怖い話《見ました?》
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問題文
(がくせいじだいのはなし。)
学生時代の話。
(じびょうのかんけいでにゅういんしながらがっこうにかよってたんだけど、)
持病の関係で入院しながら学校に通ってたんだけど、
(びょういんってけんしゅういとか、じゅんかんごしみたいなわかてのひとがいるじゃん?)
病院って研修医とか、准看護師みたいな若手の人がいるじゃん?
(うちのびょういんはそういったほうたちがめいんでわたしたちのせわするかんじだったんだよね。)
うちの病院はそういった方たちがメインで私達の世話する感じだったんだよね。
(そんななかであたらしいじゅんかんごしがはいったわけよ。)
そんな中で新しい准看護師が入ったわけよ。
(「はじめまして、じゅんかんごしのたなかです。これからよろしくおねがいします。」)
「初めまして、准看護師の田中です。これから宜しくお願いします。」
(さいしょのいんしょうはさわやかなこうせいねんってかんじ。)
最初の印象は爽やかな好青年って感じ。
(でも、なんかそのこうせいねんにいわかんをおぼえたんだよね。)
でも、なんかその好青年に違和感を覚えたんだよね。
(えがおをむりやりつくっているような・・・わらってるけどわらってないかんじ。)
笑顔を無理矢理作っているような・・・笑ってるけど笑ってない感じ。
(まわりのひとたちはそんなことなくて、わかてのいけめんがきた!ぐらいのかんげいむーど。)
周りの人達はそんな事なくて、若手のイケメンが来た!ぐらいの歓迎ムード。
(じぶんのかんちがいかひねくれだろうってそのときはおもって、おもいすごすことにした。)
自分の勘違いか捻くれだろうってその時は思って、思い過す事にした。
(かれがはいっていちねんはんくらいしたときかな。かれがへんなことをいいはじめたんだよね。)
彼が入って一年半位した時かな。彼が変な事を言い始めたんだよね。
(「じぶんはぜんしょくはまちこうばづとめでしょくばないでとらぶるをおこして)
「自分は前職は町工場勤めで職場内でトラブルを起こして
(やめちゃったんだ~!あはは!」さいしょはどじったはなしだとおもったんだ。)
辞めちゃったんだ~!アハハ!」最初はドジった話だと思ったんだ。
(こうせいねんでもそんなどじふむんだなって。)
好青年でもそんなドジ踏むんだなって。
(でも、かれがすぎにはっしたことばにすごくおどろいた。)
でも、彼が過ぎに発した言葉にすごく驚いた。
(「こうじょうちょう、すぱなでぶんなぐってくびになった!あはははは!!!」)
「工場長、スパナでぶん殴ってクビになった!あはははは!!!」
(え・・?なぐった??さいしょはおどろいた。)
え・・?殴った??最初は驚いた。
(でも、もっとおどろいたのはまわりがそれをほめたたえてたことなんだよね。)
でも、もっと驚いたのは周りがそれを褒め称えてた事なんだよね。
(「かっこいい!」「どらまみたい!」とか。)
「かっこいい!」「ドラマみたい!」とか。
(たぶんとうじはやっていたげこくじょうどらまみたいにみんなとらえてたんだとおもう。)
多分当時はやっていた下克上ドラマみたいにみんな捉えてたんだと思う。
(それできをよくしたのか、どんどんぶゆうでんをかれははなすようになった。)
それで気を良くしたのか、どんどん武勇伝を彼は話すようになった。
(やれ、ゆうじんをたこなぐりにしただのしぶつをぜんぶすててもやしてやっただの。)
やれ、友人をタコ殴りにしただの私物を全部捨てて燃やしてやっただの。
(それからしばらくしてかれはじょじょにこどもたちにぼうりょくをふるうようになっていった。)
それから暫くして彼は徐々に子供達に暴力を振るうようになっていった。
(さいしょはぷろれすごっこといいながら、きめわざをしたり、かるめななげ)
最初はプロレスごっこと言いながら、極め技をしたり、軽めな投げ
(だったんだけど、けりとかげんこつとかけんかさっぽうになっていったらしい。)
だったんだけど、蹴りとかゲンコツとか喧嘩殺法になっていったらしい。
(ぼくがそれをもくげきしたのはそうとうえすかれーとしたときだった。)
僕がそれを目撃したのは相当エスカレートした時だった。
(じびょうのしゅじゅつであしをこていされてくるまいすだったからいとまでいんないをさんぽしてたんだよね。)
持病の手術で足を固定されて車椅子だったから暇で院内を散歩してたんだよね。
(そしたら、どんがらがっしゃん!っておおきなものおとがした。)
そしたら、ドンガラガッシャン!って大きな物音がした。
(そしたら、こどもが2、3mじめんをころがってのたうちまわるのがみえたわけ。)
そしたら、子供が2、3m地面を転がってのたうちまわるのが見えたわけ。
(あわててものかげにかくれてなにがあったのかかくにんしようとした。)
慌てて物陰に隠れて何があったのか確認しようとした。
(なんでかくれたかといえばめちゃくちゃかんじたんだよね。さっき。)
なんで隠れたかといえばめちゃくちゃ感じたんだよね。殺気。
(ちゅうにびょうじゃなくてがちで・・・ほぼほんのうでかくれた。)
中二病じゃなくてガチで・・・ほぼ本能で隠れた。
(「なめんなよ、くそがきが・・・かたにはめてやったんだから)
「舐めんなよ、クソガキが・・・カタにはめてやったんだから
(くちごたえすんじゃねーぞ。」あのこうせいねんだった。)
口答えすんじゃねーぞ。」あの好青年だった。
(そして、きがついたらそいつがじぶんのまうしろにいて、「みました?」って。)
そして、気が付いたらそいつが自分の真後ろにいて、「見ました?」って。
(そのひからじぶんがひょうてきになってしまった。)
その日から自分が標的になってしまった。
(ひとめがないようぐことかじんこうぼうこうをしょちするとくしゅといれにつれてかれて、)
人目がない用具庫とか人口膀胱を処置する特殊トイレに連れてかれて、
(なぐるけるがほぼまいにちになった。きげんがよいときはこまくにひらてうち。)
殴る蹴るがほぼ毎日になった。機嫌が良い時は鼓膜に平手打ち。
(きげんがわるいときはしせいこていようのろーぷでくびをしめられた。)
機嫌が悪いときは姿勢固定用のロープで首を絞められた。
(めがちかちかしてだして、さむけをかんじたあたりでやめる。こんなかんじ。)
目がチカチカしてだして、寒気を感じた辺りでやめる。こんな感じ。
(るーむめいとにそうだんしたりもしたが、そいつははっぽうびじんなやつで、)
ルームメイトに相談したりもしたが、そいつは八方美人な奴で、
(「いじめられるおまえがわるい」っていってきやがった。)
「いじめられるお前が悪い」って言ってきやがった。
(じょじょにおいつめられたじぶんはきこうをするようになった。)
徐々に追い詰められた自分は奇行をするようになった。
(ひるやすみになるとびょういんにもどらないといけないわけだからそれがいやだったんだろうね。)
昼休みになると病院に戻らないといけない訳だからそれが嫌だったんだろうね。
(だんしといれでげろはいてきうしなってたらしい。)
男子トイレでゲロ吐いて気失ってたらしい。
(それでもげんかいがきて、とうとうじぶんはけっしんした。)
それでも限界がきて、とうとう自分は決心した。
(あいつを・・・ころさなきゃ。」まずはいしょをかいた。)
あいつを・・・殺さなきゃ。」まずは遺書を書いた。
(りょうしんへこのようなじょうきょうにしてしまい、もうしわけございません。)
両親へこのような状況にしてしまい、申し訳ございません。
(じぶんについてはげんけいをもとめず、しほうにのっとりてきせつなりょうけいのしょばつをもとめます。)
自分については減刑を求めず、司法に則り適切な量刑の処罰を求めます。
(ごめいわくをおかけしました。)
ご迷惑をおかけしました。
(こんなかんじのてがみとよういできるだけのはもの、)
こんな感じの手紙と用意できるだけの刃物、
(あるこーるしょうどくえきをじぶんのまくらのなかにかかうしてやつのきげんがよいひをまった。)
アルコール消毒液を自分の枕の中に書かうして奴の機嫌が良い日を待った。
(そのひはおれをまくらでおさえつけてちっそくすんぜんにしてから)
その日は俺を枕で押さえつけて窒息寸前にしてから
(こまくにびんたするっていうてじゅんがあったから。)
鼓膜にビンタするっていう手順があったから。
(あした、さいごのがっこうでそうだんしてだめだったらこうどうにうつすつもりだった。)
明日、最後の学校で相談してダメだったら行動に移すつもりだった。
(そのひはしんろめんだんのひでしんがくごのがっかとかみらいよそうずをはなすことになった。)
その日は進路面談の日で進学後の学科とか未来予想図を話す事になった。
(ここしかないとおもってしんろそうだんがんむしであらいざらいはなした。)
ここしかないと思って進路相談ガン無視で洗いざらい話した。
(しんろしどうぶのこもんはまゆつばものってかんじでとりいってもらえなくてだめだとおもった。)
進路指導部の顧問は眉唾物って感じで取り入ってもらえなくて駄目だと思った。
(ほうかごにあらためてひありんぐすることになったんだけど、みょうあんがうかんだ。)
放課後に改めてヒアリングする事になったんだけど、妙案が浮かんだ。
(はっぽうびじんのるーむめいとをみかたにつけよう。)
八方美人のルームメイトを味方につけよう。
(やつはさいしょ、ぼうきゃらくたーのまねで「わたしはつよいもののみかただ!」って)
奴は最初、某キャラクターの真似で「私は強い者の味方だ!」って
(ふざけてきたのでひるやすみにぜんじゅつしたさつがいどうぐといしょをみせた。)
ふざけてきたので昼休みに前述した殺害道具と遺書を見せた。
(「ひとをふたりころしたらにほんじゃしけいらしいけど、)
「人を二人殺したら日本じゃ死刑らしいけど、
(てめぇらげどうふたりころしてしけいならおつりがくる。)
てめぇら外道二人殺して死刑ならお釣りが来る。
(そんとくのそろばんがごじまんならただしいせんたくをきたいしてるよ。」)
損得のそろばんがご自慢なら正しい選択を期待してるよ。」
(とだけいってひるのじゅぎょうにもどった。あかべこみたいにやつはくびをふった。)
とだけ言って昼の授業に戻った。赤べこみたいに奴は首を振った。
(ひありんぐのときにじぶんらふたりでひっしにしょうげんした。)
ヒアリングの時に自分ら二人で必死に証言した。
(そしたら、なんときょういくいいんかいがうごくことになってあっけなくかいけつした。)
そしたら、なんと教育委員会が動く事になってあっけなく解決した。
(ほんらいはきょういくいいんかいかんかつがいだったけれど、しょうがっこうのおんしがきょういくいいんかいの)
本来は教育委員会管轄外だったけれど、小学校の恩師が教育委員会の
(そこそこのぽすとで、わしのおしえごになにすんじゃ!とどなりこみ。)
そこそこのポストで、ワシの教え子に何すんじゃ!と怒鳴り込み。
(びょういんがわはとっさんにてがでたということにしていたらしく、)
病院側はとっさんに手が出たという事にしていたらしく、
(しらぬぞんぜぬってたいどをとってたけど、ほかのしょうげんもやまほどでてきてかんぜんあうと。)
知らぬ存ぜぬって態度をとってたけど、他の証言も山ほど出てきて完全アウト。
(それでもびょういんは”ねっしんなしどう”ってことにしてもみけしやがった。)
それでも病院は”熱心な指導”って事にしてもみ消しやがった。
(じゅうどびょうとうにさせんされたんだけど、そこでもぼうりょくやらかしてちょうかいかいこになった。)
重度病棟に左遷されたんだけど、そこでも暴力やらかして懲戒解雇になった。
(むなくそでもうしわけないけどおおむねじつわです。いまだにそのびょういんはけんざいだよ。)
胸糞で申し訳ないけど概ね実話です。未だにその病院は健在だよ。
(けいえいじんがあたらしくなったらしいけど。)
経営陣が新しくなったらしいけど。