シーラカンス通り
三島由紀夫の戯曲「黒蜥蜴」の主人公が、もしも幻の街でストリッパーをしていたらという妄想から誕生。ストリッパーと歌手、手法は違えどステージでは裸、というところでは近しいものがあると信じております。
「黒蜥蜴」の戯曲にはビカビカでギラギラな言葉が並んでいて、滑稽さも感じたし、振り切れたカッコよさがあって。そこからは同人誌を作っちゃう人と同じ感覚だと思うんですけど、サイドストーリーを創作して曲にしたいと考えたんです。
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歌詞(問題文)
(ほしのあかりぽつんとともるころ)
星のあかりぽつんと灯るころ
(まちはめざめこだいぎょのよううごきだす)
街は目覚め古代魚のよう動きだす
(しゃわーをあびたならでかけなくちゃ)
シャワーを浴びたなら出掛けなくちゃ
(あかいはんどばっぐかたてにして)
赤いハンドバッグ片手にして
(あのみせでまっている)
あの店で待っている
(じゅうじゅんなめでまっている)
従順な目で待っている
(このるーじゅにみせられた)
このルージュに魅せられた
(たましいもがれたかおのやつらが)
魂もがれた顔のやつらが
(わたしきっとてんごくにはいけない)
わたしきっと天国にはいけない
(くろいつばさはおれてしまったの)
黒い翼は折れてしまったの
(どらごんのきすをおしえるわ)
ドラゴンのキスを教えるわ
(おそらにかえれないくろとかげ)
お空に帰れない黒蜥蜴
(ねえみてみたいでしょ)
ねえ見てみたいでしょ
(せなかにかくしたきずあとを)
背中に隠した傷跡を
(このぬーどにこがれている)
このヌードに焦がれている
(たましいうっためをしているあなたも)
魂売った目をしている あなたも
(よあけまでつづくしょうたいむ)
夜明けまで続くショウタイム
(おどりこはすれためつき)
踊り子は擦れた目つき
(どうどうとはだかをあらわにほほえむ)
堂々と裸をあらわに微笑む
(つかれきったたましいくってこのまちでいきているの)
疲れきった魂喰ってこの街で生きているの
(おいるまでおどりつづける)
老いるまで踊りつづける
(しんきろうのなかで)
蜃気楼の中で
(いまこのまちにのまれるまえにいきているあかしがほしいの)
いまこの街にのまれるまえに生きている証が欲しいの
(ただやすらぎにであえるならばとたましいにうごかされている)
ただやすらぎに出逢えるならばと魂に動かされている
(わたしも)
わたしも