白線渡り

(はくせんのうえをおちぬようにあるいた)

白線の上を落ちぬ様に歩いた

(やさしくあなたにてをひかれ)

優しくあなたに手を引かれ

(よごれたまちできょうまでまっすぐ)

汚れた街で今日まで真っ直ぐ

(そだててくれてありがとう)

育ててくれてありがとう

(じぶんだけのるーるをきめあるいた)

自分だけのルールを決め歩いた

(あすふぁるとのうみにおちぬように)

アスファルトの海に落ちぬように

(そこにはきょうぼうなさめがいるからと)

「そこには凶暴なサメがいるから」と

(ばかげたくうそうしながら)

馬鹿げた空想しながら

(ときがすぎておおきくなったいま)

時が過ぎて大きくなった今

(まわりはちもなみだもないもののけ)

周りは血も涙もないモノノケ

(それでもあゆんでいくこのみちに)

それでも歩んでいくこの道に

(いまひかりがさす)

今　光が差す

(いくせんのよるをこえはくせんはにじになる)

幾千の夜を超え　白線は虹になる

(いろとりどりのみらいをえがきだす)

色とりどりの未来を描き出す

(あなたのこえがする)

あなたの声がする

(ひとにわらわれたってかまうなけだかくいきていけ)

「人に嗤われたって構うな　気高く生きていけ」

(はるかぜにてをとられこのまちからとびたつ)

春風に手を取られ　この街から飛び立つ

(ばらんすとってたりょうてつばさにかえて)

バランスとってた両手翼に変えて

(そらをはばたくようにずっとこのさきもあゆんでいく)

空を羽ばたくようにずっとこの先も歩んでいく

(むねのなかまっすぐにのびるしろきみちを)

胸の中　真っ直ぐに延びる白き道を

(がっこうのかえりみちひとりあるいた)

学校の帰り道　独り歩いた

(もしうみにおちてしまっても)

もし海に落ちてしまっても

(てきとうないいわけをつけてもどった)

適当な言い訳をつけて戻った

(だれにもみられてないから)

誰にも見られてないから

(ときがすぎておおきくなったいま)

時が過ぎて大きくなった今

(まわりのみながかくすうらのかお)

周りの皆が隠す裏の顔

(たにんもじぶんもだまさぬように)

他人も自分も騙さぬように

(いきていきたい)

生きていきたい

(えいこうのあさのなかはくせんはにじになる)

栄光の朝の中　白線は虹になる

(くらむようなひかりにめをこらせば)

眩むような光に目を凝らせば

(あなたがほほえんでいる)

あなたが微笑んでいる

(ひとにおとされたってかまうなけだかくいきていけ)

「人に貶されたって構うな　気高く生きていけ」

(さくらまうきょうのひをいつまでもわすれない)

桜　舞う今日の日をいつまでも忘れない

(だれよりもかがやくひとになってみせる)

誰よりも輝く人になってみせる

(せやこしがまがろうともだれもみてなくともただしく)

背や腰が曲がろうとも　誰も見てなくとも　正しく

(はくせんのうえをおちぬようにあるいた)

白線の上を落ちぬように歩いた

(やさしくあなたにてをひかれ)

優しくあなたに手を引かれ

(よごれたまちできょうまでまっすぐ)

汚れた街で今日まで真っ直ぐ

(そだててくれてありがとう)

育ててくれてありがとう