エキセントリック

(あいつがああだっていってた)

あいつがああだって言ってた

(こいつがこうだろうっていってた)

こいつがこうだろうって言ってた

(さしだしにんのないうわさのたぐい)

差出人のない噂の類(たぐ)い

(かくしょうないほどかくさんする)

確証ないほど拡散する

(いがいにああみえてこうだとか)

意外にああ見えてこうだとか

(やっぱりそうなんだなんてね)

やっぱりそうなんだなんてね

(ほんにんもしらないぼくができあがって)

本人も知らない僕が出来上がって

(ちがうじぶんそんざいするよ)

違う自分存在するよ

(なにがほんとなんてどうでもいい)

何が真実(ほんと)なんてどうでもいい

(わかってもらおうなんてむりなんだ)

わかってもらおうなんて無理なんだ

(たおれていくあくいのどみの)

倒れていく悪意のドミノ

(とめようたってとめられない)

止めようたって止められない

(ていせいしたとこで)

訂正したとこで

(またおなじことのくりかえし)

また同じことの繰り返し

(もうそういうのうんざりなんだよ)

もう そういうのうんざりなんだよ

(だれもがかざみどりみたいにかぜのむきしだいで)

誰もが風見鶏みたいに 風の向き次第で

(あっちこっちへところころかわる)

あっちこっちへとコロコロ変わる

(せけんのこえにみみをふさいで)

世間の声に耳を塞いで

(いきたいようにいきるしかない)

生きたいように生きるしかない

(だからぼくはひとりでこころとざしてまじわらないんだ)

だから僕は一人で心閉ざして交わらないんだ

(ｉａｍｅｃｃｅｎｔｒｉｃかわりものでいい)

I am eccentric 変わり者でいい

(りかいされないほうがよっぽどらくだとおもったんだ)

理解されない方がよっぽど楽だと思ったんだ

(ひとのめきにしないあいなんてえんをきる)

他人(ひと)の目気にしない 愛なんて縁を切る

(はみだしてしまおうじゆうなんてそんなもの)

はみ出してしまおう 自由なんてそんなもの

(あれってああだってきいたよ)

あれってああだって聞いたよ

(ほんとはこうらしいってきいたよ)

ホントはこうらしいって聞いたよ

(すいそくだらけのでんごんげーむ)

推測だらけの伝言ゲーム

(もとのねたはどこにある？)

元のネタはどこにある？

(ぜったいだれにもいうなよ)

絶対誰にも言うなよ

(ここだけのはなしってみみうち)

ここだけの話って耳打ち

(もれないひみついつもつつぬけで)

漏れない秘密 いつも筒抜けで

(くちがかたいやつなどいるものか)

口が堅い奴などいるものか

(もうだれがみかたかなんて)

もう誰が味方かなんて

(どうでもいいそんとくはかんけいない)

どうでもいい 損得は関係ない

(しんじるしんじない)

信じる 信じない

(むせきにんなともだちごっこ)

無責任な友達ごっこ

(こうていもひていもうそも)

肯定も否定も嘘も

(つごういいようにされるだけ)

都合いいようにされるだけ

(もうそういうのかんべんしてよ)

もう そういうの勘弁してよ

(すべてがふぃくしょんもうそうだって)

すべてがフィクション 妄想だって

(おとなげないいのせんす)

大人げないイノセンス

(うそとかぎまんにあふれるせかい)

嘘とか欺瞞に溢れる世界

(きれいなかわにさかなはいないと)

キレイな川に魚はいないと

(したりがおしてだれかはいうけど)

したり顔して誰かは言うけど

(そんなきたないかわならぼくはぜったいおよぎたくはない)

そんな汚い川なら 僕は絶対泳ぎたくはない

(ｉａｍｅｃｃｅｎｔｒｉｃかわりものでいい)

I am eccentric 変わり者でいい

(ふつうなんかごめんだぼくはぼくでいさせてくれ)

普通なんかごめんだ 僕は僕でいさせてくれ

(けいえんされたってすきなようにいきてくよ)

敬遠されたって 好きなように生きてくよ

(かめれおんみたいにおなじいろにそまれない)

カメレオンみたいに 同じ色に染まれない

(じょうだんじゃないきょうみもない)

冗談じゃない 興味もない

(あわせたくないそんなにあんなに)

合わせたくない そんなにあんなに

(きようじゃない)

器用じゃない

(ふつうでいることってなんだ？)

普通でいることって何だ？

(ぼくはふつうとおもってる)

僕は普通と思ってる

(みんなこそかわりものだ)

みんなこそ変わり者だ

(ｉａｍｅｃｃｅｎｔｒｉｃかわりものでいい)

I am eccentric 変わり者でいい

(りかいされないほうがよっぽどらくだとおもったんだ)

理解されない方がよっぽど楽だと思ったんだ

(ひとのめきにしないあいなんてえんをきる)

他人(ひと)の目気にしない 愛なんて縁を切る

(はみだしてしまおうじゆうなんてそんなもの)

はみ出してしまおう 自由なんてそんなもの