ナイトの正夢
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歌詞(問題文)
(このにっきのちからをつかうにはだいしょうがいるんだ)
「この日記の力を使うには代償がいるんだ。」
(それはわかったけどさっきからどこをみてはなしているの?)
「それはわかったけど、さっきからどこを見て話しているの?」
(まさかおにいちゃんめがみえないの?)
「まさかお兄ちゃん、目が見えないの?」
(ぼくはこいびとでそれをためした)
「僕は恋人でそれを試した。」
(にっきにきょうこのにっきにさわったにんげんがそのとりこになるとかいたんだ)
「日記に"今日この日記に触った人間がその虜になる"と書いたんだ。」
(すべてはけいかくどおりだった)
「全ては計画通りだった。」
(ぼくがゆまをあいしてしまったことをのぞいては)
「僕が、ユマを愛してしまったことを除いては。」
(せんぼうにまみれたはいえなみたいなぼくたちの)
羨望に塗れたハイエナみたいな僕達の
(すりかえたこうふくはあちらさまねきいてよだりーな)
すり替えた幸福は あちら様ね聞いてよダリーナ
(どうすんだい?どうすんだい?)
どうすんだい? どうすんだい?
(さいしゅうげんごはとっくにないふにかわった)
最終言語はとっくにナイフに交代った
(そうやってそうやって)
そうやって そうやって
(すがってるちーぷなしょうけいそっとくちづけてみた)
縋ってるチープな憧憬 そっと口付けてみた
(こんなにひとりなの)
こんなに独りなの
(ゆまはぼくにころされることをのぞみそれがじつげんした)
「ユマは僕に殺されることを望み、それが実現した。」
(それなのにかのじょのしつめいはえんぎだった)
「それなのに彼女の失明は演技だった。」
(つまりゆまのにっきのだいしょうがなんだったのかまだわかっていないんだ)
「つまりユマの日記の代償が何だったのかまだわかっていないんだ。」
(こうたいかはいたいかこわれたひとみをきにして)
後退か廃頽か 壊れた瞳を気にして
(あいゆえのぼうりょくとしっこくにかまれただりーな)
愛故の暴力と桎梏に噛まれたダリーナ
(もどすんだもどすんだ)
戻すんだ 戻すんだ
(さんぜんろっぴゃくきゅうじゅうよんびょうたりない)
三千六百九十四秒足りない
(いいですか?いいですか?)
いいですか? いいですか?
(ぎぜんしゃになってもきえないあいじょうささげて)
偽善者になっても 消えない愛情捧げて
(ぼくはここできみとふたりさめることができないんだ)
僕は此処で君と二人覚めることが出来ないんだ
(またいつかこのそらのあおにふれさいせいをつむごう)
またいつかこの空の青に触れ再生を紡ごう
(おにいちゃんありがとう)
「お兄ちゃん、ありがとう。」
(どうしてきみのえがおぼくにはみえないの?)
どうして君の笑顔 僕には見えないの?
(ねぇどんなふうけいががきみにはみえますかいま)
ねぇどんな風景画が 君には見えますか今
(ふたりにはちでよごれたひゃくてんがひつようだった)
二人には血で汚れた”百点”が必要だった。
(そのひてんすうにするにんげんがゆめにあらわれるんだ)
「その日、点数にする人間が夢に現れるんだ。」
(だいじょうぶめあはまだきづいてない)
大丈夫、メアは未だ気付いてない。
(せんかいをくりかえすとけあうまさゆめのなかで)
旋回を繰り返す 溶け合う正夢の中で
(しんぞうをえぐるんだすましたかおのぼくじしんが)
心臓を抉るんだ 澄ました顔の僕自身が
(おかしいなかあさんはそんなことおしえてないでしょう)
おかしいな母さんはそんなこと教えてないでしょう
(あぁそうかぼうきゃくをねじまげたぼくへのばつだ)
あぁそうか"忘却”を捻じ曲げた僕への罰だ
(ぼくはここでたったひとりわらうこともできないまま)
僕は此処でたった一人 笑うことも出来ないまま
(きえるかなざつねんもそんざいもただいそいだあのばしょ)
消えるかな 雑念も存在も ただ急いだあの場所
(そこにくびをしめる)
そこに首を絞める
(めあやっぱりここにいたのか)
「メア、やっぱりここにいたのか。」
(あいするきみがいた)
愛する君がいた
(にっきをよんだんだね)
「日記を読んだんだね。」
(でもちがうごめんね)
でも違う ごめんね
(おにいちゃんまっ)
「お兄ちゃん、待っ」
(そろそろじかんぎれなんだ)
「そろそろ時間切れなんだ。」
(だって)
だって
(せいかくにはきゅうじゅうきゅうてんとけつえんしゃのいってんがひつようだった)
「正確には九十九点と血縁者の一点が必要だった。」
(おにいちゃんおねがいやめて)
「お兄ちゃん、お願い、やめて。」
(ひゃくてんめはぼくだ)
「百点目は"僕"だ。」
(おかあさんによろしくね)
「お母さんによろしくね。」
(そうかぼくはすきなのかなすくえないこのゆめが)
そうか僕は好きなのかな 救えないこの夢が
(けっしてみえるはずのないきみがいまみえたよ)
決して見えるはずの無い君が 今見えたよ
(めあ)
「メア」
(きみはいつかぼくのことをわすれる)
「君はいつか、僕のことを忘れる。」
(それがぼうきゃくにっき)
「それが"忘却日記"。」
(これがさいごのきょういくだよめあ)
「これが最期の教育だよ、メア。」
(いっしゅんほんのいっしゅんだけにっきのだいしょうからのがれることができたのは)
一瞬、ほんの一瞬だけ日記の代償から逃れることが出来たのは、
(さいごにかあさんがめあのかおをみせたかったからなのかな)
最後に母さんがメアの顔を見せたかったからなのかな。
(ぼくはあくむがおわるちょくぜんにめあのくちぐせをつぶやいた)
僕は、悪夢が終わる直前にメアの口癖を呟いた。
(なんてね)
なんてね。