迷宮シナプス

(わすれたいのにわすれられないおもいは)

忘れたいのに　忘れられない想いは

(からみあうようにのうさいぼうのおく)

絡み合うように　脳細胞の奥

(ふくらんでく)

膨らんでく

(だいとかいのざっとうくるまれこころそらせば)

大都会の雑踏包まれ　心逸らせば

(せわしないようですくわれるように)

忙しないようで　救われるように

(すすむひび)

進む日々

(にげこむちかがいのめいきゅう)

逃げ込む　地下街の迷宮

(せまってくるあーかいぶ)

迫ってくるアーカイブ

(でぐちのないじゆう)

出口のない自由

(とべないおもい)

翔べない想い

(もうあえないのにわかってんのに)

もう会えないのに　分かってんのに

(ぬけだしてはいけないはずなのに)

抜け出してはいけないはずなのに

(あいたいとねがってしまうことばかり)

会いたいと願ってしまうことばかり

(しょーうぃんどうかわってゆく)

ショーウィンドウ　替わってゆく

(かたよせあってあるきたかった)

肩寄せあって歩きたかった

(ゆめだけがひろがりつづけるよ)

夢だけが　広がり続けるよ

(ときがすべてをながすときみがいってた)

「時が全てを流す」と　君が言ってた

(めがさめるたびにそういいきかせる)

目が覚めるたびに　そう言い聞かせる

(くりかえしさ)

繰り返しさ

(ぼくがだれかとであいくらしてみればさ)

僕が誰かと出会い　暮らしてみればさ

(きみのつみだって)

君の罪悪感(つみ)だって

(すこしはかるくなるのだろう)

少しは軽くなるのだろう？

(かるはずみにあいやあいしょう)

軽はずみに愛や相性

(ためせていたぼくよ)

試せていた僕よ

(あわれにみないで)

哀れに見ないで

(いまのぼくを)

今の僕を

(ねぇみらいだけみないでさ)

ねぇ　未来だけ見ないでさ

(ふつうのあいじゃどうせないのなら)

普通の愛じゃ　どうせないのなら

(さいごのやさしさざんこく)

最後の優しさ　残酷

(ほんとうはさわかってんだよ)

本当はさ　分かってんだよ

(わすれたいのはきっとかこじゃない)

忘れたいのはきっと過去じゃない

(きみとみたあしたのゆめだろう)

君と見た　明日の記憶(ゆめ)だろう

(あえないのにわかってんのに)

会えないのに　分かってんのに

(ふとしたときふりかえるたびに)

ふとした時　振り返るたびに

(あいたいときづかせるえがおばかり)

会いたいと気づかせる　笑顔ばかり

(しょーうぃんどうかわっても)

ショーウィンドウ　変わっても

(きみがあしたもわらっていますように)

君が明日も笑っていますように

(それだけはわすれないねがい)

それだけは　忘れない願い

(それでいいんだ)

それでいいんだ