅刹(らせつ)の蒼翼(そうよく)よ 今こそさぁ…全(ぜん)の解放を

(さりなさい)

去りなさい!

(むそうにたけるほのおかぐらのかぜにめっしさんげせよ)

無想に猛る炎 神楽の風に 滅し散華(さんげ)せよ

(やみをさけすいきょうのいろはうたよりんとあいをかざしていざゆかん)

闇を裂け 酔狂のいろは唄よ 凛と愛を翳して いざ往かん…

(こころにみちたけついしんなるゆうきむねにといて)

心に満ちた決意 真なる勇気胸に問いて

(ああきずなにすべてをとしたせんこうのけんよ)

嗚呼絆に すべてを賭した閃光の剣よ

(しのごのいわずにいなよのしぶきとはてよ)

四の五の言わずに 否、世の飛沫と果てよ