死んだらどこへ行くのかな

(じょうずにきずつけていくりょうてはずっとぶきようなままで)

上手に傷つけていく　両手はずっと不器用なままで

(だいじなものをかぞえているいつもなにかたりない)

大事なものを数えている　いつも何か足りない

(いたむゆびとこうかいでぼくがすっぽりはいるくらいの)

傷む指と後悔で　ボクがすっぽり入るくらいの

(ふかいあなをほっているそれがじんせいなんだ)

深い穴を掘っている　それが人生なんだ

(いきをすってはいてすきにやっていきて)

息を吸って吐いて　好きにやって　生きて

(じぶんらしくなんていえたらいい)

「自分らしく」なんて言えたらいい？

(それでやっとひとりぼっちはれてひとりぼっち)

それでやっとひとりぼっち　晴れてひとりぼっち

(それならだいぶらくだろうな)

それならだいぶ楽だろうな

(しんだらどこへいくのかなねむるようにおわるのかな)

死んだらどこへ行くのかな　眠るように終わるのかな

(かなしいだってきえるのかなこわくなってさたまらないんだ)

悲しいだって消えるのかな　怖くなってさ　堪らないんだ

(ぜんぶわすれてしまえるかなぜんぶわすれてもらえるかな)

全部忘れてしまえるかな　全部忘れてもらえるかな

(どうしてむねがいたむのかなこたえておくれよ)

どうして胸が痛むのかな　答えておくれよ

(いきることがいやになったしんでしまいたいほどでもないが)

生きることが嫌になった　死んでしまいたいほどでもないが

(ふかいあなをほっているもうさつかれたよ)

深い穴を掘っている　もうさ　疲れたよ

(いとしいものがふえるつまりはうしなうものがふえることなの)

愛しいものが増える　つまりは　失うものが増えることなの？

(それならぼくはそれならぼくははなからぼくは)

それならボクは　それならボクは　端からボクは

(ひとりきりでいいのに)

ひとりきりでいいのに

(しんだらどこへいくのかなきみにもういちどあえるかな)

死んだらどこへ行くのかな　君にもう一度会えるかな

(よわいぼくをみているかなわらいとばしてくれたらいいな)

弱いボクを見ているかな　笑い飛ばしてくれたらいいな

(こんなふあんもなくなるかななみだなんてなくなるかな)

こんな不安もなくなるかな　涙なんてなくなるかな

(どうしていきているのかなこたえておくれよ)

どうして生きているのかな　答えておくれよ

(わすれてしまえるだけどほんとうはわすれてしまいたいこともないんだ)

忘れてしまえる　だけど本当は　忘れてしまいたいこともないんだ

(きらいだってことばもきずつけあったことばも)

嫌いだって言葉も　傷つけ合った言葉も

(ぼくをこのせかいにきざんでくれてありがとう)

ボクをこの世界に刻んでくれて　ありがとう

(しんだらどこへいくのかなしんだらどこへいくのかな)

死んだらどこへ行くのかな　死んだらどこへ行くのかな

(どこへだってでもいいからもうなにもなくしたくないんだ)

どこへだってでもいいから　もう何も失くしたくないんだ

(しんだらどこへいくのかななにもないならごめんだな)

死んだらどこへ行くのかな　何もないならごめんだな

(いきていたくないけれどこたえておくれよ)

生きていたくないけれど　答えておくれよ

(しんだらきみにあえるならこたえておくれよ)

死んだら君に会えるなら　答えておくれよ