愛燦燦　/ 美空ひばり

(あめさんさんとこのみにおちて)

雨　さんさんと　　この身に　落ちて

(わずかばかりのうんのわるさをうらんだりして)

わずかばかりの　運の悪さを　　恨んだりして

(ひとはかなしいかなしいものですね)

人は　哀しい　　哀しいものですね

(それでもかこたちはやさしくまつげにいこう)

それでも　過去達は　　優しく　睫毛に　憩う（いこう）

(じんせいってふしぎなものですね)

人生って　　不思議な　ものですね

(かぜさんざんとこのみにあれて)

風　散々（さんざん）と　　この　身に　荒れて

(おもいどおりにならないゆめをなくしたりして)

思い通りに　ならない夢を　　失くしたりして

(ひとはかよわいかよわいものですね)

人は　かよわい　　かよわいものですね

(それでもみらいたちはひとまちがおしてほほえむ)

それでも　未来達は　　人待ち顔して　微笑む

(じんせいってうれしいものですね)

人生って　　嬉しいものですね

(あいさんさんとこのみにふって)

愛　　燦燦と　　この　身に　降って

(こころひそかなうれしなみだをながしたりして)

心　秘かな　嬉し涙を　　流したりして

(ひとはかわいいかわいいものですね)

人は　かわいい　　かわいい　ものですね

(ああかこたちはやさしくまつげにいこう)

ああ　　過去達は　　優しく　睫毛に　憩う

(じんせいってふしぎなものですね)

人生って　　不思議な　ものですね

(ああみらいたちはひとまちがおしてほほえむ)

ああ　未来達は　　人待ち顔して　微笑む

(じんせいってうれしいものですね)

人生って　嬉しいものですね