八命陣

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プレイ回数283難易度(4.4) 2772打 長文

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(ろせいはゆめをたいけんし、かつそのはてにさとるもの)

盧生は夢を体験し、かつその果てに悟る者

(かれがえたものはじんせいのむじょう、しんり、そしてそれにたちむかうゆうき)

彼が得たものは人生の無常、真理、そしてそれに立ち向かう勇気

(すなわちむけいのかがやきであり、そのほこりこそがつよさっ!)

すなわち無形の輝きであり、その誇りこそが強さッ!

(りかいしろあまかす)

理解しろ甘粕

(げんじつにないたからをもちかえらなければたいぎをなせないとおもっていたじてんでおまえはよわい!)

現実にない宝を持ち帰らなければ大義を成せないと思っていた時点でお前は弱い

(よのゆくすえをうれうなら、じぶんのちからでどうにかしてみろぉぉっ!)

世の行く末を憂うなら、自分の力でどうにかしてみろォォッ!

(わかりやすくめにみえなければないもおなじでかちもないだと)

分かりやすく目に見えなければ無いも同じで価値もないだと

(わらわせるなよかおをあらってでなおしてこいっ!)

笑わせるなよ顔を洗って出直して来いッ!

(れれにめーれすかあれす、どーうめ、てぶたのすたら)

れれにめーれすかあれす、どーうめ、てぶたのすたら

(てにぽろんとのすたら、ろーろーにきりびてそうな、すべか、てーすのーす)

てにぽろんとのすたら、ろーろーにきりびてそうな、すべか、てーすのーす

(でうす、のーす、てれす、きりやれんず、きりすてれんず)

でうす、のーす、てれす、きりやれんず、きりすてれんず

(あおでのーべす、じゃおでのーべす、まいてろ)

あおでのーべす、じゃおでのーべす、まいてろ

(でじなし、でうす、みじりでのーべす、ひりうられん)

でじなし、でうす、みじりでのーべす、ひりうられん

(ゆるりひつつきひきだーす、ゆるりひつつきひきだーす)

ゆるりひつつきひきだーす、ゆるりひつつきひきだーす

(ゆるりひつつきひきだーすうらうらのーべすでうすでうすでぇぇぇぇうす)

ゆるりひつつきひきだーすうらうらのーべす――でうすでうすでぇぇぇぇうす

(あんめいぞぉぉっぐろおおおぉぉりあああぁぁあす!)

あんめいぞォォッぐろおおおォォりあああァァアす!

(いままでかちまけなどにはきょうみがなくにんげんをゆうわくしだらくさせることをほんぶんとし)

今まで勝ち負けなどには興味がなく人間を誘惑し堕落させることを本分とし

(みずからそのようなきょうぎをじしんにかしていたかんのがあっとうてきなちからをふりかざして)

自らそのような教義を自身に課していた神野が圧倒的な力を振りかざして

(ぜつぼうしたあいてをやみにのみこむという)

絶望した相手を闇に飲み込むという

(たんなるぼうりょくにうったえたほんきのしょうぶのようなことをおこなうのはらしくなく)

単なる暴力に訴えた本気の勝負のようなことを行うのはらしくなく

など

(よわいわね、じぶんのまことすらつらぬけないそのなさけなさはさすがにあくまだといってあげる)

弱いわね、自分の真すら貫けないその情けなさは流石に悪魔だと言ってあげる

(じっさい、どうけのようにふるまいながらも)

実際、道化のように振る舞いながらも

(そのうちにはきょくだいのどきをつねにかかえているのがはえのおうとしてのじんののほんしつであり)

その内には極大の怒気を常に抱えているのが蝿の王としての神野の本質であり

(みずきとなかまたちがおりなすきずなというひかりをたびかさねてめのまえにして)

水希と仲間たちが織りなす絆という光を度重ねて目の前にして

(そのどきがりんかいをこえてしまい)

その怒気が臨界を超えてしまい

(くだらないあくやくよろしくさいごにきゃらがぶれたというたんじゅんなはなしがしんじつとされている)

下らない悪役よろしく最後にキャラがぶれたという単純な話が真実とされている

(かわきしぼみやみこやせ。みちひるがごと、しずみこやせ)

干キ萎ミ病ミ枯セ。盈チ乾ルガ如、沈ミ臥セ

(きゅうだん、けんしょう)

急段、顕象

(しょうししばく・はりらんきゅうさかさはりつけ)

生死之縛・玻璃爛宮逆サ磔

(さんごくそうでんいんようかんかつほきないでん)

三国相伝陰陽輨轄簠簋内伝

(きゅうだん、けんしょうぐんほうじよう・きんうぎょくとしゃかまんだら)

急段・顕象軍法持用・金烏玉兎釈迦ノ掌

(だからおれはまおうとしてくんりんしたい)

だから俺は魔王として君臨したい

(おれにあらがい、たちむかおうとするおおしいものたち)

俺に抗い、立ち向かおうとする雄々しい者たち

(そのいのちがはなつかがやきをみらいえいごう、あいしていたい)

その命が放つ輝きを未来永劫、愛していたい

(いつくしんで、とうとびたいのだ。まもりぬきたいとせつにねがう)

慈しんで、尊びたいのだ。守り抜きたいと切に願う

(たやしたくないのだよ。おまえや、おまえのなかまのようなにんげんを)

絶やしたくないのだよ。おまえや、おまえの仲間のような人間を

(にんげんさんかをうたわせてくれ、のどがかれはてるほどにっ)

人間賛歌を謳わせてくれ、喉が枯れ果てるほどにッ

(おまえのてふだ、ぞんぶんにみせてもらった)

おまえの手札、存分に見せてもらった

(ああ、じっさいにおいつめられたよ。かつてないほどにしをかんじた)

ああ、実際に追い詰められたよ。かつてないほどに死を感じた

(いまもまた、な。じりきでこれははねかえせん)

今もまた、な。地力でこれは撥ね返せん

(が、あきらめん。あきらめんぞみるがいい、おれのじしょにそんなことばはそんざいせん!)

が、諦めん。諦めんぞ見るがいい、俺の辞書にそんな言葉は存在せん!

(なぜならだれでも、あきらめなければゆめはかならずかなうとしんじているのだぁっ!)

なぜなら誰でも、諦めなければ夢は必ず叶うと信じているのだァッ!

(だが、それすらまだあまかったのだな)

だが、それすらまだ甘かったのだな

(おまえのそんざいこそがおれのぱらいぞ)

おまえの存在こそが俺のぱらいぞ

(そうかくしんしたしゅんかんに、もはやけっちゃくはついていたのだ)

そう確信した瞬間に、もはや決着はついていたのだ

(おまえならば、たとえどのようなたそがれだろうととうはする)

おまえならば、たとえどのような黄昏だろうと踏破する

(なによりそうしんじたがっているのはおれなのだからな)

何よりそう信じたがっているのは俺なのだからな

(ゆめではない。そうなのだろう、ひいらぎよしや)

夢ではない。そうなのだろう、柊四四八

(たいぎをなすのはげんじつのいしゆめからもちかえるのがゆるされるのは、そのためのほこりだけ。)

大義を成すのは現実の意志夢から持ち帰るのが許されるのはそのための誇りだけ

(おれのりかいにまちがいはないのだな?)

俺の理解に間違いはないのだな?

(ならばよし。くいもなし!みとめよう、おれのまけだ!)

ならばよし。悔いもなし!認めよう、俺の負けだ!

(おれのたからと、みらいをどうかまもってくれ。)

俺の宝と、未来をどうか守ってくれ。

(おまえにならすべてをたくせる。ばんざいぁぁぃ!、ばんざいぁぁぃ!)

おまえにならすべてを託せる。万歳ァァィ!、万歳ァァィ!

(おおおぉぉぉっ、ばんっ、ざいぁぁぁぁぃ!!)

おおおぉぉォッ、万ッ、歳ァァァァィ!!

(きゅうだんしょうあんめいぞぉぉいまでぇぇうす)

急段・顕象『斯く在れかし――聖四文字!』

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