アンドロメダ

(なんおくこうねんむこうのほしも)

何億光年向こうの星も

(かたについたちいさなほこりも)

肩に付いた小さなホコリも

(すぐにみつけてあげるよこのめはすこしじまんなんだ)

すぐに見つけてあげるよ　この目は少し自慢なんだ

(ときにはこころのおくさえもみえてしまうもんだから)

時には心の奥さえも　見えてしまうもんだから

(ほほはあつくなってたまにかなしくもなった)

頬は熱くなって　たまに悲しくもなった

(そんなあたしのふたつのひかり)

そんなあたしの二つの光

(さいきんうっすらぼやけてきたな)

最近うっすらボヤけてきたな

(こうさてんできみがたっていても)

交差点で君が立っていても

(もういまはみつけられないかもしれない)

もう今は見つけられないかもしれない

(きみのやさしいながれるちゃいろいかみにも)

君の優しい流れる茶色い髪にも

(きづかないほどなみだにかすんでさらに)

気付かない程涙にかすんでさらに

(みえなくなるすべて)

見えなくなる全て

(あたしはなにをおとしてきたの)

あたしは何を落としてきたの？

(おもいだせないきおくのくりっぷ)

思い出せない記憶のクリップ

(はさんだしゅんかんいたかったのはいうまでもないこのはーと)

挟んだ瞬間痛かったのは　言うまでもないこのハート

(はきだすこえはためいきまじり)

吐き出す声は溜め息混じり

(やっぱりぼやけてきたな)

やっぱりぼやけてきたな

(きみのよこがおごしにあるもの)

君の横顔越しにあるもの

(もういまはみつけられないかもしれない)

もう今は見つけられないかもしれない

(あたしのかみがゆれるきょりのいきづかいや)

あたしの髪が揺れる距離の息づかいや

(きつくにぎりかえしてくれたては)

きつく握り返してくれた手は

(さらにきえなくなるのにね)

さらに消えなくなるのにね

(そらはくらくなってゆくきょうもおわってしまう)

空は暗くなってゆく　今日も終わってしまう

(このよのはてきたようにつぶやく)

この世の果て来た様に呟く

(さよなら)

「さよなら」

(こうさてんできみがたっていても)

交差点で君が立っていても

(もういまはみつけられないかもしれない)

もう今は見つけられないかもしれない

(きみのやさしいながれるちゃいろいかみにも)

君の優しい流れる茶色い髪にも

(きづかないほどなみだにかすんでさらに)

気付かない程涙にかすんでさらに

(みえなくなるすべて)

見えなくなる全て

(このうたよだれがきいてくれる)

この歌よ誰が聴いてくれる？