ペットの話 -4-
師匠シリーズ
以前cicciさんが更新してくださっていましたが、更新が止まってしまってしまったので、続きを代わりにアップさせていただきます。
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問題文
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(けっきょくどこでその「ころしてやる」ということばをおぼえてしまったのかは)
結局どこでその「コロシテヤル」という言葉を覚えてしまったのかは
(わからなかったが、ぴーちはそのころからときおり、)
分からなかったが、ピーチはそのころから時おり、
(そういうだれもおしえていないはずのことばをさえずるようになった。)
そういう誰も教えていないはずの言葉をさえずるようになった。
(「こうえんのすなば、ぽしぇっとが、おちてる」)
「コウエンノスナバ、ポシェットガ、オチテル」
(「かきざわさんの、ごしゅじん、ぶちょうになった」)
「カキザワサンノ、ゴシュジン、ブチョウニナッタ」
(「せんきょかー、うるさい」)
「センキョカー、ウルサイ」
(そのほとんどはたわいもないものだったが、みんなまったくみにおぼえがなく、)
そのほとんどは他愛もないものだったが、みんな全く身に覚えがなく、
(それどころか、だれもしらなかったようなじょうほうまであった。)
それどころか、誰も知らなかったような情報まであった。
(たとえば、せんきょかーがうるさい、とぴーちがいったじてんでは、)
例えば、選挙カーがうるさい、とピーチが言った時点では、
(まだせんきょかーはうちのいえのあたりにはまだきていなかった。)
まだ選挙カーはうちの家のあたりにはまだ来ていなかった。
(いったいどうしてぴーちがそんなことばをしゃべるのかわからないので、)
いったいどうしてピーチがそんな言葉を喋るのか分からないので、
(きもちがわるかった。)
気持ちが悪かった。
(いもうとのせつでは、ぴーちはいわばいきたらじおのようなもので、)
妹の説では、ピーチは言わば生きたラジオのようなもので、
(しゅうはすうのあっただれかのいけんをじゅしんして、)
周波数のあった誰かの意見を受信して、
(それをじどうてきにくちにしているのではないかとのことだった。)
それを自動的に口にしているのではないかとのことだった。
(かわれていたしんせきのいえではおじいちゃんがなくなったが、)
飼われていた親戚の家ではお祖父ちゃんが亡くなったが、
(そのれいこんがまだそのいえにただよっていて、)
その霊魂がまだその家に漂っていて、
(ときどきぴーちのくちをかりてしゃべるのだという。)
時々ピーチの口を借りて喋るのだという。
(そんなわけあるか、といってやったが、)
そんなわけあるか、と言ってやったが、
(どうぶつはにんげんよりもおばけにたいするれいかんがつよいのだとしゅちょうする。)
動物は人間よりもお化けに対する霊感が強いのだと主張する。
など
(「ねこのぶーちゃんだって、ときどきなにもないかべをみている」というのが)
「猫のぶーちゃんだって、時々なにもない壁を見ている」というのが
(ほきょうざいりょうだった。)
補強材料だった。
(あれはたしかにわたしもなんでだろうとおもったことがある。)
あれは確かに私もなんでだろうと思ったことがある。
(いもうとがいうには、うちにやってきたぴーちはちかくにおじいちゃんのれいも)
妹が言うには、うちにやってきたピーチは近くにお祖父ちゃんの霊も
(いなくなったので、いまではきんじょのひとのしねんや、)
いなくなったので、今では近所の人の思念や、
(ふゆうれいのこえをじゅしんしてしまっているのだ、ということだった。)
浮遊霊の声を受信してしまっているのだ、ということだった。
(そんなことをせつめいすると、よーこはいやそうなかおをしてあとずさった。)
そんなことを説明すると、ヨーコは嫌そうな顔をして後ずさった。
(「うそだあ」)
「うそだあ」
(いままさについばもうとしていたひまわりのたねをひっこめられたぴーちが、)
今まさについばもうとしていたひまわりの種を引っ込められたピーチが、
(いらだったようにかごのわくをうちがわからかんでがしゃがしゃとゆらした。)
苛立ったように籠の枠を内側から噛んでガシャガシャと揺らした。
(「あたしそういうのにがてなんだから、やめてよね」)
「あたしそういうの苦手なんだから、やめてよね」
(「わるいわるい」)
「悪い悪い」
(わたしはわらってそういいながら、どこかむねのかたすみでふと、)
私は笑ってそう言いながら、どこか胸の片隅でふと、
(こおりつくようなつめたいものになでられたようなかんかくをおぼえた。)
凍りつくような冷たいものに撫でられたような感覚をおぼえた。
(それはいもうとのしゅちょうするかいだんめいたはなしとはまたべつの、いしつなそうぞうであり、)
それは妹の主張する怪談めいた話とはまた別の、異質な想像であり、
(あるときふいにじぶんのあたまのなかにするりといりこんだそれは、)
ある時ふいに自分の頭の中にするりと入り込んだそれは、
(あるしゅのぼうばくとしたふあんと、めまいとをわたしにもたらした。)
ある種の茫漠とした不安と、眩暈とを私にもたらした。
(それをおもいだしてしまったのだった。)
それを思い出してしまったのだった。
(「ああ、もう」)
「ああ、もう」
(よーこはかおをこわばらせたわたしにきづきもせず、あたまをふりながら、)
ヨーコは顔を強張らせた私に気づきもせず、頭を振りながら、
(ぴーちにひまわりのたねをもういちどあげようとてをのばす。)
ピーチにひまわりの種をもう一度あげようと手を伸ばす。
(そのあしもとではらざるすがうわめづかいにはなさきをちかづけていて、)
その足元ではラザルスが上目遣いに鼻先を近づけていて、
(そうしてあんまりにおいをかいでいるのがきになったのか、)
そうしてあんまり匂いを嗅いでいるのが気になったのか、
(へやのすみでまるくなっていたぶーまでがおきあがって、)
部屋の隅で丸くなっていたぶーまでが起き上がって、
(はんたいのひざがわからにおいをかぎはじめた。)
反対のヒザ側から匂いを嗅ぎ始めた。
(「ねえちょっと、なんかさっきからこのこたち、れでぃーにしつれいじゃない?」)
「ねえちょっと、なんかさっきからこの子たち、レディーに失礼じゃない?」
(たったままへんなかおをするよーこにわたしはわらっていう。)
立ったまま変な顔をするヨーコに私は笑って言う。
(「はじめてみるようなひとには、いつもこうだよ」)
「初めて見るような人には、いつもこうだよ」
(「ほんとにぃ?」)
「ほんとにぃ?」
(「ほんとうだ」)
「本当だ」
(うでぐみをしながらわたしはむだにちからづよくだんげんした。)
腕組みをしながら私は無駄に力強く断言した。
(そんなことがあったすうじつご。)
そんなことがあった数日後。
(よなかにふとめがさめたわたしは、のどのかわきをおぼえてねどこからおきあがった。)
夜中にふと目が覚めた私は、喉の渇きを覚えて寝床から起き上がった。
(いまなんじだ?)
いま何時だ?
(あかりをつけようとしたが、めがくらむのがいやで、)
明かりをつけようとしたが、目が眩むのが嫌で、
(けっきょくそのままあるいてじぶんのへやをでる。)
結局そのまま歩いて自分の部屋を出る。
(にかいのろうかはかいだんのわきのちいさなしょうめいだけがぽつんとついていて、)
二階の廊下は階段の脇の小さな照明だけがぽつんと点いていて、
(そのあかりをたよりにいちかいにおりていく。)
その明かりを頼りに一階に降りていく。
(かぞくはみんなねていて、いえのなかはしん、としている。)
家族はみんな寝ていて、家の中はしん、としている。