夏渡し
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歌詞(問題文)
(せいじのまねごとのような)
政治の真似事のような
(びらをまいたすいようのあさ)
ビラをまいた水曜の朝
(ほんきでまわりのぜんぶ)
本気でまわりの全部
(かわるなんてかんがえてない)
変わるなんて考えてない
(かれはかつてどうしとよばれ)
彼はかつて同士と呼ばれ
(さからうことにあきたりないといった)
逆らうことに あきたりないと言った
(しぶやのかいさつで)
渋谷の改札で
(こえをあげるひとのむれたちよ)
声をあげる人の群れたちよ
(あれからしんぶんも)
あれから新聞も
(かつじがふえたと)
活字が増えたと
(めをほそめてる)
目を細めてる
(このくにになつがくる)
この国に夏が来る
(かわらずのなつがくる)
変わらずの夏が来る
(とうきもかきかえたという)
登記も書きかえたという
(ははのこえがみみはなれない)
母の声が耳はなれない
(かのじょのすかーとのたけも)
彼女のスカートの丈も
(かいわもせめるのもみじかくなる)
会話も責めるのも短くなる
(きょうはすこしおそくおきて)
今日は少し遅く起きて
(すいたばすのうしろにゆられてみた)
すいたバスの うしろにゆられてみた
(いりえのさんばしのひくいとちも)
入り江の桟橋の低い土地も
(もうかえなくなる)
もう買えなくなる
(これからしんぶんはひとりの)
これから新聞は一人の
(しぼうきじもひかえるさ)
死亡記事もひかえるさ
(このくにはどこへゆく)
この国は何処へ行く
(かわらずにすすんでゆく)
変わらずに進んで行く
(そろそろつゆものきをくぐって)
そろそろ梅雨も軒をくぐって
(ぼくもしごとをまたはじめるよだから)
ぼくも仕事を又始めるよ だから
(どこかのひとごみで)
何処かの人ごみで
(ぐうぜんかわったきみにあいたいな)
偶然変わったきみにあいたいな
(そのころいまよりむかしにちかい)
そのころ今より昔に近い
(ぼくでいられたら)
ぼくでいられたら
(このくにになつがくる)
この国に夏が来る
(かわらずのなつがくる)
変わらずの夏が来る
(このくにはすすんでゆく)
この国は進んで行く
(かわらずにすすんでゆく)
変わらずに進んで行く
(このくにになつがくる)
この国に夏が来る