怖い話《アリス》2

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問題文
(いいかんじにせすじがさむくなったところであいちゃんのはなしはおわり、)
いい感じに背筋が寒くなったところで愛ちゃんの話は終わり、
(つぎのはなしへすすみ、そのはなしもおわり、いうぐあいでかいだんかいはとどこおりなくすすんでいった。)
次の話へ進み、その話も終わり、いう具合で怪談会は滞りなく進んでいった。
(ひゃくものがたりのようにめいかくなもくひょうをもってかいだんをかたるあつまりではないので、)
百物語の様に明確な目標を持って怪談を語る集まりではないので、
(とうぜんおわりどきはめんばーがあきだしてきたころということになる。)
当然終わり時はメンバーが飽き出してきた頃という事になる。
(だんだんねたもつき、かたられたはなしにたいするはんのうもあいまいになってきたところで)
段々ネタも尽き、語られた話に対する反応も曖昧になってきたところで
(かいはおひらきになった。つぎのひから、あいちゃんはさーくるにこなくなった。)
会はお開きになった。次の日から、愛ちゃんはサークルに来なくなった。
(あいちゃんはしょうしょうみのまわりのことにるーずなところがあったので、)
愛ちゃんは少々身の回りの事にルーズなところがあったので、
(おおかたかだいの)
大方課題の
(だしわすれやらなにやらでてんてこまいになっているのだろうとみんなおもっていたが、)
出し忘れやら何やらでてんてこ舞いになっているのだろうと皆思っていたが、
(だいがくからじょうほうをもとむむねのつうちがでて、そのにんしきがあやまりであるとしることになった。)
大学から情報を求む旨の通知が出て、その認識が誤りであると知る事になった。
(かのじょはかいだんかいのつぎのひ、つうがくのためにいえをでたところから)
彼女は怪談会の次の日、通学の為に家を出たところから
(ゆくえがわからなくなっているというのだ。)
行方が分からなくなっているというのだ。
(あいにくまわりのひとかんはかのじょからなにかきいていたというようなことはなかったし、)
生憎周りの人間は彼女から何か聞いていたというような事はなかったし、
(いきさきのこころあたりもなかった。)
行き先の心当たりもなかった。
(だがおなじさーくるのにんげん、それもうるわしいじょしがとつじょしっそうしたという)
だが同じサークルの人間、それも麗しい女子が突如失踪したという
(せんせーしょなるなじたいは、かれらのくちをげせわでふきんしんなうわさばなしへとかりたてた。)
センセーショナルな事態は、彼らの口を下世話で不謹慎な噂話へと駆り立てた。
(「あいちゃんってさ、けっこうでんぱなとこあったじゃん。)
「愛ちゃんってさ、結構電波なとこあったじゃん。
(へんなおとこにいいよられて、そのきになってかけおちでもしてんじゃないの」)
変な男に言い寄られて、その気になって駆け落ちでもしてんじゃないの」
(「おとこがらみはありそうだよね。あのこかおはかわいかったし」)
「男絡みはありそうだよね。あの子顔は可愛かったし」
(ああでもないこうでもないとおのおののすいりをはなしあうものたちと、)
ああでもないこうでもないと各々の推理を話し合う者たちと、
(それをとおまきにひなんのめでみるものたち。)
それを遠巻きに非難の目で見る者たち。
(けれどうわさばなしにはなをさかせるものたちをとがめるものがあるわけでもなく、)
けれど噂話に花を咲かせる者たちを咎める者があるわけでもなく、
(しっそうしゃのめいよははなしのさかなにされていく・・・そんなときだった。)
失踪者の名誉は話の肴にされていく・・・そんな時だった。
(「そんなんじゃない!!!」)
「そんなんじゃない!!!」
(いままでへやのすみでじっとだまっていたひとりのじょしが、きゅうにおおごえでさけんだのだ。)
今まで部屋の隅でじっと黙っていた一人の女子が、急に大声で叫んだのだ。
(そのじょしは、いなくなったあいちゃんとなかがよかった。)
その女子は、いなくなった愛ちゃんと仲が良かった。
(あんぴのしれないゆうじんのめいよをぐろうするようなうわさばなしにがまんできなくなり)
安否の知れない友人の名誉を愚弄するような噂話に我慢できなくなり
(こえをあげたのだとだれもがそうおもったし、)
声を上げたのだと誰もがそう思ったし、
(じっさいはなしをしていたれんちゅうもいごこちわるそうにへやをぞろぞろでていった。)
実際話をしていた連中も居心地悪そうに部屋をぞろぞろ出て行った。
(「・・・ごめん、おれたちがとめるべきだったよな。)
「・・・ごめん、俺達が止めるべきだったよな。
(あんなふきんしんなはなされたらはらもたつよな」)
あんな不謹慎な話されたら腹も立つよな」
(はぁ、はぁとあらいいきをはいているかのじょをなだめるようにひとりがこえをかける。)
はぁ、はぁと荒い息を吐いている彼女を宥めるように一人が声を掛ける。
(「ちがう。そうじゃないの・・・」「え・・・?」)
「違う。そうじゃないの・・・」「え・・・?」
(「あのこ・・・かけおちとか、そんなんじゃないの。ぜったいちがう、ぜったいちがう」)
「あの子・・・駆け落ちとか、そんなんじゃないの。絶対違う、絶対違う」
(めをかっとみひらいて、ぜったいちがうぜったいちがうとくりかえすようすはあるしゅいようであった。)
目をかっと見開いて、絶対違う絶対違うと繰り返す様子はある種異様であった。
(いいしれぬいわかんときょうふをかんじながらも、)
言い知れぬ違和感と恐怖を感じながらも、
(しかしあいてはゆうじんがきえてきずついているだろうおんなのこだ。)
しかし相手は友人が消えて傷ついているだろう女の子だ。
(はなしをきいてあげないようでははくじょうだろうとおもい、)
話を聞いてあげないようでは薄情だろうと思い、
(「どういうこと?」とだれかがはなしのつづきをうながした。)
「どういうこと?」と誰かが話の続きを促した。
(するとそのじょしは、おもむろにじぶんのけいたいでんわをさしだした)
するとその女子は、徐に自分の携帯電話を差し出した
(・・・がめんには、だれかからのめーるがひょうじされている。)
・・・画面には、誰かからのメールが表示されている。
(それをまっさきにのぞきこんだものが、あっとこえをあげた。)
それを真っ先に覗き込んだ者が、あっと声を上げた。
(そのめーるのさしだしにんらんに、あいちゃんのなまえがあったからだ・・・しかし。)
そのメールの差出人欄に、愛ちゃんの名前があったからだ・・・しかし。
(しかしめーるのじゅしんじこくをみると、かいだんかいのよくよくじつのごぜんちゅうだ。)
しかしメールの受信時刻を見ると、怪談会の翌々日の午前中だ。
(このめーるがゆくえをくらましたあとのあいちゃんからおくられてきたことはあからさまだった。)
このメールが行方をくらました後の愛ちゃんから送られてきた事は明白だった。
(「・・・これ、さいしょこんなふうになってなかったの。)
「・・・これ、最初こんな風になってなかったの。
(ちゃんとよめるもじでおくられてきてたの」)
ちゃんと読める文字で送られてきてたの」
(「え・・・じゃ、じゃあ。じかんがたったらもじばけしてしまう、なんてことが。)
「え・・・じゃ、じゃあ。時間が経ったら文字化けしてしまう、なんて事が。
(こくりとうなずいたかのじょに、だれかがおそるおそるといかけた。)
こくりと頷いた彼女に、誰かが恐る恐る問いかけた。
(「で・・・さいしょはなんてかいてあったんだよ」)
「で…最初はなんて書いてあったんだよ」
(そのこは、しずかにこたえた。)
その子は、静かに答えた。
(「「でれない」」)
「「出れない」」
(あいちゃんがいまだにみつかっていない。)
愛ちゃんが未だに見つかっていない。
(あいちゃんからのめーるをけいさつにとどけることもしたが、)
愛ちゃんからのメールを警察に届ける事もしたが、
(はっしんばしょがたんちできなかった、とつきかえされてしまったそうだ。)
発信場所が探知できなかった、と突き返されてしまったそうだ。