一番綺麗な私を　　中島美嘉

(もしもあのはるにあなたとであわなければ)

もしもあの春にあなたと出逢わなければ

(まいちるはなびらはただしろくみえていたでしょうか？)

舞い散る花びらはただ白く見えていたでしょうか？

(もしもあのなつをふたりですごさなければ)

もしもあの夏を二人で過ごさなければ

(はなびのかがやきものこらずにきえていたでしょうか？)

花火の輝きも残らずに消えていたでしょうか？

(いちばんきれいなわたしをだいたのはあなたでしょう)

一番綺麗な私を抱いたのはあなたでしょう

(いとしいきせつはながれてうんめいといまはおもうだけ)

愛しい季節は流れて　運命と今は想うだけ

(もしもあのあきにわたしがもどれるのなら)

もしもあの秋に私が戻れるのなら

(かくしとおしたあのなみださえみせてしまうでしょう)

隠し通したあの涙さえ見せてしまうでしょう

(もしもあのふゆにあなたをしんじていたら)

もしもあの冬にあなたを信じていたら

(いまもふたりでよりそいながらいきていたでしょうか？)

今も二人で寄り添いながら生きていたでしょうか？

(いちばんきれいなわたしをだいたのはあなたでしょう)

一番綺麗な私を抱いたのはあなたでしょう

(きえないなみだのきおくをうんめいとひとはよぶのでしょう)

消えない涙の記憶を　運命と人は呼ぶのでしょう

(あああなたもわたしをおもうのでしょうか？)

ああ　あなたも私を想うのでしょうか？

(にどともどることのないかけぬけたときを)

二度と戻ることのない　駆け抜けた季節を

(いちばんきれいなわたしをだいたのはあなたでしょう)

一番綺麗な私を抱いたのはあなたでしょう

(あのひこころはふるえてただけどいまあふれだす)

あの日心は震えてた　だけど今溢れ出す

(いちばんきれいなわたしをだいたのはあなたでしょう)

一番綺麗な私を抱いたのはあなたでしょう

(ときをこえるこのおもいはあいのほかなにがあるでしょう)

時を超えるこの想いは　愛の他何があるでしょう

(いちばんきれいなわたしを)

一番綺麗な私を・・・