王子とこじき 17
作者 マーク・トウェイン
| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | miko | 5932 | A+ | 5.9 | 99.0% | 324.5 | 1944 | 19 | 42 | 2026/06/10 |
| 2 | なさら | 3649 | D+ | 3.7 | 97.3% | 519.8 | 1950 | 53 | 42 | 2026/06/08 |
| 3 | ちいさん | 3600 | D+ | 3.6 | 98.5% | 523.2 | 1912 | 28 | 42 | 2026/06/07 |
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問題文
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((おやおや。こうなると、きがくるっていてもこくおうになりたいものだ))
(おやおや。こうなると、気が狂っていても国王になりたいものだ)
(にがわらいしながら、へんどんはしかたなくとぐちのゆかのうえにころがったのだが)
苦笑いしながら、ヘンドンは仕方なく戸口の床の上に転がったのだが
(いつのまにか、ぐっすりねむってしまった。)
いつの間にか、ぐっすり眠ってしまった。
(へんどんがめをさましたとき、へやにはひるちかいひかりがさしていた。)
ヘンドンが目を覚ましたとき、部屋には昼近い光がさしていた。
(だが、よっぽどつかれているのだろう、えどわーどはべっどのうえで)
だが、よっぽど疲れているのだろう、エドワードはベッドの上で
(まだすやすやとかわいいねいきをたてている。)
まだすやすやとかわいい寝息をたてている。
(あることをおもいついたへんどんは、たちあがると、おおきなのびをして)
あることを思いついたヘンドンは、立ち上がると、大きな伸びをして
(それからありあわせのいとで、えどわーどのせのたかさをはかった。)
それからありあわせの糸で、エドワードの背の高さを測った。
(すると、えどわーどがねがえりをうった。)
すると、エドワードが寝返りをうった。
((おっと、もうしわけございません、へいか。どうかぐっすりおやすみください。)
(おっと、申し訳ございません、陛下。どうかぐっすりお休みください。
(わたしはちょっとでかけてまいります))
私はちょっと出かけてまいります)
(さん、よんじゅっぷんもたっただろうか、へんどんがかえってきた。)
三、四十分もたっただろうか、ヘンドンが帰ってきた。
(そして、かかえてきたつつみをあけると、だいぶふるびていたが)
そして、抱えてきた包みをあけると、だいぶ古びていたが
(おとこのこのふくがひとそろいでてきた。)
男の子の服が一そろい出てきた。
(「ふるぎでは、ぴったりのすんぽうのものはなかなかみつからんなあ。)
「古着では、ぴったりの寸法のものはなかなか見つからんなあ。
(だが、ながいところはちょんぎるし、みじかすぎたらぬいこんだのをだせばいい。)
だが、長いところはちょん切るし、短すぎたら縫い込んだのを出せばいい。
(いや、そいつはこまるぞ、はりといとでぬわなければなるまい。)
いや、そいつは困るぞ、針と糸で縫わなければなるまい。
(くろうつづきのわたしだが、あのはりといとというやつはねがいさげにしたいものだ」)
苦労続きの私だが、あの針と糸というやつは願い下げにしたいものだ」
(こんなひとりごとをいいながら、そろそろえどわーどをおこそうとした。)
こんな独り言を言いながら、そろそろエドワードを起こそうとした。
(「もしもし・・・、そうだ。へいか、おおきください」といいながら)
「もしもし・・・、そうだ。陛下、お起きください」と言いながら
など
(べっどのうえへかがみこんだへんどんは)
ベッドの上へかがみこんだヘンドンは
(「ああっ、これは、どうしたことだ・・・」とおもわずさけびごえをあげた。)
「ああっ、これは、どうしたことだ・・・」と思わず叫び声をあげた。
(いない。えどわーどのかげもかたちもきえているのだ。)
いない。エドワードの影も形も消えているのだ。
(このこえできゅうじにんがどあをあけた。)
この声で給仕人がドアを開けた。
(「こらっ、こどもはどこへいったんだ」)
「こらっ、子どもはどこへ行ったんだ」
(「へ。おや、それじゃあだんなは、ごぞんじなかったんですか」)
「へ。おや、それじゃあ旦那は、ご存じなかったんですか」
(「ばか。はじめからはっきりいってみろ」)
「ばか。はじめからはっきり言ってみろ」
(「だんなさまがおでかけになってすぐ、わかいおとこがとびこんできて)
「旦那様がお出かけになってすぐ、若い男が飛び込んできて
(そこのこをおこしたんです。そして、だんなさまがさざーくがわのはしのたもとで)
そこの子を起こしたんです。そして、旦那様がサザーク川の橋のたもとで
(まっているから、はやくいっしょにこいといいまして・・・」)
待っているから、早く一緒に来いと言いまして・・・」
(「わたしがまってるからこいといったと」)
「私が待ってるから来いと言ったと」
(「はい。そこでこどもはあわててついていったのですが、)
「はい。そこで子供は慌ててついて行ったのですが、
(へええ・・・じゃ、ちがうんですか」)
へええ・・・じゃ、違うんですか」
(へんどんは、くやしさにくちびるをかんだ。)
ヘンドンは、悔しさに唇をかんだ。
(「ぺてんだ、そいつは。あのこをかどわかしやがったんだ。)
「ペテンだ、そいつは。あの子をかどわかしやがったんだ。
(ちくしょう・・・よし、どんなことがあろうとさがしだしてやるぞ。)
畜生・・・よし、どんなことがあろうと探し出してやるぞ。
(あのかわいいいばりんぼうを」)
あの可愛いいばりんぼうを」
(ぼんやりつったっているきゅうじにんをおいだすと、)
ぼんやりつっ立っている給仕人を追い出すと、
(へんどんはしんみりとひとりごとをいった。)
ヘンドンはしんみりと独り言を言った。
(「そうだったのか。あのこはこのへんどんがまっているときいて)
「そうだったのか。あの子はこのヘンドンが待っていると聞いて
(あんしんしてついていったんだな。かわいそうに。)
安心してついて行ったんだな。かわいそうに。
(そんなにまで、わたしをしんようしていたんだ・・・」)
そんなにまで、私を信用していたんだ・・・」