終わらないマリオネッテ

(ゆめのあとめざめたけしきはかんさんとしたきょうしつで)

夢の跡 目覚めた景色は 閑散とした 教室で

(おそすぎたあらがうけついはうしなったものさがして)

遅過ぎた 抗う決意は 失ったもの 探して

(きこえたこえにふりむいたほどけてゆくちぇしゃねこがわらう)

聴こえた声に 振り向いた ほどけてゆく チェシャ猫が嗤う

(おわりはてたゆめにきえるけどやくそくだけはしんじていた)

終わり果てた夢に 消えるけど 約束だけは信じていた

(あやつるいとのさきでおどってまりおねっと)

操る運命のさきで 踊ってマリオネット

(せめたてるほどおいつめたゆうきでもきっといつか)

責めたてるほど追いつめた 勇気でも きっといつか

(にげばのないげきじょうはやみのなかひかりがなくてもにんぎょうはおどっている)

逃げ場のない 劇場は 闇の中 光がなくても 人形は踊っている

(きしむてがぎしぎしといたむまだうごくならさいごまで)

軋む手が ギシギシと痛む まだ動くなら 最期まで

(いつかまたあえたそのときはきいてほしいことがあるの)

いつかまた 会えたその時は 聞いてほしい ことがあるの

(あのひのままあたまをなで「がんばったね」ってそれだけでいい)

あの日のまま 頭を撫で 「頑張ったね」って それだけでいい

(つかのまのゆめにめをさましたあらがえないいとがあやつる)

束の間の夢に 目を覚ました 抗えない糸が操る

(こわれかけのからだでわらってまりおねっと)

壊れかけの体で 笑って マリオネット

(なりやまないはくしゅのあめはなみださえゆるさなくて)

鳴り止まない拍手の雨は 涙さえ 許さなくて

(おわりもなくしんじてたいのってたこころをなくしたにんぎょうはわらっている)

終わりもなく 信じてた 祈ってた 心をなくした 人形は笑っている

(このままねむりにおちたら)

このまま眠りに落ちたら

(きっとあなたにあえるのかな)

きっと あなたに 会えるのかな

(そんなゆめをみてた・・・)

そんな 夢を 見てた…

(あやつるいとのゆびさきでからまるだれかのてに)

操る糸の指先で 絡まる 誰かの手に

(わすれかけたやくそくをいまつぶやくまりおねっと)

忘れかけた約束をいま つぶやく マリオネット

(せをむけないこどくだってあくむだってきっとこえるから)

背を向けない 孤独だって 悪夢だって きっと越えるから

(おわらないまりおねって)

終わらない人形劇

(こわれるまで・・・・・・)

壊れるまで……