因果律の花
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歌詞(問題文)
(とがなきくびにてをかけた)
咎無き首に手をかけた
(つめあとをぬらすはめんざいふ)
爪痕を濡らすは免罪符
(はめつのこいにさそわれて)
破滅の恋に誘われて
(さきほこるいんがりつのはな)
咲き誇る因果律の花
(あれはてたしろのちかに)
荒れ果てた城の地下に
(とらわれたおひめさま)
捕らわれたお姫様
(だれからもあいされずに)
誰からも愛されずに
(ひとりぼっちでないていた)
ひとりぼっちで泣いていた
(にげだしたさきのまちで)
逃げ出した先の街で
(であったのはうんめい)
出会ったのは運命
(やさしげなせいねんと)
優しげな青年と
(もえるようなこいをした)
燃えるような恋をした
(もしもこがれたのが)
もしも焦がれたのが
(たいざいにんだとしたら・・・?)
大罪人だとしたら…?
(いとしいひとよ)
愛しい人よ
(それならばいっそ)
それならばいっそ
(このてにも、)
この手にも、
(ひとしくつみをかさねよう)
等しく罪を重ねよう
(せつなるといきにさそわれて)
切なる吐息に誘われて
(たやすくもけがされたりょうしん)
容易くも穢された良心
(めざめたよくはつみぶかき)
目覚めた欲は罪深き
(のろわれたあくまのいみご)
呪われた悪魔の忌み子
(こがれてうばいあい、)
焦がれて奪い合い、
(むさぼるいぬのように)
貪る 犬のように
(おろかでたいだな)
愚かで怠惰な
(たわむれをいたしましょう)
戯れを致しましょう
(とみもちいも)
富も地位も
(あいもゆめも、)
愛も夢も、
(すべてかなぐりすてて)
全てかなぐり捨てて
(せめて、いまだけはと)
せめて、今だけはと
(うそをならべて)
嘘を並べて
(おろかしきはなよ、さけ)
愚かしき花よ、咲け
(わたしのすむおしろには)
私の住むお城には
(おそろしきばけものが)
恐ろしき化け物が
(よごとにせいじゃをもとめ)
夜毎に生者を求め
(くびをおってさまようの)
首を折って彷徨うの
(きみがのぞむのなら)
君が望むのなら
(このままさらってしまうよ?)
このまま攫ってしまうよ?
(いけにえとなっていきるさだめが)
生け贄となって生きる運命が
(わたしのたった1つのじゆう)
私のたった1つの自由
(ゆるして・・・)
許して…
(とがなきくびにてをかける)
咎無き首に手をかける
(おそろしき、のろわれたしかばね)
恐ろしき、呪われた屍
(いとしきひとのためならば)
愛しき人の為ならば
(あくまさえこのてにかけよう)
悪魔さえ この手にかけよう
(こわくてかわいそうに)
怖くて かわいそうに
(ねむれずおびえている)
眠れず 怯えている
(おわらぬあくむにうなされる)
終わらぬ悪夢に魘される
(たすけて・・・ぼくがまもるよ)
助けて… 僕が守るよ
(きみがいれば、ぼくがいれば、なにもこわくはないさ)
君がいれば、僕がいれば、何も怖くはないさ
(だからいまだけはすべてをわすれて)
だから 今だけは全てを忘れて
(やすらかにねむりましょう)
安らかに眠りましょう
(きみをすくうために)
君を救うために
(ばけものがすまうしろへ)
化け物が住まう城へ
(あくまのねむるひつぎをあけて)
悪魔の眠る棺を開けて
(ためらわずにけんをぬいて)
ためらわずに剣を抜いて
(このてでつきさした)
この手で 突き刺した
(ひつぎのなかによこたわる)
棺の中に横たわる
(おそろしきあくまがめをさます)
恐ろしき悪魔が眼を覚ます
(けがれたくろにそめられたばけものは)
穢れた黒に染められた化け物は
(しずかにないた)
静かに泣いた
(どうして・・・?わたしなの・・・?)
どうして…? 私なの…?
(あなたが・・・?わからない・・・)
あなたが…? 分からない…
(のろいのさだめはざんこくなけつまつに)
呪いの運命は残酷な結末に
(なきくずれてかみにいのりこえど)
泣き崩れて神に祈り乞えど
(ときはもどらず)
時は戻らず
(ぜつぼうのふちにのろいはとかれて)
絶望の淵に呪いは解かれて
(くろきやみにきえさった)
黒き闇に消え去った