しろむし【第2話】

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プレイ回数7.1万難易度(4.1) 1005打 長文
スズメに捕まったしろむし。いったいどうなる!?
しろむし

しろむし

白菜とお母さんが大好きなしろむしのお話です
文:ぴゃう  イラスト:くまこ

オリジナルストーリー第3弾!
ストーリーを楽しみながら実践的なタイピングの練習をしてみよう!
(全4話、毎週金曜日更新予定)

問題文

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(きがつくとしろむしはみたこともないようなたかいばしょにいました。)

気が付くとしろむしは見た事もないような高い場所にいました。

(どうやらすずめにつかまって、そらをとんでいるようです。)

どうやらすずめにつかまって、空を飛んでいるようです。

(しろむしはつめのなかでからだをくねらせてみましたが)

しろむしはツメの中で体をくねらせてみましたが

(がっちりとからだをつかまれており、みうごきがとれません。)

がっちりと体をつかまれており、身動きがとれません。

(「ええい、おとなしくしろやい」)

「ええい、大人しくしろやい」

(じたばたともがくしろむしに、すずめがこえをかけました。)

じたばたともがくしろむしに、すずめが声をかけました。

(「すずめさん、いったいぼくはどうなるのですか」)

「すずめさん、一体ぼくはどうなるのですか」

(「なんだそんなこともわからないのか。これからうちのこのごはんになるんだぞ」)

「なんだそんなことも分からないのか。これからうちの子のご飯になるんだぞ」

(しろむしはふるえあがりました。)

しろむしはふるえ上がりました。

(すずめのごはんになってしまったら、もうおかあさんにあえなくなってしまいます。)

すずめのご飯になってしまったら、もうお母さんに会えなくなってしまいます。

(ぜったいにいやだ!)

絶対にいやだ!

(しろむしはよりいっそうすずめのつめのなかでもがき)

しろむしはよりいっそうすずめのツメの中でもがき

(ちいさなくちでかみついたり、あたまをぶんぶんふったりしました。)

小さな口でかみついたり、頭をぶんぶん振ったりしました。

(「こらあばれるな!」)

「こら暴れるな!」

(すずめはもがくしろむしにぴしゃりというと)

すずめはもがくしろむしにぴしゃりと言うと

(つめのすきまからあたまをだしていきをきらしているしろむしをにらみつけました。)

ツメの隙間から頭を出して息を切らしているしろむしをにらみつけました。

(「ん、なんだおまえ、あおむしのくせにまっしろだな。)

「ん、なんだお前、あおむしのくせに真っ白だな。

(うちのこにこんなまずそうなものをたべさせてはかわいそうだ」)

うちの子にこんなまずそうなものを食べさせては可愛そうだ」

(すずめはきがかわったのか、しろむしをつかんでいたつめをぱっとひらきました。)

すずめは気が変わったのか、しろむしをつかんでいたツメをぱっと開きました。

(しろむしはあおぞらにほうりだされてしまいました。)

しろむしは青空に放り出されてしまいました。

など

(「うわーっ!!」)

「うわーっ!!」

(しろむしはぜんしんにかぜをうけ、くるくるかいてんしながらおちていきました。)

しろむしは全身に風を受け、くるくる回転しながら落ちて行きました。

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