アラシノヨルニ

(ながいしていたたいふうも)

長居していた台風も

(あけがたがぴーくだってさ)

明け方がピークだってさ

(かぜふきすさむｈｉｇｈｗａｙ)

風吹き荒むHighway

(ふみこんだあくせる)

踏み込んだアクセル

(おわれているにちじょうに)

追われている日常に

(そえんになりゆくともに)

疎遠になりゆく友に

(はしりつづけることから)

走り続けることから

(のがれたくなってるんだよ)

逃れたくなってるんだよ

(いつだってさあめにうたれても)

いつだってさ　雨に打たれても

(いまだってさあらがいながら)

今だってさ　抗いながら

(いつだってさあのひのめろでぃーこみあげる)

いつだってさ　あの日のメロディー込み上げる

(そうぞうしいこんなよるは)

騒々しいこんな夜は

(どんなにさけんだっていい)

どんなに叫んだっていい

(わずらわしいりんじんのめいわくだってさ)

煩わしい隣人の迷惑だってさ

(かまわないでいい)

構わないでいい

(おわりなきよるへとどろかせていく)

終わりなき夜へ　轟かせていく

(うっとうしいこどくもはがゆさも)

鬱陶しい孤独も　歯痒さも

(うちならしてゆく)

打ち鳴らしてゆく

(ひびかせかきけせさぁ)

響かせ　掻き消せ　さぁ

(きそいあったゆめに)

競い合った夢に

(みきりをつけるよなんてさ)

「見切りをつけるよ」なんてさ

(きのううちあけたきみに)

昨日打ち明けた君に

(なにをいえばよかったの)

何を言えばよかったの？

(いつだってさどこまでもいけど)

いつだってさ　どこまでも行けど

(いまだってささきはみえずとも)

今だってさ　先は見えずとも

(いつだってさかーぶばかりつづくいっぽんみちさ)

いつだってさ　カーブばかり続く一本道さ

(そうぞうしいこんなよるは)

騒々しいこんな夜は

(きみとうたいあかしていた)

君と歌い明かしていた

(ぼくらしかとどかないようなこえを)

僕らしか届かないような声を

(からしつづけたそのひびきだけが)

枯らし続けた　その響きだけが

(みちしるべだった)

道標だった

(みっともないじゆうとゆめだけで)

みっともない自由と夢だけで

(つながりあえてた)

繋がりあえてた

(こえたいけせないかげ)

超えたい　消せない影

(だれだってきづかれないようなこえで)

誰だって気づかれないような声で

(さけんでるんだろう)

叫んでるんだろう？

(さびしいよだけでもいますぐ)

「寂しいよ」だけでも　今すぐ

(つたえにいくよ)

伝えにいくよ

(そうぞうしいこんなよるは)

騒々しいこんな夜は

(どんなにさけんだっていい)

どんなに叫んだっていい

(おなじようにさけんでるりんじんへの)

同じように叫んでる隣人への

(しぐなるになれ)

シグナルになれ

(おわりなきよるをめざめさせるんだ)

終わりなき夜を　目覚めさせるんだ

(そうぞうしいこんなじだいさ)

騒々しいこんな時代さ

(きみとうたいつづけてここから)

君と歌い続けて　ここから

(まきおこせかぜ)

巻き起こせ風