列 -1-

cicciさんのアカウント
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順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | berry | 8153 | 神 | 8.2 | 98.9% | 379.0 | 3124 | 34 | 59 | 2025/08/31 |
2 | zero | 6248 | A++ | 6.4 | 96.5% | 488.4 | 3166 | 114 | 59 | 2025/09/01 |
3 | Jyo | 5878 | A+ | 6.0 | 97.4% | 517.8 | 3125 | 81 | 59 | 2025/09/01 |
4 | KKKKK | 4790 | B | 5.1 | 93.8% | 617.3 | 3165 | 208 | 59 | 2025/08/31 |
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問題文
(ししょうからきいたはなしだ。)
師匠から聞いた話だ。
(だいがくにはいったばかりのころ、がっかのこーすのせんぱいたちしゅさいによる)
大学に入ったばかりの頃、学科のコースの先輩たち主催による
(しんじんかんげいかいがあった。)
新人歓迎会があった。
(えきのちかくのはんかがいで、いちじかいはしゃぶしゃぶたべほうだいのみせ。)
駅の近くの繁華街で、一次会はしゃぶしゃぶ食べ放題の店。
(にじかいはこーすのobがやっているどいつぱぶで、)
二次会はコースのOBがやっているドイツパブで、
(ぼくはくろびーるをしたたかにのまされた。)
僕は黒ビールをしたたかに飲まされた。
(さんじかいはどこにいったかおぼえていない。)
三次会はどこに行ったか覚えていない。
(ふらふらになり、まだつぎにいこうともりあがっているなかまたちから)
ふらふらになり、まだ次に行こうと盛り上がっている仲間たちから
(なんとかにげおおせたころにはよるのじゅうにじちかくになっていただろうか。)
なんとか逃げおおせた頃には夜の十二時近くになっていただろうか。
(おなじようにふらふらとあるいているすーつすがたのだんせいと)
同じようにふらふらと歩いているスーツ姿の男性と
(それにしなだれかかるようなじょせい、)
それにしなだれかかるような女性、
(ろじょうでかたをくんでうたっているだいがくせいとおぼしきいちだん、)
路上で肩を組んで歌っている大学生と思しき一団、
(でんしんばしらのねもとにしゃがみこむわかものとせなかをさするすうにんのなかま・・・・・)
電信柱の根本にしゃがみ込む若者と背中をさする数人の仲間・・・・・
(そんなごくありふれたはんかがいのこうけいをよこめにぼくはえきのほうがくにむかって、)
そんなごくありふれた繁華街の光景を横目に僕は駅の方角に向かって、
(えきたいのようにけいじょうのさだまらないあしをしったしながらあるいていた。)
液体のように形状の定まらない足を叱咤しながら歩いていた。
(まえかけすがたのてんいんがかんばんをかたづけているちゅうかりょうりやのまえにさしかかったときだった。)
前掛け姿の店員が看板を片付けている中華料理屋の前にさしかかった時だった。
(じぶんがすすんでいるみちとすいちょくにこうさするみちがしかいのぜんぽうにあり、)
自分が進んでいる道と垂直に交差する道が視界の前方にあり、
(そのじゅうじろのうえをきみょうなものがあるいているのがみえた。)
その十字路の上を奇妙なものが歩いているのが見えた。
(それはがいろなどにてらされているわけでもないのに、ほんのりとひかりをまとっている。)
それは街路灯に照らされているわけでもないのに、ほんのりと光を纏っている。
(にんげんのようにもみえるが、みょうにのっぺりしていてかおがあるあたりは)
人間のようにも見えるが、妙にのっぺりしていて顔があるあたりは
(めはなのくべつがさだかではない。)
眼鼻の区別が定かではない。
(そういうものがなんたいもぜんぽうのみちをみぎからひだりへとおりぬけていく。)
そういうものが何体も前方の道を右から左へ通り抜けて行く。
(このよのものではないということはすぐにちょっかんした。)
この世のものではないということはすぐに直感した。
(もともとたにんよりれいかんがつよく、ゆうれいのたぐいにはよくそうぐうするのであるが、)
元々他人より霊感が強く、幽霊の類にはよく遭遇するのであるが、
(こうしてまちなかでむれをなしているのをみるのはめずらしかった。)
こうして街なかで群れをなしているのを見るのは珍しかった。
(ゆっくりとじゅうじろにちかづいていくと、そのあるいているれんちゅうが)
ゆっくりと十字路に近づいていくと、その歩いている連中が
(ぎょうれつをなしておなじほうこうへすすんでいるのがわかった。)
行列をなして同じ方向へ進んでいるのが分かった。
(そのかずはじゅうやにじゅうではきかない。)
その数は十や二十ではきかない。
(むすうのひとかげがぼんやりとはんかがいのやいんにうかびながら、そろそろとあるいている。)
無数の人影がぼんやりと繁華街の夜陰に浮かびながら、そろそろと歩いている。
(さむけのするこうけいだった。)
寒気のする光景だった。
(「れいどう」ということばがおもいうかんだ。)
「霊道」という言葉が思い浮かんだ。
(ありがなかまのふぇろもんをたどっておなじみちをれつをなしてとおるように、)
蟻が仲間のフェロモンをたどって同じ道を列をなして通るように、
(なにかにみちびかれさまようみたまたちがとおるみちだ。)
なにかに導かれ彷徨う霊たちが通る道だ。
(こんなはんかがいのまっただなかに・・・・・)
こんな繁華街の真っ只中に・・・・・
(おそるおそるじゅうじろにでて、ぎょうれつのむかうほうこうをうかがう。)
恐る恐る十字路に出て、行列の向かう方向を窺う。
(どこまでずっとつづいているようなきがしたが、)
どこまでずっと続いているような気がしたが、
(みちのむこうにれつのせんとうらしきものがみえた。)
道の向こうに列の先頭らしきものが見えた。
(そのしゅんかんだった。れつのなかからこちらにてをのばしてくるやつがいた。)
その瞬間だった。列の中からこちらに手を伸ばしてくるやつがいた。
(かんいっぱつでそのてをかいくぐり、きょりをとる。)
間一髪でその手をかい潜り、距離を取る。
(おもいもかけないこうげきに、あせってあしをくじきかけた。しんぞうがばくばくしている。)
思いもかけない攻撃に、焦って足を挫きかけた。心臓がバクバクしている。
(いようにながいしろいてがなみうつようにゆれながられつのなかにもどっていく。)
異様に長い白い手が波打つように揺れながら列の中に戻っていく。
(しゅういのひとびとはだれもそのこうけいをみているようすがない。)
周囲の人々は誰もその光景を見ている様子がない。
(ぎょうれつをよこぎろうとするひとはおらず、じゅうじろにさしかかったひとも、)
行列を横切ろうとする人はおらず、十字路にさしかかった人も、
(なにげないほちょうでさゆうにおれていく。)
何気ない歩調で左右に折れていく。
(もともとそちらにむかうひとなのか、それともむいしきにれいどうを)
元々そちらに向かう人なのか、それとも無意識に霊道を
(よこぎらないようにうかいしているのか・・・・・)
横切らないように迂回しているのか・・・・・
(そんななか、かれらのそんざいが「みえて」いるぼくにはんのうしたのだろう。)
そんな中、彼らの存在が「見えて」いる僕に反応したのだろう。
(それでもれつからはなれてこちらをおいすがってくるようすはない。)
それでも列から離れてこちらを追いすがってくる様子はない。
(れつにそってすすむことはあらがいがたいなにかをひめているのか。)
列に添って進むことは抗いがたい何かを秘めているのか。
(たいせいをたてなおし、みちのちゅうしんをとおるかれらからなるべくはなれたままで、)
体勢を立て直し、道の中心を通る彼らからなるべく離れたままで、
(そのすすむほうこうへあしばやにほをすすめる。)
その進む方向へ足早に歩を進める。
(ぼんやりとひかるかれらによこからめをやると、そのきているふくが)
ぼんやりと光る彼らに横から目をやると、その着ている服が
(うっすらとみえたり、むひょうじょうなよこがおや、くだけてひらいたままのあごから)
うっすらと見えたり、無表情な横顔や、砕けて開いたままの顎から
(たれるちのり、ひだりのかたがおちこんでさこつがのぞいているすがたなどがかいまみえた。)
垂れる血糊、左の肩が落ち込んで鎖骨が覗いている姿などが垣間見えた。
(はっきりすがたがみえるものや、やみにきえいりそうなものもいて、)
はっきり姿が見えるものや、闇に消え入りそうなものもいて、
(そんな「みえかた」はばらばらでいっかんせいはなかったが)
そんな「見え方」はバラバラで一貫性はなかったが
(どれもいちようにほをみださずあるいていく。)
どれも一様に歩を乱さず歩いて行く。
(ぼくはこばしりにかけ、ふたぶろっくほどさきでそのせんとうにおいついた。)
僕は小走りに駆け、ふたブロックほど先でその先頭に追いついた。
(そのときにみたこうけいをなんとひょうげんすればいいのか。)
その時に見た光景をなんと表現すればいいのか。