怖い話《間違って呼出しボタンを押してしまった》

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問題文

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(だいがくせいのときにおなじがっこうのともだちがたいけんしたきょうふたいけんです。)

大学生の時に同じ学校の友達が体験した恐怖体験です。

(あるよる、ともだちがわたしのあぱーとにかけこんできました。)

ある夜、友達が私のアパートに駆け込んできました。

(まるでこわいものでもみたようにあおざめたかおで、へやのゆかにへたりこんだともだちに)

まるで怖いものでも見たように青ざめた顔で、部屋の床にへたり込んだ友達に

(なにがあったのかととうと、こういったのです。)

何があったのかと問うと、こう言ったのです。

(ふろにはいっていて、おいだききのうのぼたんをおそうとしたとき、)

風呂に入っていて、追い炊き機能のボタンを押そうとした時、

(まちがってよびだしぼたんをおしてしまった。)

間違って呼び出しボタンを押してしまった。

(そのとき、ふろのそとからおんなのこえで)

その時、風呂の外から女の声で

(「まってて、いまいくから」ときこえてきたのだというのです。)

「待ってて、今行くから」と聞こえてきたのだと言うのです。

(ともだちは、けっこういいちんたいまんしょんにすんでいるのですが、)

友達は、結構いい賃貸マンションに住んでいるのですが、

(じっかはちほうのため、わたしとおなじひとりぐらしです。かのじょもいません。)

実家は地方の為、私と同じ一人暮らしです。彼女も居ません。

(いったいだれのこえだとおもったとたん、おかんがおしよせてきて)

一体誰の声だと思った途端、悪寒が押し寄せてきて

(ふるえがとまらなくなったそうです。)

震えが止まらなくなったそうです。

(こわくてふろからでるのもためらわれたが、ふろからでないことにはそとにもいけない。)

怖くて風呂から出るのも躊躇われたが、風呂から出ない事には外にも行けない。

(そんなわけで、ぬいだふくをあわててきてにげるように)

そんな訳で、脱いだ服を慌てて着て逃げるように

(まんしょんからとびだしてきたのだといいます。)

マンションから飛び出してきたのだといいます。

(「へやのなかに、おんなのひとがいたのをみたの?」)

「部屋の中に、女の人がいたのを見たの?」

(とわたしのといかけに、ともだちはちいさく)

と私の問いかけに、友達は小さく

(「わからない。こわくて、わきめもふらずにいえのどあまでむかった。)

「分からない。怖くて、脇目も振らずに家のドアまで向かった。

(でも・・・どあにはきちんとかぎがかかってて、ちぇーんもしてたんだ。)

でも・・・ドアにはきちんと鍵がかかってて、チェーンもしてたんだ。

(だいがくからかえって、おれがとじまりをした。かぎはかかっていた。まちがいないんだ。」)

大学から帰って、俺が戸締りをした。鍵はかかっていた。間違いないんだ。」

など

(と、がたがたふるえながらいいました。)

と、がたがた震えながら言いました。

(けっきょくそのひはともだちをいえにとめましたが、でんきをけさずれいぞうこにいれてあったさけを)

結局その日は友達を家に泊めましたが、電気を消さず冷蔵庫に入れてあった酒を

(あびるようにのみ、なんとかきもちをおちつかせていた、といったじょうたいでした。)

浴びるように飲み、何とか気持ちを落ち着かせていた、といった状態でした。

(そしてかれはそのままじっかにかえり、)

そして彼はそのまま実家に帰り、

(りょうしんがまんしょんのにもつをひきとりにきたようでした。)

両親がマンションの荷物を引き取りに来たようでした。

(それいらい、れんらくをとっていないのでそのあとのことはわかりません。)

それ以来、連絡を取っていないのでその後の事は分かりません。

(あのはなしをきいていらい、わたしはふろのなかでよびだしぼたんをおさないように、)

あの話を聞いて以来、私は風呂の中で呼び出しボタンを押さないように、

(さいしんのちゅういをはらっています。)

細心の注意を払っています。

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