おそろいの地獄だね　歌詞打

(きこえるみみふさいだってのどからつたわるそのこえが)

聴こえる　耳塞いだって喉から伝わるその声が

(まぶたのおくでぼくとおなじすがたで)

瞼の　奥で僕と同じ姿で

(だいじょうぶだっていいきかせても)

大丈夫だって　言い聞かせても

(やまないんだじぶんのこえで)

止まないんだ　自分の声で

(なんぜんなんかいぬりつぶそうと)

何千何回　塗り潰そうと

(ひきずりこんでく)

引き摺り込んでく

(じこひていさだまらぬしてんなおらないくせさしたいやけ)

自己否定　定まらぬ視点　治らない癖　差した嫌気

(けなさずにはいきられなくて)

貶さずには生きられなくて

(えらべたものはひとかじぶんのこころか)

選べたものは　人か　自分の心か

(かけがえないはずのかんじょうをけしていくたびに)

かけがえない筈の感情を　消していく度に

(あなたにつたえたいことばもうそくさくなってく)

あなたに伝えたい言葉も　嘘臭くなってく

(みたされることもきえることもゆるされない)

満たされることも消えることも許されない

(このおなじいろのじごくから)

この同じ色の地獄から

(であえたら)

出会えたら

(いっしょにいきようか)

一緒に生きようか

(どこかでないているこえがきこえたってしらんぷりで)

どこかで　泣いている声が聴こえたって知らんぷりで

(だれもがせいぎかんのはものつきたてる)

誰もが　正義感の刃物突き立てる

(なにごともなくひびはすぎてく)

何事もなく　日々は過ぎてく

(のぞもうとものぞまざるとも)

望もうとも　望まざるとも

(とくめいきぼうでとびかうきょうき)

匿名希望で　飛び交う凶器

(したいものこらない)

死体も残らない

(ぼくらはみんなじごくゆき)

僕らは皆地獄行き

(ぼくらはみんなじごくゆき)

僕らは皆地獄行き

(どんなにきかざりまとっても)

どんなに着飾り纏っても

(だれひとりとしてにがさない)

誰一人として逃がさない

(ぼくらはみんなじごくゆき)

僕らは皆地獄行き

(ぼくらはみんなじごくゆき)

僕らは皆地獄行き

(おまえもどうせじごくゆき)

お前もどうせ地獄行き

(それならいまはともにうたえ)

それなら今は共に歌え

(たちきえみひらかれためむけられたばせいさめないゆめ)

立ち消え　見開かれた目　向けられた罵声　醒めない悪夢

(さもじぶんだけがただしいように)

さも自分だけが正しいように

(のたまうあなたのそらしたひとみのおくにも)

宣うあなたの逸らした瞳の奥にも

(しきつめられたいいねのうえわらってごまかして)

敷き詰められた善意の上　笑って誤魔化して

(つながりばかりふえてくけどさびしさはきえず)

繋がりばかり増えてくけど　寂しさは消えず

(ひたかくしたほんねがなんなのかじぶんもわすれたまま)

ひた隠した本音が何なのか　自分も忘れたまま

(くずすさいのかわら)

崩す賽の河原

(かけがえないはずのかんじょうをうすくきりとって)

かけがえない筈の感情を　薄く切り取って

(あなたにつたえたいことばをおんがくにかえる)

あなたに伝えたい言葉を　音楽に変える

(ぬけだすこともこわれることもゆるされない)

抜け出すことも壊れることも許されない

(このおなじいろのじごくから)

この同じ色の地獄から

(であえたら)

出会えたら

(いっしょにいきようか)

一緒に生きようか

(きこえるみみふさいだってあたまにちょくせつそのこえが)

聴こえる　耳塞いだって頭に直接その声が

(まぶたのおくできみとおなじすがたで)

瞼の　奥で君と同じ姿で

(ほら)

ほら